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公開番号
2025108538
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2025064446,2020140320
出願日
2025-04-09,2020-08-21
発明の名称
レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
出願人
住友化学株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
G03F
7/004 20060101AFI20250715BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】良好なLERを有するレジストパターンを製造し得るレジスト組成物を提供すること。
【解決手段】式(IA)又は式(IB)で表されるカルボン酸塩を含むカルボン酸発生剤と、該カルボン酸発生剤以外の酸発生剤と、酸不安定基を有する構造単位と式(a2-A)で表される構造単位を含む樹脂とを含有するレジスト組成物。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(IA)又は式(IB)で表されるカルボン酸塩を含むカルボン酸発生剤と、
該カルボン酸発生剤以外の酸発生剤と、
酸不安定基を有する構造単位と式(a2-A)で表される構造単位を含む樹脂と、を含有するレジスト組成物。
JPEG
2025108538000174.jpg
69
144
[式(IA)及び式(IB)中、
R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい炭素数1~24の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-に置き換わっていてもよい。R
1
及びR
2
、並びに、R
3
及びR
4
は、それぞれ互いに結合してそれらが結合する硫黄原子と一緒になって炭素数3~24の環を形成してもよく、該環に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-又は-CO-に置き換わってもよい。
R
5
、R
6
、R
7
、R
8
及びR
9
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、炭素数1~6のペルフルオロアルキル基又は炭素数1~12のアルキル基を表し、該アルキル基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよい。
m5は、0~4のいずれかの整数を表し、m5が2以上のとき、複数のR
5
は互いに同一であっても異なってもよい。
m6は、0~4のいずれかの整数を表し、m6が2以上のとき、複数のR
6
は互いに同一であっても異なってもよい。
m7は、0~4のいずれかの整数を表し、m7が2以上のとき、複数のR
7
は互いに同一であっても異なってもよい。
m8は、0~4のいずれかの整数を表し、m8が2以上のとき、複数のR
8
は互いに同一であっても異なってもよい。
X
1
及びX
2
は、それぞれ独立に、単結合、酸素原子、硫黄原子又は炭素数1~6のアルカンジイル基を表し、該アルカンジイル基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよい。
X
01
、X
02
及びX
03
は、それぞれ独立に、置換基を有してもよい炭素数3~24の脂環式炭化水素基(該脂環式炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-に置き換わっていてもよい。)、炭素数3~24の脂環式炭化水素基と炭素数1~18の鎖式炭化水素基とを組み合わせた基(該脂環式炭化水素基及び該鎖式炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-に置き換わっていてもよく、該脂環式炭化水素基及び該鎖式炭化水素基は、置換基を有してもよい。)、置換基を有してもよい炭素数6~24の芳香族炭化水素基、又は、炭素数6~24の芳香族炭化水素基と炭素数1~18の鎖式炭化水素基とを組み合わせた基(該鎖式炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-に置き換わっていてもよく、該芳香族炭化水素基及び該鎖式炭化水素基は、置換基を有してもよい。)を表す。]
JPEG
2025108538000175.jpg
44
59
[式(a2-A)中、
R
a50
は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。
R
a51
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
が、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいフェニル基である請求項1に記載のレジスト組成物。
【請求項3】
X
01
、X
02
及びX
03
が、それぞれ独立に、フッ素原子もしくはヒドロキシ基を有してもよい脂環式炭化水素基(該脂環式炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-に置き換わっていてもよい。)、脂環式炭化水素基と鎖式炭化水素基とを組み合わせた基(該脂環式炭化水素基及び該鎖式炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-に置き換わっていてもよく、該脂環式炭化水素基及び該鎖式炭化水素基は、フッ素原子もしくはヒドロキシ基を有してもよい。)又はフッ素原子もしくはヒドロキシ基を有してもよい芳香族炭化水素基である請求項1又は2に記載のレジスト組成物。
【請求項4】
前記樹脂が、式(a1-1)で表される構造単位及び式(a1-2)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む請求項1~3のいずれかに記載のレジスト組成物。
JPEG
2025108538000176.jpg
46
102
[式(a1-1)及び式(a1-2)中、
L
a1
及びL
a2
は、それぞれ独立に、-O-又は*-O-(CH
2
)
k1
-CO-O-を表し、k1は1~7の整数を表し、*は-CO-との結合位を表す。
R
a4
及びR
a5
