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公開番号
2025109003
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002637
出願日
2024-01-11
発明の名称
開閉体収納部の構造
出願人
文化シヤッター株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E06B
9/17 20060101AFI20250716BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】巻取部を取り外してメンテナンスを行う際の作業性を向上させることができる開閉体収納部の構造を提供する。
【解決手段】開閉体収納部の構造であって、収納部17が、収納部上面43および収納部正面上部45を覆う上カバー39と、出入口スリット47から収納部下前縁49までの収納部下面51および収納部正面下部53を覆う下カバー41と、を有し、上カバー39および下カバー41が、左右一対のブラケット13で支持され、出入口スリット47の前縁に沿って延在し左右一対のブラケット13を連結する連結枠63と、開閉体21の厚み方向の位置を規制する一対のガイド部材67と、連結枠63の長手方向両端に固定されてそれぞれにガイド部材67が固定される一対の接合部材69と、で支持枠体71が構成され、支持枠体71は、それぞれの接合部材69が、左右一対のブラケット13に、下方より締結部材によって着脱自在に固定される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開閉体を収容する開閉体収納部の構造であって、
収納部が、収納部上面および収納部正面上部を覆う上カバーと、前記開閉体が出入りする出入口スリットから収納部下前縁までの収納部下面および収納部正面下部を覆う下カバーと、を有し、
前記上カバーおよび前記下カバーが、建物壁面に固定される左右一対のブラケットで支持され、
前記出入口スリットの前縁に沿って延在し前記左右一対のブラケットを連結する連結枠と、
前記開閉体を案内する左右一対のガイドレールの上方に配置されて前記開閉体の厚み方向の位置を規制する一対のガイド部材と、
前記連結枠の長手方向両端に固定されてそれぞれに前記ガイド部材が固定される一対の接合部材と、で支持枠体が構成され、
前記支持枠体は、それぞれの前記接合部材が、前記左右一対のブラケットに、下方より締結部材によって着脱自在に固定されることを特徴とする開閉体収納部の構造。
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【請求項2】
前記連結枠が、前記開閉体と前記出入口スリットとの間に形成される余剰な隙間を塞ぐ鳥害アングルであることを特徴とする請求項1に記載の開閉体収納部の構造。
【請求項3】
前記支持枠体が、前記下カバーに覆われることを特徴とする請求項1または2に記載の開閉体収納部の構造。
【請求項4】
前記支持枠体と前記下カバーとが、一体構造であることを特徴とする請求項3に記載の開閉体収納部の構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉体収納部の構造に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
金属板体から構成される左右のブラケットの面部を打ち抜いて対向する側に折曲することで係止爪部を一体形成し、巻取シャフトの両端に設けたガイドブラケットを係止爪部にスライド嵌合させることでブラケットに巻取シャフトを装着するシャッター用ブラケットの構造が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
このシャッター用ブラケットの構造では、左右のブラケットが、水平状に延出する4本のアングル材によって連結される。ブラケットとアングル材は、外側に取り付けられるケース板とによって、シャッターケースを構成する。このシャッター用ブラケットの構造では、ケース板を取り外すことにより、巻取シャフトをシャッターケースの正面から取り出しできるように構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-343176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のシャッター用ブラケットの構造は、シャッターケースの上方に軒が近接していると、十分な作業スペースがシャッターケースの上方に確保できず、ケース板を取り外せないことから、メンテナンスが困難となる。
また、上方に軒が近接していると、巻取シャフトはシャッターケースの正面から手前側斜め下方へ引き出すことになる。この場合、手前下のアングル材を取り外す必要が生じる。ところが、アングル材の両端がブラケットの外側から固定されている場合では、シャッターケース左右に固定解除の作業スペースが必要となる。シャッターケースの左右に壁等が近接していると、十分な作業スペースが確保できず、アングル材を外せないことから、この場合も巻取シャフトを取り出してのメンテナンスが困難となる。
さらに、左右のブラケットには、内側に突出する「持ち出し部」と称する部位が設けられることがある。この持ち出し部には、シャッターカーテンの厚み方向の位置を規制するガイド部材が固定される。これに加え、持ち出し部には、上述したアングル材の両端が固定されることもある。このような構造では、ガイド部材やアングル材を持ち出し部から取り外すことができても、左右のブラケットから内側に突出するこの持ち出し部が邪魔となって、巻取シャフトを取り出してのメンテナンスが困難となることがある。
【0006】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、巻取部を取り外してメンテナンスを行う際の作業性を向上させることができる開閉体収納部の構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の開閉体収納部の構造は、開閉体21を収容する開閉体収納部の構造であって、
