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公開番号
2025112810
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007293
出願日
2024-01-22
発明の名称
情報推定システムおよび情報推定装置
出願人
株式会社Geolocation Technology
代理人
個人
主分類
H04W
4/02 20180101AFI20250725BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】特定の情報や特定のアプリを内部に有していない端末についても、端末が存在する施設に関する情報を推定できるようにする。
【解決手段】特定アプリがインストールされている端末からログサーバ4に送信されて記録されたSSIDおよびIPアドレスをログサーバ4から取得する第1の情報取得部31と、取得されたSSIDをもとに、端末が接続したアクセスポイントの設置施設に関する情報を推定する施設情報推定部32と、当該推定した施設関連情報とIPアドレスとを関連付けて記憶部36に記憶する関連付け部33と、端末がウェブサイトにアクセスしたときに認識される端末のIPアドレスをウェブサーバ5から取得する第2の情報取得部34と、当該取得したIPアドレスをもとに記憶部36を参照して、端末が存在することが推定されるアクセスポイントの設置施設に関する情報を特定する施設情報特定部35とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の情報取得機能を有する特定アプリケーションがインストールされているアプリ有り端末からログサーバに送信されて記録されたログ情報である無線LANのアクセスポイントに関する特定情報および上記アプリ有り端末のIPアドレスを上記ログサーバから取得する第1の情報取得部と、
上記第1の情報取得部により取得された上記特定情報をもとに、上記アプリ有り端末が接続した上記アクセスポイントの設置施設に関する情報を推定する施設情報推定部と、
上記第1の情報取得部により取得された上記IPアドレスと上記施設情報推定部により推定された施設関連情報とを関連付けて記憶部に記憶する関連付け部と、
端末が上記アクセスポイントに接続してウェブサイトにアクセスしたときにウェブサーバにより認識される上記端末のIPアドレスを上記ウェブサーバから取得する第2の情報取得部と、
上記第2の情報取得部により取得されるIPアドレスをもとに、上記記憶部を参照して、上記端末が存在することが推定される上記アクセスポイントの設置施設に関する情報を特定する施設情報特定部とを備えた
ことを特徴とする情報推定システム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
上記第1の情報取得部は、上記アクセスポイントに関する特定情報として、上記アクセスポイントのネットワーク識別子を上記ログサーバから取得し、
上記施設情報推定部は、上記第1の情報取得部により取得された上記ネットワーク識別子の文字列をもとに、上記アプリ有り端末が接続した上記アクセスポイントの設置施設に関する情報を推定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報推定システム。
【請求項3】
上記ネットワーク識別子はSSIDであり、
上記施設情報推定部は、上記SSIDの文字列をもとに施設カテゴリおよび施設名の少なくとも一方を推定する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報推定システム。
【請求項4】
上記ネットワーク識別子はBSSIDであり、
上記施設情報推定部は、上記BSSIDの文字列をもとに、上記アクセスポイントの設置場所が商用施設か否かを推定する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報推定システム。
【請求項5】
上記第1の情報取得部は、上記アクセスポイントに関する特定情報として、上記アクセスポイントの緯度経度情報を上記ログサーバから取得し、
上記施設情報推定部は、上記第1の情報取得部により取得された上記緯度経度情報と、施設関連情報と緯度経度情報とを関連付けてあらかじめ記憶されたPOIデータとをもとに、上記アクセスポイントの設置施設に関する情報を推定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報推定システム。
【請求項6】
上記第1の情報取得部は、推定対象とする上記施設関連情報が上記特定アプリケーションにより取得されて上記特定情報および上記IPアドレスと共に上記ログサーバに上記ログ情報として記録されている場合は、上記IPアドレスおよび上記施設関連情報を上記ログサーバから取得する一方、推定対象とする上記施設関連情報が上記特定情報および上記IPアドレスと共に上記ログサーバに上記ログ情報として記録されていない場合は、上記特定情報および上記IPアドレスを上記ログサーバから取得し、
上記施設情報推定部は、上記第1の情報取得部により上記ログサーバから上記施設関連情報を取得できない場合に、上記第1の情報取得部により取得された上記特定情報をもとに、上記アプリ有り端末が接続した上記アクセスポイントの設置施設に関する情報を推定し、
上記関連付け部は、上記第1の情報取得部により上記施設関連情報が取得された場合は、上記第1の情報取得部により取得された上記IPアドレスと上記施設関連情報とを関連付けて上記記憶部に記憶するとともに、上記第1の情報取得部により上記施設関連情報が取得されない場合は、上記第1の情報取得部により取得された上記IPアドレスと上記施設情報推定部により推定された上記施設関連情報とを関連付けて上記記憶部に記憶する
ことを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の情報推定システム。
【請求項7】
端末が無線LANのアクセスポイントに接続してウェブサイトにアクセスしたときにウェブサーバにより認識される上記端末のIPアドレスを上記ウェブサーバから取得する情報取得部と、
