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公開番号
2025111391
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024231545
出願日
2024-12-27
発明の名称
液体ガスの積荷の貯蔵および/または輸送用の船舶用に意図されたタンク
出願人
ギャズトランスポルト エ テクニギャズ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F17C
13/00 20060101AFI20250723BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】2~4本のマストと、マストの下方に配置される1~4個の搬出ポンプとを備える搬入/搬出タワーであって、3本のマストの下端部に接続する革新的なベースを有する搬入/搬出タワーを提供する。
【解決手段】タンクは鉛直方向軸に沿って延びるM本のマストを備える搬入/搬出タワーと、N個の搬出ポンプと、搬入/搬出タワーの下端部に位置するベースとを備え、Mは2以上4以下の整数で、Nは1以上4以下の整数であるとともにM未満であるタンクにおいて、N個の搬出ポンプの各々は、搬入/搬出タワーの下端部においてマストに並んで配置され、ベースはN個の搬出ポンプに固定されるとともに、第1水平方向平面において延びるアンカー装置と、各ポンプをベースに対して鉛直方向にガイドするための装置と、各マストに対して、第1水平方向平面と交差する第1軸Z1に沿ってアンカー装置からマストまで延びる第1保持アームとを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
流体を貯蔵および/または輸送するための船舶用に意図されたタンクであって、前記タンクは、
●各々が鉛直方向軸に沿って延びるM本のマスト(11、12、13)を備える搬入/搬出タワー(5)と、
●前記タンクの底壁に固定された支持脚部(14)と、
●N個の搬出ポンプ(21、22、23)と、
●前記搬入/搬出タワー(5)の下端部に位置するとともに、前記支持脚部(14)に接続するベース(100、200、300)と、
を備え、
Mは2以上4以下の整数であり、Nは1以上4以下かつM以下の整数であるタンクにおいて、
前記N個の搬出ポンプ(21、22、23)の各々は、前記搬入/搬出タワー(5)の前記下端部においてマスト(11、12、13)に並んで配置されるとともに、前記マストに流体的に接続し、
前記ベース(100、200、300)は、
●前記N個の搬出ポンプ(21、22、23)に固定されるとともに、第1水平方向平面(P1)において延びるアンカー装置(110、120、130)と、
●各ポンプを前記ベース(100、200、300)に対して鉛直方向にガイドするための装置(111、121、131)と、
●各マストに対して、前記第1水平方向平面(P1)と交差する第1軸Z1に沿って前記アンカー装置(110、120、130)から前記マストまで延びる第1保持アーム(112、122、132)と、
を備える、
ことを特徴とするタンク。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記アンカー装置(110、120、130)は、各ポンプに対して、前記ポンプの上部に固定される少なくとも1つのカラー部(113、123、133)と、包囲面(115、125、135)に沿って前記少なくとも1つのカラー部から前記ポンプの少なくとも1つの第1高さ(h1)まで延びるスカート(114、124、134)と、を備える、
請求項1に記載のタンク。
【請求項3】
各ポンプは、前記ポンプの前記第1高さ(h1)に配置される少なくとも1つの第1ガイド要素(116、136)を備え、
前記鉛直方向ガイド装置は、各ポンプに対して、前記スカートに固定される第2ガイド要素(117、137)であって、前記第1ガイド要素に対して相補的な形状を有する第2ガイド要素(117、137)を備え、
前記第2ガイド要素は、前記第1ガイド要素に対して鉛直方向に並進移動可能である、
請求項2に記載のタンク。
【請求項4】
前記ベースは、前記第1水平方向平面(P1)とは別の第2水平方向平面(P2)において延びる固定ゾーン(118、128、138)であって、前記3つのポンプのスカート対を接続する固定ゾーン(118、128、138)を備える、
請求項2または3に記載のタンク。
【請求項5】
前記第2水平方向平面(P2)は、前記第1水平方向平面(P1)に対して平行である、
請求項4に記載のタンク。
【請求項6】
前記ベース(100、200、300)は、前記固定ゾーン(118、128、138)と前記アンカー装置(110、120、130)との間に、少なくとも1つの構造接続部(119、129、139)をさらに備える、
請求項4または5に記載のタンク。
【請求項7】
各スカート(114)は、前記少なくとも1つの第1ガイド要素(116)に対面する少なくとも1つの側方開口(140)を含み、
前記第2ガイド要素(117)は、前記少なくとも1つの側方開口(140)の対向するそれぞれの辺に固定される、
請求項3と組み合わせた請求項2~5のいずれか一項に記載のタンク。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第1ガイド要素(136)は、前記第1高さ(h1)において前記ポンプの周囲に固定されるカラー(150)を備え、
