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公開番号2025112686
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007077
出願日2024-01-19
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 10/02 20060101AFI20250725BHJP(車両一般)
要約【課題】フィルタを再生する再生制御を行う際に、NVの悪化を抑制することができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】フィルタの再生制御が行われているときに直結クラッチの解放制御が行われる。これにより、フィルタの再生制御の実行中は、エンジンからの動力が直結クラッチを介して剛体伝達されるのではなく、流体式伝動装置を介して流体伝達されて、流体式伝動装置の後段側に伝達されるエンジンのトルク変動が抑制される。よって、フィルタの再生制御を行う際に、NVの悪化を抑制することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、前記エンジンの排気中に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタと、前記エンジンと駆動輪との間の動力伝達経路に設けられた流体式伝動装置と、前記流体式伝動装置の入力部材と出力部材とを連結する直結クラッチと、を備えた車両の、制御装置であって、
前記フィルタに捕集された前記粒子状物質が燃焼され易くなるように前記エンジンを制御して前記フィルタを再生する再生制御を行う再生制御部と、
前記再生制御が行われているときに前記直結クラッチを解放状態とする解放制御を行うクラッチ制御部と、
を含むことを特徴とする車両の制御装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記再生制御部は、点火時期を遅角側に制御する遅角制御と空燃比をリーン側に制御するリーン制御とを行うか、又は、前記リーン制御を行うことで、前記再生制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項3】
前記クラッチ制御部は、前記エンジンの温度又は前記直結クラッチの作動油の温度が暖機完了と判断される所定温度以上である場合には、前記解放制御を禁止するものであり、
前記再生制御部は、前記解放制御が禁止されている場合には、前記再生制御を禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の制御装置。
【請求項4】
前記クラッチ制御部は、前記車両の電源がオン状態とされてから前記直結クラッチを係合状態とした履歴がある場合には、前記電源が前記オン状態とされている間は前記解放制御を禁止するものであり、
前記再生制御部は、前記解放制御が禁止されている場合には、前記再生制御を禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の制御装置。
【請求項5】
前記クラッチ制御部は、前記車両の電源がオン状態とされてから前記直結クラッチを前記解放状態として走行した時間が所定走行時間以上である場合には、前記電源が前記オン状態とされている間は前記解放制御を禁止するものであり、
前記再生制御部は、前記解放制御が禁止されている場合には、前記再生制御を禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンの排気中に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタを備えた車両の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンと、前記エンジンの排気中に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタと、を備えた車両の、制御装置が良く知られている。例えば、特許文献1に記載された内燃機関の制御装置がそれである。この特許文献1には、エンジンの始動後に、点火時期を遅角側に制御すると共に空燃比をリーン側に制御することによって、フィルタに捕集された粒子状物質を燃焼させてフィルタを再生することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-183607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、フィルタを再生する為にエンジンを制御すると、エンジンの燃焼サイクル間でのトルク変動が大きくなり、車両のNVが悪化させられるおそれがある。「NV」は、車両で生じるノイズや振動の総称であり、車両におけるノイズ及び振動のうちの少なくとも一方を表している。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、フィルタを再生する再生制御を行う際に、NVの悪化を抑制することができる車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の要旨とするところは、(a)エンジンと、前記エンジンの排気中に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタと、前記エンジンと駆動輪との間の動力伝達経路に設けられた流体式伝動装置と、前記流体式伝動装置の入力部材と出力部材とを連結する直結クラッチと、を備えた車両の、制御装置であって、(b)前記フィルタに捕集された前記粒子状物質が燃焼され易くなるように前記エンジンを制御して前記フィルタを再生する再生制御を行う再生制御部と、(c)前記再生制御が行われているときに前記直結クラッチを解放状態とする解放制御を行うクラッチ制御部と、を含むことにある。
【発明の効果】
【0007】
前記第1の発明によれば、フィルタの再生制御が行われているときに直結クラッチの解放制御が行われる。これにより、フィルタの再生制御の実行中は、エンジンからの動力が直結クラッチを介して剛体伝達されるのではなく、流体式伝動装置を介して流体伝達されて、流体式伝動装置の後段側に伝達されるエンジンのトルク変動が抑制される。よって、フィルタの再生制御を行う際に、NVの悪化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用される車両の概略構成を説明する図であると共に、車両における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。
電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートであり、GPF再生制御を行う際にNVの悪化を抑制する為の制御作動を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図であると共に、車両10における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。図1において、車両10は、動力源としてのエンジン12と、駆動輪14と、エンジン12と駆動輪14との間の動力伝達経路に設けられた動力伝達装置16と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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