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公開番号
2025115734
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010349
出願日
2024-01-26
発明の名称
経口組成物
出願人
興和株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
36/8962 20060101AFI20250731BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ニンニク加工物由来の不快臭が増強されにくい新たな液状又は半固形状の経口組成物の提供。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)ニンニク加工物
(B)ゲル化剤
(C)リンゴ系香料
を含有する、液状又は半固形状の経口組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)ニンニク加工物
(B)ゲル化剤
(C)リンゴ系香料
を含有する、液状又は半固形状の経口組成物。
続きを表示(約 45 文字)
【請求項2】
経口液剤又は経口ゼリー剤である請求項1に記載の経口組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液状又は半固形状の経口組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ニンニク加工物は、疲労回復効果、滋養強壮効果、胃収縮力増強作用、新陳代謝促進作用、血流促進作用、ビタミン類の吸収促進作用等を有することが知られている。このような種々の有用性のため、ニンニク加工物は医薬品や医薬部外品、健康食品等の分野において広く利用されている。
【0003】
しかしながら、ニンニクそのもののみならずニンニク加工物も強烈な臭いを有する。そのため、ニンニク加工物を含有する組成物の利用・服用には不快感が伴うこととなり、これが組成物の品質安定性、ひいては商品価値を毀損する大きな要因となっている。そこで、これまでにニンニク加工物由来の不快臭を抑制・軽減するための様々な手段が検討されてきた。例えば、ニンニク加工物と糖アルコールとを同一の組成物中に含有せしめることによる、組成物中のニンニク加工物由来の不快臭の抑制(特許文献1)等が報告されている。
【0004】
ところで、近年、流動性のある粘稠なゲル状の経口製剤が医薬品や医薬部外品の形態として採用される場合が増加している。ゲル状の経口製剤が採用される背景には、特に先進国における高齢者の増加に伴う嚥下障害者の増加に関連して、投与若しくは摂取及び嚥下が容易である形態が好まれていることや、短時間で簡便に摂取が可能でありながら空腹感を軽減できる形態が消費者に好まれていること等の理由が存在していると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-070639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者は、ニンニク加工物を含有する液状又は半固形状の経口組成物は、ニンニク加工物由来の不快臭が経時的に増強するという課題が存在することを見出した。そこで、本発明は、保存に伴うニンニク加工物由来の不快臭の増強を抑制した新たな液状又は半固形状の経口組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記の経口組成物を開発すべく検討したところ、ニンニク加工物とゲル化剤とを含有する製剤に、特定の香料を含有せしめることで、製剤中のニンニク加工物由来の不快臭の増強を抑制できることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の[1]~[4]を提供する。
[1]次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)ニンニク加工物
(B)ゲル化剤
(C)リンゴ系香料
を含有する、液状又は半固形状の経口組成物。
[2]経口液剤又は経口ゼリー剤である[1]に記載の経口組成物。
[3]成分(A)がオキソアミヂンである[1]又は[2]に記載の経口組成物。
[4]成分(B)が寒天、キサンタンガム及びローカストビーンガムから選ばれる1種以上を含有する、[1]ないし[3]に記載の経口組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、保存に伴うニンニク加工物由来の不快臭の増強を抑制でき、保存安定性の良好なニンニク加工物、ゲル化剤及びリンゴ系香料を含有する液状又は半固形状の経口組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の経口組成物は、そのまま経口投与に供される組成物であって、その形状は、室温(25℃)で、液状又は半固形状である。以下、詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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