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公開番号2025117077
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011754
出願日2024-01-30
発明の名称上衣
出願人住商モンブラン株式会社
代理人個人,個人
主分類A41B 3/00 20060101AFI20250804BHJP(衣類)
要約【課題】簡易な構造で、表裏いずれにおいても開閉部近傍の外観を同様にすることができる上衣を提供する。
【解決手段】上衣1は、開閉部3と、開閉部3によって開閉可能となる第1領域(右前身頃)21及び第2領域(左前身頃)22とを有する。開閉部3の一方の側端部は、第1領域21の表側において第1領域21に取り付けられている。開閉部3の他方の側端部は、第2領域22の裏側において第2領域22に取り付けられている。表側において、開閉部3の一方の側端部と第1領域21との取付け箇所近傍、特に、開閉部3の一方の側端部の先端は、第1被覆テープ4によって被覆されている。裏側において、開閉部3の他方の側端部と第2領域22との取付け箇所近傍、特に、開閉部3の他方の側端部の先端は、第2被覆テープ5によって被覆されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
開閉部と、前記開閉部によって開閉可能となる第1領域及び第2領域とを有する上衣であって、
前記開閉部の一方の側端部は、前記第1領域の開閉端部の表側に取付けられており、
前記開閉部の他方の側端部は、前記第2領域の開閉端部の裏側に取付けられており、
前記表側において前記開閉部の一方の側端部と前記第1領域の開閉端部との取付け箇所近傍を被覆するように第1被覆テープが取付けられており、
前記裏側において前記開閉部の他方の側端部と前記第2領域の開閉端部との取付け箇所近傍を被覆するように第2被覆テープが取り付けられている、上衣。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
請求項1に記載の上衣であって、
前記第1領域は、右前身頃及び左前身頃のいずれか一方であり、
前記第2領域は、右前身頃及び左前身頃のいずれか他方である、上衣。
【請求項3】
請求項1に記載の上衣であって、
前記開閉部の一方の側端部は、前記第1被覆テープの前記開閉部側の端部と前記第1領域の開閉端部との間に位置づけられて、前記第1被覆テープの前記開閉部側の端部と前記第1領域の開閉端部とともに縫い付けられ、
前記第1被覆テープの前記開閉部とは反対側の端部は、前記第1領域に縫い付けられている、上衣。
【請求項4】
請求項1に記載の上衣であって、
前記開閉部の他方の側端部は、前記第2被覆テープの前記開閉部側の端部と前記第2領域の開閉端部との間に位置づけられて、前記第2被覆テープの前記開閉部側の端部と前記第2領域の開閉端部とともに縫い付けられ、
前記第2被覆テープの前記開閉部とは反対側の端部は、前記第2領域に縫い付けられている、上衣。
【請求項5】
請求項1に記載の上衣であって、
前記開閉部は、ファスナーである、上衣。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の上衣であって、
前記上衣は、医療用上衣又は介護用上衣である、上衣。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、リバーシブルの上衣、特に、医療従事者等が着用する医療用上衣又は介護用上衣等の作業用上衣に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、種々のリバーシブルの上衣が提供されている。リバーシブルの上衣は、表裏において異なるデザインを施し、着用者の嗜好又は気分、或いは、下着とのデザインの組合せ等に応じて、表裏いずれかのデザインを選択して着用することができる。また、医療従事者等の作業者が着用する作業用上衣では、表裏においてデザインを変えることによって、日勤又は夜勤を識別する等、職務の識別等に利が可能な上衣が模索されている。
【0003】
また、リバーシブルの上衣、特に医療用上衣又は介護用上衣等のように通常裏地を用いない上衣では、通常、前身頃に設けられたファスナー等の開閉部の外観が表裏夫々で相違する。そのため、着用時の外観の統一性という観点から、表裏のいずれで着用しても開閉部近傍の外観が同様のリバーシブルの上衣が求められている。
【0004】
実開昭56-111109号公報(特許文献1)は、スキー又はスケート等の寒冷地用及び一般地における冬期のタウン用として、防寒機能を持たせたリバーシブルコートを開示している。リバーシブルコートは、前身頃に取り付けられたファスナーによって開閉可能となる開口部を有し、開口部に近接して表裏の左右異なる位置に保温材を入れた覆体を設け、開口部を覆うようにスナップ釦で覆体を固着している。これにより、リバーシブルコートは、開口部を介しての寒気の侵入を防止している。
【0005】
実開平5-27006号公報(特許文献2)は、裏返しすることで表裏両面を使用できるリバーシブルズボンの前立て部構造を開示している。リバーシブルズボンの前立て部構造は、幅方向の先端部に表身返布が縫着された表面側の前立て部形成用の本体表面片部と、表身返布の幅方向の先端部に縫着される本体裏面を折り返して形成した裏身返部と、幅方向の先端部に裏身返布が縫着された裏面側の前立て部形成用の本体裏面片部と、各裏身返布の幅方向の先端部に縫着される本体表面を折り返して形成した表身返部と、両表裏身返部の幅方向の先端部に跨がって設けられるファスナーと、また互いに重なり合う表身返布および本体表面、裏身返布および本体裏面に設けられる係合部材(面ファスナ)とを備えている。これにより、リバーシブルズボンの前立て部構造は、ズボンの前立て部を複雑に折り曲げて形成する必要がなく、製造が容易で、折り返しを少なくしてズボンのデザイン性を良好となし、また、前立て部の防水性も向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開昭56-111109号公報
実開平5-27006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のリバーシブルコートは、表裏両側に設けられた覆体を閉じれば、表裏のいずれにおいても開口部の外観は同じになる。しかしながら、特許文献1のリバーシブルコートは、防寒が目的であり、ファスナーを閉じた後に表裏両側の覆体をスナップ釦で固着しなければならず、着用に手間がかかる。特に、医療従事者等が着用する作業用上衣においては、着用の簡便さだけでなく、作業時に覆体等が患者又は被介護者等に接触してスナップ釦が離脱すること等を防止する必要があり、作業性のし易さも求められる。
【0008】
また、特許文献2のリバーシブルズボンの前立て部構造は、本体表面片部及び表身返布、又は、本体裏面片部及び裏身返布によりファスナーを覆い、係合部材により表身返布又は裏身返布を夫々本体表面又は裏面表面に係合すれば、表裏いずれにおいても前立て部の外観は同じになる。しかしながら、リバーシブルズボンの前立て部構造は、ファスナーを覆う表身返布又は裏身返布を係合部材により夫々本体表面又は裏面表面に係合しなければならず、着用に手間がかかる。また、特許文献2のリバーシブルズボンは、あくまでズボンの前立て部の構造であって比較的複雑な構造である上に、上衣に関する提案は為されていない。特に、作業用上衣において、上述の通り、着用の簡便さ、及び、作業のし易さを考慮し、より簡易な構造にできる余地はある。
【0009】
そこで、本開示は、簡易な構造で、表裏いずれにおいても開閉部近傍の外観を同様にすることができる上衣を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本開示は次のような解決手段を講じた。すなわち、本開示に係る上衣は、開閉部と、開閉部によって開閉可能となる第1領域及び第2領域とを有する上衣である。開閉部の一方の側端部は、第1領域の開閉端部の表側に取付けられている。開閉部の他方の側端部は、第2領域の開閉端部の裏側に取付けられている。表側において開閉部の一方の側端部と第1領域の開閉端部との取付け箇所近傍を被覆するように第1被覆テープが取付けられている。裏側において開閉部の他方の側端部と第2領域の開閉端部との取付け箇所近傍を被覆するように第2被覆テープが取り付けられている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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