収納部17が、収納部上面43および収納部正面上部45を覆う上カバー39と、前記開閉体21が出入りする出入口スリット47から収納部下前縁49までの収納部下面51および収納部正面下部53を覆う下カバー41と、を有し、
前記上カバー39および前記下カバー41が、建物壁面25に固定される左右一対のブラケット13で支持され、
前記出入口スリット47の前縁に沿って延在し前記左右一対のブラケット13を連結する連結枠63と、
前記開閉体21を案内する左右一対のガイドレール61の上方に配置されて前記開閉体21の厚み方向の位置を規制する一対のガイド部材67と、
前記連結枠63の長手方向両端に固定されてそれぞれに前記ガイド部材67が固定される一対の接合部材69と、で支持枠体71が構成され、
前記支持枠体71は、それぞれの前記接合部材69が、前記左右一対のブラケット13に、下方より締結部材73によって着脱自在に固定されることを特徴とする。
【0008】
この開閉体収納部の構造では、建物の開口部15を開閉する開閉体21が、収納部17に収納される。収納部17は、外装部材である上カバー39と下カバー41とによって外側が覆われる。上カバー39と下カバー41とは、建物壁面25に固定される左右一対のブラケット13に支持される。上カバー39と下カバー41とは別体であり、別々に取り外しが可能となる。したがって、収納部17は、上方の軒に近接している場合、下カバー41のみを取り外すことによるメンテナンスが可能となる。
収納部17は、収納部下面51に、開閉体21が出入りする出入口スリット47が形成される。下カバー41は、収納部正面下部53と、出入口スリット47から収納部下前縁49までの収納部下面51と、を覆う。つまり、側面視がL形となる。したがって、下カバー41が取り外された収納部17は、収納部正面下部53と、出入口スリット47から収納部下前縁49までの収納部下面51が開放することになる。
収納部17は、下カバー41が外されることにより、支持枠体71が表出する。支持枠体71は、連結枠63と、ガイド部材67と、接合部材69と、で構成される。連結枠63は、出入口スリット47の前縁に沿って延在し、左右一対のブラケット13を連結する。ガイド部材67は、左右一対のガイドレール61の上方に配置され、開閉体21の厚み方向の位置を規制する。接合部材69は、連結枠63の長手方向両端に固定され、それぞれにガイド部材67が固定される。つまり、連結枠63とガイド部材67とは、接合部材69によって一体に固定されている。
支持枠体71は、それぞれの接合部材69が、左右一対のブラケット13に、下方より締結部材73によって着脱自在に固定される。下カバー41が外されて表出した支持枠体71は、下方から締結部材73を締結解除することで、簡単に収納部17から取り外せる。
これにより、連結枠63(従来のアングル材)の両端がブラケット13の外側から固定されている従来構造と異なり、収納部17の左右に固定解除の作業スペースが無い場合であっても、簡単に連結枠63を取り外すことができる。すなわち、上方に軒が近接し、収納部17の左右に壁等が近接している場合であっても、支持枠体71ごと連結枠63を取り外して、巻取部57を収納部正面下部53から斜め下方へ簡単に引き出すことが可能となる。
さらに、従来構造では、開閉体21の厚み方向の位置を規制するガイド部材67が、左右のブラケット13から内側に突出する「持ち出し部」と称する部位に固定されていた。この持ち出し部には、上述した連結枠63の両端が固定されることもあった。従来構造において、この持ち出し部は、それぞれのブラケット13に板金加工で一体成形されていた。
このため、従来構造では、持ち出し部からガイド部材67やアングル材を取り外すことができても、左右のブラケット13から内側に突出するこの持ち出し部が邪魔となって、巻取部57を取り出しにくい問題があった。
これに対し、開閉体収納部の構造では、連結枠63とガイド部材67とを一体に連結した支持枠体71の接合部材69が、持ち出し部の形成されていないブラケット13に、下方より直接、締結部材73で固定される。このため、開閉体収納部の構造では、支持枠体71が取り外されたブラケット13の内側には大きな突出部位が不在となり、収納部正面下部53が、開口幅方向に十分な作業スペースで開放されることになる。
【0009】
本発明の請求項2記載の開閉体収納部の構造は、請求項1に記載の開閉体収納部の構造であって、
前記連結枠63が、前記開閉体21と前記出入口スリット47との間に形成される余剰な隙間を塞ぐ鳥害アングルであることを特徴とする。
【0010】
この開閉体収納部の構造では、連結枠63が、鳥害アングルである。連結枠63は、本来、左右一対のブラケット13を連結し、収納部17の強度を高める構造材としての機能を有する。また、連結枠63は、開閉体21の最下端に設けられている水切スラット23に固定される戸当たりピース65が当たるための部品(戸当たり)でもある。連結枠63は、開閉体21がそれ以上、巻取部57に巻き取られないようにするために、開閉体21に固定されている戸当たりピース65が当たる戸当たりとしての機能も有する。
さらに、この連結枠63は、収納部下面51に開口する出入口スリット47の前縁を形成する。つまり、連結枠63は、出入口スリット47を出入りする開閉体21の屋外側の面に近接して配置される。
この近接距離は、左右一対のガイドレール61に両側縁がガイドされて昇降する開閉体21において、厚み方向の遊びによる変位が生じても、連結枠63が開閉体21に干渉しない距離となっている。つまり、連結枠63は、開閉体21との間の余剰間隙を塞いでいる。これにより、鳥が収納部17に侵入したり、連結枠63と開閉体21との間隙に足を掛けてとまったりすることを防止する機能を付与することができる。
そして、この連結枠63は、接合部材69によってガイド部材67とも一体となって支持枠体71を構成するので、ガイド部材67および接合部材69とともに一括してブラケット13から取り外しが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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