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公開番号
2025110664
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004621
出願日
2024-01-16
発明の名称
被加工物の加工方法
出願人
株式会社ディスコ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B24B
1/00 20060101AFI20250722BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】面取り部を除去する際に、チッピングの数及び大きさを低減し、被加工物の表面での膜剥がれを抑制する。
【解決手段】第1回転軸の回転中心の延長線上において、第1保持面と直交する様に配置されている第1保持テーブルの第1テーブル回転軸の回転中心の延長線と交差しない様に配置された第1回転軸に装着されている第1切削ブレードを被加工物の第2面の外周部に切り込むと共に、第1保持テーブルを回転させて、湾曲面を有する第1段差部を被加工物の外周部に形成する第1切削工程と、第2回転軸の回転中心の延長線上において第2保持テーブルの第2テーブル回転軸の回転中心の延長線と交差する様に配置された第2回転軸に装着されている第2切削ブレードを、湾曲面の最内周には接触しない様に湾曲面に切り込むと共に、第2保持テーブルを回転させて、被加工物の外周部に第2段差部を形成する第2切削工程と、を備える被加工物の加工方法を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
板形状を有し両面の外周部に面取り部を含む被加工物の加工方法であって、
第1保持テーブルの第1保持面で第1面が保持されている該被加工物の厚さ方向において該第1面とは反対側に位置し且つ露出している第2面の外周部に、該第1保持面に沿う様に配置された第1回転軸であって、該第1回転軸の回転中心の延長線上において、該第1保持面と直交する様に配置されている該第1保持テーブルの第1テーブル回転軸の回転中心の延長線と交差しない様に配置された該第1回転軸の先端部に装着されている第1切削ブレードを切り込んだ状態で、該第1保持テーブルを該第1テーブル回転軸の周りに回転させることにより、該第2面の中心から外側に進むにつれて該第2面から該第1面に向かって窪む湾曲面を有する第1段差部を該被加工物の外周部に形成する第1切削工程と、
該第1切削工程の後、該被加工物の該第1面を保持している第2保持テーブルの第2保持面に沿う様に配置された第2回転軸であって、該第2回転軸の回転中心の延長線上において該第2保持テーブルの第2テーブル回転軸の回転中心の延長線と交差する様に配置された該第2回転軸の先端部に装着されている第2切削ブレードを、該湾曲面の最内周には接触しない様に該湾曲面に切り込んだ状態で、該第2保持テーブルを該第2テーブル回転軸の周りに回転させることにより、該被加工物の外周部に第2段差部を形成する第2切削工程と、
を備えることを特徴とする被加工物の加工方法。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
該第2切削工程では、該第2段差部の底面から該第1面までの距離を、該第1段差部の最下端から該第1面までの距離以下とすることを特徴とする請求項1に記載の被加工物の加工方法。
【請求項3】
該第2切削工程では、該第2段差部の底面から該第1面までの距離を、該第1段差部の最下端から該第1面までの距離よりも大きくすることを特徴とする請求項1に記載の被加工物の加工方法。
【請求項4】
該第2切削工程では、該第1切削工程で使用した該第1切削ブレードを該第2切削ブレードとして使用する、又は、該第2切削工程では、該第1切削ブレードと同じ材料、同じ構造、及び、同じ形状を有する切削ブレードを該第2切削ブレードとして使用することを特徴とする請求項1に記載の被加工物の加工方法。
【請求項5】
該第2切削工程の後、該被加工物の該第1面を研削することにより、該被加工物の厚さを、該第2切削工程で形成された該第2段差部の底面から該第1面までの距離以下とする研削工程を更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の被加工物の加工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、板形状を有し両面の外周部に面取り部を含む被加工物の加工方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
シリコン等の半導体材料で形成された円盤状の半導体ウェーハを有する被加工物の表面及び裏面の各外周部には、通常、面取り部(ベベル部とも称される)が形成されている。それゆえ、被加工物の裏面側を研削することにより、被加工物の厚さを研削前の厚さの例えば半分以下の厚さとすると、外周部には所謂ナイフエッジ(シャープエッジとも称される)が形成される。
【0003】
外周部にナイフエッジが形成されると、研削後における被加工物の搬送等において外周部に割れ、欠け等が生じやすくなるので、これを防ぐために、被加工物を研削する前に、切削装置を用いて被加工物の表面側の面取り部を除去するエッジトリミングと呼ばれる加工方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
エッジトリミングを行う場合には、通常、まず、薄い円環状の切り刃を有する切削ブレードを、切削装置のスピンドルの先端部に装着すると共に、被加工物をチャックテーブルで吸引保持する。このとき、チャックテーブルの回転中心と、被加工物の径方向の中心とが、略一致する様に、被加工物は、チャックテーブル上で吸引保持される。
【0005】
そして、切削ブレードの回転中心の延長線がチャックテーブルの回転中心の延長線と直交する様に、切削ブレード及びチャックテーブルを配置した状態で、切削ブレードを被加工物の表面の外周部に切り込む。
【0006】
切削ブレードは、円環状の切り刃を有する。切り刃は、各々円環状であり切削ブレードの厚さ方向において互いに反対側に位置する一面及び他面と、一面及び他面の外周部を接続する外周側面と、を含む。
【0007】
切削ブレードを被加工物の表面の外周部に切り込んだ後には、高速で回転している切削ブレードの空間的位置を略固定した状態で、チャックテーブルをゆっくりと回転させる。それゆえ、切削時には、円環状の切り刃の外周側面だけではなく、円環状の切り刃の一面にも、被加工物が接触することとなる。
【0008】
この様に、被加工物を切削することが予定されている切り刃の外周側面に加えて、切り刃の一面にも被加工物が接触することにより、切削後の被加工物の表面の外周部には、(i)チッピングの発生、(ii)表面に形成されている酸化膜等の薄膜の膜剥がれ等の問題が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2000-173961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は係る問題点に鑑みてなされたものであり、被加工物の表面の外周部における面取り部を除去する際に、チッピングの数及び大きさを低減し、且つ、被加工物の表面での膜剥がれを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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