所定の情報取得機能を有する特定アプリケーションがインストールされているアプリ有り端末から送信された情報をログ情報として記録しているログサーバから取得された上記アプリ有り端末のIPアドレスと、上記ログサーバから取得された上記アクセスポイントに関する特定情報をもとに推定された、上記アプリ有り端末が接続した上記アクセスポイントの設置施設に関する情報との関連付けを記憶した記憶部を、上記情報取得部により取得されるIPアドレスをもとに参照し、上記端末が存在することが推定される上記アクセスポイントの設置施設に関する情報を特定する施設情報特定部とを備えた
ことを特徴とする情報推定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報推定システムおよび情報推定装置に関し、特に、端末が無線LANのアクセスポイントを介して通信を行う際に使用される情報をもとに、アクセスポイントの設置施設に関する情報を推定するシステムに用いて好適なものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザ端末のIPアドレスに基づいて、当該ユーザ端末が使用されている場所(つまり、IPアドレスが使用されている場所)を推定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のシステムでは、IPアドレスと属性情報とを関連付けて成るIPアドレス属性情報を第1のデータベースから取得する一方、ユーザ端末からウェブサイトへのアクセスを通じて取得されるIPアドレスと閲覧関連情報とを関連付けて成るユーザ識別子属性情報を第2のデータベースから取得する。そして、両データベースから取得された履歴情報を第3のデータベースに統合した上で、当該第3のデータベースに格納された情報に基づいてユーザの所在地域や他の属性情報を推定する。
【0003】
この特許文献1に記載のシステムにおいて、IPアドレスに基づいて推定されるユーザ端末の使用場所は、都道府県単位の粒度で特定可能な地域である。これに対し、ユーザ端末が使用されている場所をより細かい粒度で推定する技術として、無線LANアクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)を利用する技術が知られている(例えば、特許文献2,3参照)。
【0004】
特許文献2に記載のシステムにおいて、携帯端末は、アクセスポイントの店舗識別情報、SSIDおよびインターネット上の情報提供URLの組を内部の記憶部にあらかじめ記憶しておく。携帯端末は、アクセスポイントの無線通信範囲内で、当該アクセスポイントから発せられたビーコン内に含まれるSSIDに基づいて、記憶部に記憶された店舗識別情報および情報提供URLを認識し、ユーザに対して当該店舗を表示する。
【0005】
特許文献3に記載のシステムには、SSIDの文字列をもとに、ユーザがいる店舗を推定することが開示されている。すなわち、例えばコンビニエンスストア等に設置された画像形成装置を利用するためのマルチコピー機操作用アプリを起動させた状態で、アクセスポイントから取得されたSSIDがBBBショップのSSID「BBB#free#wifi」であることがアプリにより検知された場合、ユーザはBBBショップにいると推定する。
【0006】
しかしながら、特許文献2に記載のシステムでは、SSIDに関連付けて店舗識別情報および情報提供URLを携帯端末にあらかじめ記憶しておく必要があり、この記憶がない携帯端末についてはその所在を推定することができない。また、特許文献3に記載のシステムでは、特定のアプリを端末装置にインストールしておくことが必要であり、アプリをインストールしていない端末装置についてはその所在を推定することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6484767号公報
特開2008-219550号公報
特開2019-186615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、特定の情報や特定のアプリを内部に有していない端末についても、当該端末が存在する施設に関する情報を推定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した課題を解決するために、本発明では、所定の情報取得機能を有する特定アプリケーションがインストールされているアプリ有り端末からログサーバに送信されて記録されたログ情報である無線LANのアクセスポイントに関する特定情報およびアプリ有り端末のIPアドレスをログサーバから取得し、取得された特定情報をもとに、アプリ有り端末が接続したアクセスポイントの設置施設に関する情報を推定し、当該推定した施設関連情報とログサーバから取得したIPアドレスとを関連付けて記憶部に記憶する。一方、端末がアクセスポイントに接続してウェブサイトにアクセスしたときにウェブサーバにより認識される端末のIPアドレスをウェブサーバから取得し、当該取得したIPアドレスをもとに記憶部を参照して、端末が存在することが推定されるアクセスポイントの設置施設に関する情報を特定するようにしている。
【発明の効果】
【0010】
上記のように構成した本発明によれば、アプリ有り端末からログサーバに送信されて記録されたログ情報をもとに施設関連情報を推定してIPアドレスと関連付けて記憶部に記憶する処理が複数のアクセスポイントの設置施設について実行されることにより、複数の施設関連情報とIPアドレスと関連付け情報が記憶部にデータベースとして蓄積されていく。一方、端末がアクセスポイントに接続してウェブサイトにアクセスすると、ウェブサーバにより認識される端末のIPアドレスをもとに記憶部を参照することにより、当該端末が存在することが推定されるアクセスポイントの設置施設に関する情報を特定することが可能となる。これにより、端末が特定情報に関連付けて施設関連情報をあらかじめ記憶したり、特定アプリケーションをインストールしたりしていなくても、アクセスポイントに接続してウェブサイトにアクセスする際に普通に取得されるIPアドレスからアクセスポイントの設置施設、つまり当該アクセスポイントに接続した端末が存在する施設に関する情報を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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