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公開番号
2025111321
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005681
出願日
2024-01-17
発明の名称
コンデンサ及びその製造方法
出願人
ルビコン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01G
4/224 20060101AFI20250723BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】優れた耐熱性を有するコンデンサを提供することを目的とする。
【解決手段】薄膜高分子積層コンデンサ素子、薄膜高分子積層コンデンサ素子を収納する外装ケース、外装ケースに薄膜高分子積層コンデンサ素子を固定している、硬化したゴム又は硬化性樹脂、及び外装蓋を備え、薄膜高分子積層コンデンサ素子は、互いに接合された外装ケース及び外装蓋によって形成されている内部空間の中に密閉されており、硬化したゴム又は硬化性樹脂は、薄膜高分子積層コンデンサ素子の下方端部を覆っている、コンデンサを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
薄膜高分子積層コンデンサ素子、
前記薄膜高分子積層コンデンサ素子を収納する外装ケース、
前記外装ケースに前記薄膜高分子積層コンデンサ素子を固定している、硬化したゴム又は硬化性樹脂、及び
外装蓋
を備え、
前記薄膜高分子積層コンデンサ素子は、互いに接合された前記外装ケース及び前記外装蓋によって形成されている内部空間の中に密閉されており、
硬化した前記ゴム又は前記硬化性樹脂は、前記薄膜高分子積層コンデンサ素子の下方端部を覆っている、
コンデンサ。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記外装ケース及び前記外装蓋が、金属製である、請求項1に記載のコンデンサ。
【請求項3】
前記外装蓋と前記外装ケースとの前記接合は、二重巻締である、請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載のコンデンサ。
【請求項4】
前記内部空間は、真空であるか、又は不活性ガスで充填されている、請求項1又は請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項5】
前記不活性ガスが、窒素ガス、ヘリウムガス、又はそれらの混合ガスである、請求項4に記載のコンデンサ。
【請求項6】
前記ゴム又は前記硬化性樹脂は、硬化の際に反応ガスを放出しないものである、請求項1又は請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項7】
前記ゴム又は前記硬化性樹脂は、RTVシリコーンゴム、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、及びジアリルフタレート樹脂から選択される少なくとも1つを含む、請求項1又は請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項8】
硬化した前記ゴム又は前記硬化性樹脂の前記内部空間における高さH
R
が、前記内部空間の高さH
I
の10~50%である、請求項1又は請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項9】
前記ゴム又は前記硬化性樹脂が、前記外装ケースの内側側壁及び前記外装蓋の内壁の少なくとも一部に付着している、請求項1又は請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項10】
前記薄膜高分子積層コンデンサ素子を外部に電気接続するための接続部材を有し、
前記接続部材は、前記外装蓋を貫通して延在し、
前記接続部材の一方の末端部が、前記内部空間において前記薄膜高分子積層コンデンサ素子に接続しており、
前記接続部材の他方の末端部が、前記コンデンサの外部に配置されている、
請求項1又は請求項2に記載のコンデンサ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、優れた耐熱性を有するコンデンサ、及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、外装ケース及び外装蓋で形成される内部空間中にコンデンサ素子を樹脂で固定し、かつ密封することが知られている。
【0003】
特許文献1は、外装ケース中において下方の電極引出部が樹脂で覆われて固定されているコンデンサ素子を記載している。このコンデンサ素子は、外装ケースと外装ケース蓋とによって密閉されており、外装ケース及び外装ケース蓋は、プラスチック材料を用いている。さらに、実施の形態として、コンデンサ素子は、ポリプロピレン等を用いたものを記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-110446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、車載用などの用途のために、電子機器の耐熱性の向上が求められている。車載用半導体は、SiCを用いることによって、周囲温度250℃まで動作可能となるが、コンデンサなどの周辺部品の動作保証温度は、未だそこに至っていない。