前記カラー(150)は、前記スカート(124)に向かって径方向に延びる少なくとも1つの凸部(151)と、前記少なくとも1つの凸部(151)に配置されて鉛直方向に延びるピン(152)と、を含み、
前記第2ガイド要素(137)は、互いに接続する2つの部分(153、154)であって、前記ピン(152)が配置されるチャネル(155)を含む部分(153、154)を備える、
請求項3と組み合わせた請求項2~5のいずれか一項に記載のタンク。
【請求項9】
少なくとも1つのスカート(114、124、134)は、前記スカートの前記包囲面から、好適には鉛直方向および/または水平方向において延びる複数の補強材(160)を備える、
請求項2~8のいずれか一項に記載のタンク。
【請求項10】
前記アンカー装置(120、130)は、前記第1水平方向平面(P1)において穿孔される、
請求項1~9のいずれか一項に記載のタンク。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば液化天然ガス(LNG)等の流体を輸送するための船舶の分野に関する。より具体的には、本発明は、このような船舶に装備される、例えば液体状態の天然ガスである液化ガスが貯蔵されるタンクの分野に関する。タンクは、液化天然ガスを搬入/搬出するためのタワーを備えることで、流体のタンクへの搬入および/または搬出が可能とされている。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来技術において、船舶に搭載される液化ガスの貯蔵用の密閉型熱絶縁タンクであって、搬入/搬出タワーを有するタンクが知られている。搬入/搬出タワーは、一般に、船舶の内部船殻からなる支持構造体の天井壁から吊り下げられている。また、タンクは、支持構造体にタンクの底壁の領域において固定された支持脚部を有している。支持脚部は、搬入/搬出タワーの鉛直方向の並進移動をガイドするように適合されている。
【0003】
このようなタンクは、液化ガスと接触することが意図された波状の一次シール膜を含み得る。波状のシール膜は、特に大きな温度変化に関連する変形が生じた場合により高い可撓性を有するように、複数の波状部を備えている。
【0004】
以下に、LNGを例として、本発明の背景および本発明それ自体について説明する。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、非限定的な例として挙げる他の液化ガス、液化石油ガス、水素、アンモニアにも適用され得る。
【0005】
このようなLNG輸送船は、伝統的に、総容量を174,000m
3
とするLNGの積荷用の4つのタンクを含んでいる。各タンクの搬入/搬出タワーは、2つの搬出ポンプを備えている。各搬出ポンプは、マストに関連付けられ、マストを介してLNGを圧送することにより、LNGを搬出することができる。各ポンプは、一般に、それが関連付けられるマストが延びる鉛直方向軸に対してオフセットされている。より正確には、タンクの底壁への軸方向投影において、各マストは外周を規定している。ポンプがマストの鉛直方向軸に対してオフセットしているということは、ポンプが完全に外周の外側に配置されているということを意味する。「ポンプ」という用語は、電気モータと、流体を吸引するように、本例ではタンクに存在するLNGを吸引するように構成されたポンプ本体とからなる組み合わせを指す。
【0006】
船舶からの搬出にかかる時間は、およそ12~14時間である。
【0007】
新世代の船舶は、同一の総積荷容量に対して3つのタンクを有し得る。したがって、各タンクは、より大きい容量を有している。しかし、4つのタンクを有する船舶と同じ搬出時間を維持することが望ましい。
【0008】
海では、うねりの作用により、液化ガス貯蔵タンクに積荷のスロッシング現象が生じることを念頭に置く必要がある。この現象は、タンクの内部で非常に激しくなる傾向があり、この結果、タンク内において、特に搬入/搬出タワーやポンプ固定要素等の機器に大きな力が生じる。
【0009】
本発明の背景となる1つの着想は、搬出流量を増加させるために、タンク内に追加の搬出ポンプ、すなわち参照例において第3の搬出ポンプを追加することである。しかしながら、第3ポンプを追加するには、この追加ポンプを三脚マストに組み込む困難を伴う。実際に、ポンプが良好に機能するためには、ポンプ供給業者により規定された、ポンプ間の距離を遵守することが必須である。さらに、船舶によって、タンクにおける搬入/搬出タワーの位置が、タンクの側壁に非常に近かったり、反対にこの壁から大きな距離を置いていたりする場合がある。したがって、これらの配置上の制約やスロッシング現象に関する制約を考慮しつつ、3つのポンプを設置することが可能でなければならない。
【発明の概要】
【0010】
本発明は、2~4本のマスト(好適には3本のマスト)と、各々がマストの下方に配置される1つ、2つ、3つ、または4つの搬出ポンプ(ポンプの個数はマストの本数以下)と、を備える搬入/搬出タワーであって、3本のマストの下端部に接続する革新的なベースを有する搬入/搬出タワーを提案することにより上述の問題の一部または全部を軽減することを目的としている。革新的なベースは、マスト、ポンプ、およびタンクの底壁に固定された支持脚部間のインターフェースを提供するのみならず、液化ガスとの接触による熱収縮の影響によるポンプとベースとの鉛直方向の相対移動を許容しつつ、ポンプの水平移動を防止する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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