TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025116280
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2025094867,2021082397
出願日2025-06-06,2021-05-14
発明の名称医療用カテーテル
出願人株式会社ジェイ・エム・エス,学校法人 久留米大学,MDI株式会社
代理人弁理士法人池内アンドパートナーズ
主分類A61M 25/095 20060101AFI20250731BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】従来のコネクタとの互換性を確保しながら、チューブの径に関して選択の自由度を向上させる。
【解決手段】柔軟な中空の導光性チューブ50の基端にコネクタ10が設けられている。コネクタ10は、中空筒形状の筒部材21を備える。チューブ50は、チューブ50の基端面51が筒部材21の先端に露出されるようにコネクタ10に挿入されている。チューブ50は、コネクタ10外に、一定の内径を有する基径部52を備える。チューブ50の基端面51での内径は基径部52の内径とは異なる。
【選択図】図2B
特許請求の範囲【請求項1】
柔軟な中空の導光性チューブと、前記導光性チューブの基端に設けられたコネクタとを備えた医療用カテーテルであって、
前記コネクタは、中空筒形状の筒部材を備え、
前記導光性チューブは、前記導光性チューブの基端面が前記筒部材の先端に露出されるように前記コネクタに挿入されており、
前記導光性チューブは、前記コネクタ外に、一定の内径を有する基径部を備え、
前記導光性チューブの前記基端面での内径は前記基径部の内径とは異なることを特徴とする医療用カテーテル。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記導光性チューブは、前記基端面から延び且つ一定の内径を有する異径部と、前記基径部と前記異径部との間で内径が変化する径変化部とを更に備える請求項1に記載の医療用カテーテル。
【請求項3】
前記導光性チューブの内径が前記コネクタ内において変化している請求項1又は2に記載の医療用カテーテル。
【請求項4】
前記導光性チューブの内径が前記コネクタ外において変化している請求項1又は2に記載の医療用カテーテル。
【請求項5】
前記導光性チューブの外径は、前記筒部材内において一定である請求項1~4のいずれか一項に記載の医療用カテーテル。
【請求項6】
前記導光性チューブの前記基端面は、前記筒部材の前記先端と共通する一平面を構成する請求項1~5のいずれか一項に記載の医療用カテーテル。
【請求項7】
前記コネクタは、前記筒部材と同軸に配置された中空円筒形状の基管を更に備え、
前記導光性チューブは、前記基管から導出されている請求項1~6のいずれか一項に記載の医療用カテーテル。
【請求項8】
前記コネクタは、前記筒部材を取り囲む外筒と、前記外筒の前記筒部材に対向する内周面に設けられた雌ネジとを更に備える請求項1~7のいずれか一項に記載の医療用カテーテル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、導光性チューブの基端にコネクタが設けられた医療用カテーテルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
医療分野において、検査や治療のために、患者に柔軟な中空のチューブを挿入することがある。例えば、咀嚼や嚥下が困難となった患者に対して外部から液状の栄養剤を補給するために、口又は鼻から挿入されたチューブを介して栄養剤を胃に直接的に送り込む経管栄養が行われる。経管栄養では、栄養剤を送り込むのに先だって、チューブの先端が胃内に位置していることを確認する必要がある。
【0003】
特許文献1には、チューブ自体を導光路として使用する、医療用チューブの先端位置検出システムが記載されている。具体的には、チューブを患者に挿入した状態で、光を、チューブの基端面に入射させ、チューブの先端から放出させる。この光を体外から観察することにより、チューブ先端位置を確認する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2021/024992A1
特開2015-119837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
経管栄養では栄養剤が貯留された容器から胃までの栄養剤が流れる流路を形成するために、チューブの基端にコネクタを設ける必要がある。コネクタは、従来の経管栄養で使用されているコネクタと互換性を有することが望まれる。
【0006】
特許文献1では、光が入射するチューブの基端面は、コネクタの筒部材(オス部材)の先端と略同一面に配置されている(特許文献1の図2A及び図2B)。この構成では、筒部材の先端での流路の開口径(以下「先端開口径」という)は、チューブの内径に一致する。先端開口径に関して従来のコネクタと互換性を確保するためには、従来のコネクタの先端開口径と同じ内径を有するチューブを用いる必要がある。したがって、チューブの径に関して選択の自由度が低いという課題がある。
【0007】
本発明は、導光性チューブの基端にコネクタが設けられた医療用カテーテルにおいて、従来のコネクタとの互換性を確保しながら、チューブの径に関して選択の自由度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の医療用カテーテルは、柔軟な中空の導光性チューブと、前記導光性チューブの基端に設けられたコネクタとを備える。前記コネクタは、中空筒形状の筒部材を備える。前記導光性チューブは、前記導光性チューブの基端面が前記筒部材の先端に露出されるように前記コネクタに挿入されている。前記導光性チューブは、前記コネクタ外に、一定の内径を有する基径部を備える。前記導光性チューブの前記基端面での内径は前記基径部の内径とは異なる。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、導光性チューブの基端面での内径を従来のコネクタの先端開口径と同じに設定しながら、基径部の内径を任意に選択することが可能である。このため、本発明によれば、従来のコネクタとの互換性を確保しながら、チューブの径の選択の自由度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態1にかかる医療用カテーテルを用いて、チューブの先端位置を検出する方法を示す。
図2Aは、本発明の実施形態1にかかる医療用カテーテルの基端部分の斜視図である。
図2Bは、本発明の実施形態1にかかる医療用カテーテルの基端部分の断面図である。
図3は、光源装置に接続された本発明の実施形態1にかかる医療用カテーテルの基端部分の断面図である。
図4は、本発明の実施形態2にかかる医療用カテーテルの基端部分の断面図である。
図5は、本発明の実施形態3にかかる医療用カテーテルの基端部分の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
健康器具
6か月前
個人
鼾防止用具
6か月前
個人
短下肢装具
1か月前
個人
洗井間専家。
4か月前
個人
前腕誘導装置
1か月前
個人
脈波測定方法
6か月前
個人
白内障治療法
5か月前
個人
脈波測定方法
6か月前
個人
嚥下鍛錬装置
1か月前
個人
矯正椅子
2か月前
個人
ホバーアイロン
4か月前
個人
歯の修復用材料
2か月前
個人
バッグ式オムツ
2か月前
個人
陣痛緩和具
1か月前
個人
哺乳瓶冷まし容器
1か月前
三生医薬株式会社
錠剤
5か月前
個人
歯の保護用シール
2か月前
個人
湿布連続貼り機。
6日前
個人
口内洗浄具
6か月前
個人
車椅子持ち上げ器
5か月前
個人
シャンプー
4か月前
株式会社結心
手袋
5か月前
個人
性行為補助具
23日前
個人
服薬支援装置
5か月前
株式会社大野
骨壷
1か月前
株式会社八光
剥離吸引管
2か月前
株式会社ダリヤ
皮膚化粧料
5か月前
株式会社GSユアサ
歩行器
3か月前
株式会社ファンケル
化粧料
5か月前
個人
高気圧環境装置
2か月前
個人
シリンダ式歩行補助具
27日前
株式会社松風
口腔用組成物
1か月前
個人
歯列矯正用器具
5か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
3か月前
個人
形見の製造方法
2か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
6か月前
続きを見る