【0006】
この背景において、本開示は、優れた耐熱性を有するコンデンサを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の課題は、下記の本開示に係る発明の態様によって解決できる:
<態様1>
薄膜高分子積層コンデンサ素子、
前記薄膜高分子積層コンデンサ素子を収納する外装ケース、
前記外装ケースに前記薄膜高分子積層コンデンサ素子を固定している、硬化したゴム又は硬化性樹脂、及び
外装蓋
を備え、
前記薄膜高分子積層コンデンサ素子は、互いに接合された前記外装ケース及び前記外装蓋によって形成されている内部空間の中に密閉されており、
硬化した前記ゴム又は前記硬化性樹脂は、前記薄膜高分子積層コンデンサ素子の下方端部を覆っている、
コンデンサ。
<態様2>
前記外装ケース及び外装蓋が、金属製である、態様1に記載のコンデンサ。
<態様3>
前記外装蓋と前記外装ケースとの前記接合は、二重巻締である、態様1又は態様2のいずれかに記載のコンデンサ。
<態様4>
前記内部空間は、真空であるか、又は不活性ガスで充填されている、態様1~3のいずれかに記載のコンデンサ。
<態様5>
前記不活性ガスが、窒素ガス、ヘリウムガス、又はそれらの混合ガスである、態様4に記載のコンデンサ。
<態様6>
前記ゴム又は前記硬化性樹脂は、硬化の際に反応ガスを放出しないものである、態様1~5のいずれかに記載のコンデンサ。
<態様7>
前記ゴム又は前記硬化性樹脂は、RTVシリコーンゴム、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、及びジアリルフタレート樹脂から選択される少なくとも1つを含む、態様1~6のいずれかに記載のコンデンサ。
<態様8>
前記硬化したゴム又は硬化性樹脂の前記内部空間における高さH
R
は、前記内部空間の高さH
I
の10~50%である、態様1~7のいずれかに記載のコンデンサ。
<態様9>
前記ゴム又は前記硬化性樹脂が、前記外装ケースの内側側壁及び前記外装蓋の内壁の少なくとも一部に付着している、態様1~8のいずれかに記載のコンデンサ。
<態様10>
前記薄膜高分子積層コンデンサ素子を外部に電気接続するための接続部材を有し、
前記接続部材は、前記外装蓋を貫通して延在し、
前記接続部材の一方の末端部が、前記内部空間において前記薄膜高分子積層コンデンサ素子に接続しており、
前記接続部材の他方の末端部が、前記コンデンサの外部に配置されている、
態様1~9のいずれかに記載のコンデンサ。
<態様11>
前記外装蓋を貫通している前記接続部材のうち前記外装蓋の内壁に隣接する部分が、前記ゴム又は前記硬化性樹脂によって覆われている、態様10に記載のコンデンサ。
<態様12>
前記接続部材が、一体的な部材から構成されている、態様10又は態様11に記載のコンデンサ。
<態様13>
前記接続部材が、互いに接続された複数の部材から構成されており、これら複数の部材のうち、少なくとも、前記内部空間において前記薄膜高分子積層コンデンサ素子に接続している部材は、一体的な部材から構成されている、態様10又は態様11に記載のコンデンサ。
<態様14>
前記接続部材が、剛性の高い材料でできている、態様10~13のいずれかに記載のコンデンサ。
<態様15>
125℃で連続使用可能である、態様1~14のいずれかに記載のコンデンサ。
<態様16>
200V以上の電圧で使用するためのコンデンサである、態様1~15のいずれかに記載のコンデンサ。
<態様17>
コンデンサの製造方法であって、
薄膜高分子積層コンデンサ素子を提供すること、
未硬化のゴム又は硬化性樹脂を収容しており、かつ開口部を有する外装ケースを提供すること、
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る発明によれば、優れた耐熱性を有するコンデンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明によるコンデンサの例を示す。
図2は、本発明によるコンデンサの製造方法の例を示す。
図3は、本発明によるコンデンサの実施例及びその比較例の、耐湿寿命試験に関する結果を示す。
図4は、本発明によるコンデンサ素子の1つの実施態様に係る斜視概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<<コンデンサ>>
本開示に係る発明は、コンデンサであり、これは、
薄膜高分子積層コンデンサ素子、
薄膜高分子積層コンデンサ素子を収納する外装ケース、
外装ケースに薄膜高分子積層コンデンサ素子を固定している、硬化したゴム又は硬化性樹脂、及び
外装蓋
を備え、
薄膜高分子積層コンデンサ素子は、互いに接合された外装ケース及び外装蓋によって形成されている内部空間の中に密閉されており、
硬化したゴム又は硬化性樹脂は、薄膜高分子積層コンデンサ素子の下方端部を覆っている。
(【0011】以降は省略されています)
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