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公開番号2025115082
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009425
出願日2024-01-25
発明の名称吸収性物品
出願人王子ホールディングス株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A61F 13/534 20060101AFI20250730BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、装着感を向上させる吸収性物品を提供することを目的とする。
【解決手段】吸収性物品は、前後方向において、着用者の前側に位置する前身頃領域と、着用者の後側に位置する後身頃領域と、前身頃領域と後身頃領域との間において、股下領域中央部を有し、幅方向の長さが前身頃領域及び後身頃領域よりも狭い股下領域と、股下領域中央部から後側に145mm以上314mm以内の領域に着用者の臀部に対応する臀部対応領域と、少なくとも股下領域から臀部対応領域まで延在する下層吸収マットと、臀部対応領域よりも前側に延在し、幅方向の長さが、股下領域中央部の幅方向の長さよりも長く、股下領域において、下層吸収マットの肌面側に配置された吸収マットと、を有する吸収体と、を備え、股下領域中央部は、上層吸収マットの後側端部から145mmに位置する。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
着用者の前後方向に対応する長手方向に沿った長さと、
前記長手方向に直交する幅方向に沿った長さと、
前記前後方向において、前記着用者の前側に位置する前身頃領域と、前記着用者の後側に位置する後身頃領域と、前記前身頃領域と前記後身頃領域との間において、股下領域中央部を有し、前記幅方向の長さが前記前身頃領域及び前記後身頃領域よりも狭い股下領域と、
前記股下領域中央部から後側に145mm以上314mm以内の領域に前記着用者の臀部に対応する臀部対応領域と、
少なくとも前記股下領域から前記臀部対応領域まで延在する下層吸収マットと、前記臀部対応領域よりも前側に延在し、前記幅方向の長さが、前記股下領域中央部の前記幅方向の長さよりも長く、前記股下領域において、前記下層吸収マットの前記着用者の肌面側に配置された上層吸収マットと、を有する吸収体と、を備え、
前記股下領域中央部は、前記上層吸収マットの後側端部から145mmに位置する、
吸収性物品。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記吸収体は、前記上層吸収マットの前記幅方向の長さが、前記股下領域中央部よりも長い領域の前側に位置し、前記上層吸収マットよりも前記幅方向外側において、前記下層吸収マットの肌面側に前記上層吸収マットが延在していない上層吸収マット非延在領域を有し、
前記下層吸収マットは、前記上層吸収マット非延在領域に設けられ、前記下層吸収マットを厚み方向に貫通する貫通部と、を有する、
請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記貫通部は、前記上層吸収マットが前記股下領域中央部よりも前記幅方向外側に延在する領域から前側に延在する、
請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記上層吸収マットの後側端部の前記幅方向中央は、該後側端部の前記幅方向外側よりも後側に位置している、
請求項1から3の何れか一項に記載の吸収性物品。
【請求項5】
前記吸収体は、前記股下領域中央部よりも後側に前記着用者の臀部に沿って形成され、装着状態での位置ずれを規制する第一規制部を有する、
請求項1から3の何れか一項に記載の吸収性物品。
【請求項6】
前記吸収体は、前記股下領域中央部よりも前側に前記着用者の鼠径部に沿って形成され、装着状態での位置ずれを規制する第二規制部を有する、
請求項1から3の何れか一項に記載の吸収性物品。
【請求項7】
前記吸収体は、前記股下領域中央部よりも後側に前記着用者の股下に沿って形成され、装着状態での位置ずれを規制する第三規制部を有する、
請求項1から3の何れか一項に記載の吸収性物品。
【請求項8】
前記吸収性物品は、前記股下領域において、前記幅方向外側に円弧状に延在し、装着状態での位置ずれを規制する第四規制部を有する、
請求項1から3の何れか一項に記載の吸収性物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
使い捨ておむつや、吸収性パッド、生理用品等の吸収性物品が開発されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-140559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
吸収性物品は、尿を吸収する吸収体が着用者の股下部から背側にかけて一様に延在している。そのため、着用者から排出された尿は、吸収体に沿って吸収性物品全体に広がり、着用者の背側に広がる。しかしながら、吸収性物品において着用者の臀部に対応する領域は、着用者の臀部によって厚み方向に潰されるため、吸収体で尿を保持することが難しい。よって、吸収性物品の背側から尿が漏れ出し、装着感を低下させる虞がある。
【0005】
本発明は、装着感を向上させる吸収性物品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る吸収性物品は、
着用者の前後方向に対応する長手方向に沿った長さと、
前記長手方向に直交する幅方向に沿った長さと、
前記前後方向において、前記着用者の前側に位置する前身頃領域と、前記着用者の後側に位置する後身頃領域と、前記前身頃領域と前記後身頃領域との間において、股下領域中央部を有し、前記幅方向の長さが前記前身頃領域及び前記後身頃領域よりも狭い股下領域と、
前記股下領域中央部から後側に145mm以上314mm以内の領域に前記着用者の臀部に対応する臀部対応領域と、
少なくとも前記股下領域から前記臀部対応領域まで延在する下層吸収マットと、前記臀部対応領域よりも前側に延在し、前記幅方向の長さが、前記股下領域中央部の前記幅方向の長さよりも長く、前記股下領域において、前記下層吸収マットの肌面側に配置された上層吸収マットと、を有する吸収体と、を備え、
前記股下領域中央部は、前記上層吸収マットの後側端部から145mmに位置する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、装着感を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る吸収性パッドの外観斜視図である。
図2は、実施形態に係る吸収性パッドの分解斜視図である。
図3は、実施形態に係る吸収性パッドの平面図である。
図4は、実施形態に係る吸収性パッドの断面図である。
図5は、実施形態に係る吸収性パッドの位置ずれを抑制する規制部を示した平面図である。
図6は、実施形態に係る吸収性パッドの製造方法に関するフローチャートである。
図7は、実施形態に係る吸収性パッドの製造工程の一部を抜き出して示した図である。
図8は、実施形態に係る吸収性パッドの折り畳み例を示した図である。
図9は、装着状態における吸収性パッドの断面図である。
図10は、変形例に係る吸収性パッドの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0010】
<実施形態>
本実施形態では、使い捨ての吸収性パッドについて、着用者の腹部に対向する前身頃と背部に対向する後身頃とを結ぶ方向を長手方向とする。これらの前身頃側(長手方向の一側)と後身頃側(長手方向の他側)との間(長手方向の中央)には、着用者の股下に配置(股間に対向して配置)される股下部が連接して位置している。また、吸収性パッドが着用者に装着された状態(以下、「装着状態」と略称する)において、着用者の肌に向かう側(装着状態で内側)を肌面側とし、肌面側の反対側(装着状態で外側)を非肌面側とする。更に、肌面側と非肌面側とを結ぶ方向を厚み方向とし、長手方向と厚み方向の何れにも直交する方向を幅方向とする。そのほか、厚み方向から視ることを平面視とする。吸収性パッドは、着用者の前後方向に対応する長手方向に沿った長さと、長手方向に直交する幅方向に沿った長さとを有する。また、本願で用いる方向に関する用語は、吸収性パッドが着用者に装着された状態において該着用者の前後左右に一致する方向を意味するものとする。例えば、本願で前後方向という場合、吸収性パッドが着用者に装着された状態において該着用者の前後に一致する方向を意味し、本願で左右方向という場合、吸収性パッドが着用者に装着された状態において該着用者の左右に一致する方向を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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