は、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基を表す。
R
a6
及びR
a7
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基又はこれらを組合せた基を表す。
m1は、0~14のいずれかの整数を表す。
n1は、0~10のいずれかの整数を表す。
n1’は、0~3のいずれかの整数を表す。]
【請求項5】
(1)請求項1~4のいずれかに記載のレジスト組成物を基板上に塗布する工程、
(2)塗布後の組成物を乾燥させて組成物層を形成する工程、
(3)組成物層に露光する工程、
(4)露光後の組成物層を加熱する工程、及び
(5)加熱後の組成物層を現像する工程、
を含むレジストパターンの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法に関する。
続きを表示(約 4,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下記式で表される塩、及び該塩を酸発生剤として含有するレジスト組
成物が記載されている。
TIFF
2025108538000001.tif
30
104
特許文献2には、下記式で表されるカルボン酸塩をカルボン酸発生剤として含有するレ
ジスト組成物が記載されている。
TIFF
2025108538000002.tif
26
41
特許文献3には、下記式で表されるカルボン酸塩をカルボン酸発生剤として含有するレ
ジスト組成物が記載されている。
TIFF
2025108538000003.tif
26
43
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2003/040090号パンフレット
特開2011-39502号公報
特開2014-88367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の塩を含むレジスト組成物から形成されたレジストパターンよりも、良
好なラインエッジラフネス(LER)でレジストパターンを製造することができる塩を提
供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の発明を含む。
[1]式(IA)又は式(IB)で表されるカルボン酸塩。
TIFF
2025108538000004.tif
69
144
[式(IA)及び式(IB)中、
R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい炭素数1~
24の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-C
O-又は-SO
2
-に置き換わっていてもよい。R
1
及びR
2
、並びに、R
3
及びR
4
は
、それぞれ互いに結合してそれらが結合する硫黄原子と一緒になって炭素数3~24の環
を形成してもよく、該環に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-又は-CO-に置き換
わってもよい。
R
5
、R
6
、R
7
、R
8
及びR
9
は、それぞれ独立に、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、
炭素数1~6のペルフルオロアルキル基又は炭素数1~12のアルキル基を表し、該アル
キル基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO-で置き換わっていてもよい。
m5は、0~4のいずれかの整数を表し、m5が2以上のとき、複数のR
5
は互いに同
一であっても異なってもよい。
m6は、0~4のいずれかの整数を表し、m6が2以上のとき、複数のR
6
は互いに同
一であっても異なってもよい。
m7は、0~4のいずれかの整数を表し、m7が2以上のとき、複数のR
7
は互いに同
一であっても異なってもよい。
m8は、0~4のいずれかの整数を表し、m8が2以上のとき、複数のR
8
は互いに同
一であっても異なってもよい。
X
1
及びX
2
は、それぞれ独立に、単結合、酸素原子、硫黄原子又は炭素数1~6のア
ルカンジイル基を表し、該アルカンジイル基に含まれる-CH
2
-は、-O-又は-CO
-で置き換わっていてもよい。
X
01
、X
02
及びX
【発明の効果】
【0006】
本発明の塩を使用したレジスト組成物を用いることにより、良好なラインエッジラフネ
ス(LER)でレジストパターンを製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において、「(メタ)アクリル系モノマー」とは、「アクリル系モノマー及び
メタクリル系モノマーの少なくとも1種」を意味する。「(メタ)アクリレート」及び「
(メタ)アクリル酸」等の表記も、同様の意味を表す。本明細書中に記載する基において
、直鎖構造と分岐構造の両方をとり得るものについては、そのいずれでもよい。「組み合
わせた基」とは、例示した基を2種以上、それらの価数を適宜変更して結合させた基を意
味する。「由来する」又は「誘導される」とは、その分子中に含まれる重合性C=C結合
が重合により-C-C-基となることを指す。立体異性体が存在する場合は、全ての立体
異性体を含む。
本明細書において、「レジスト組成物の固形分」とは、レジスト組成物の総量から、後
述する溶剤(E)を除いた成分の合計を意味する。
【0008】
<式(IA)又は式(IB)で表されるカルボン酸塩>
本発明は、式(IA)で表されるカルボン酸塩(以下「カルボン酸塩(IA)」という
場合がある)及び式(IB)で表される塩(以下「カルボン酸塩(IB)」という場合が
ある)に関する。
カルボン酸塩(IA)及びカルボン酸塩(IB)のうち、負電荷を有する側を「アニオ
ン(I)」、正電荷を有する側を「カチオン(IA)」又は「カチオン(IB)」と称す
ることがある。
TIFF
2025108538000007.tif
69
144
[式(IA)及び式(IB)中、全ての符号は、それぞれ前記と同じ意味を表す。]
カルボン酸塩(IA)及びカルボン酸塩(IB)は、下式のようにも表される。
TIFF
2025108538000008.tif
84
162
[式(IA)及び式(IB)中、全ての符号は、それぞれ前記と同じ意味を表す。]
【0009】
R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
における炭化水素基としては、脂肪族炭化水素基(アルキル
基、アルケニル基、アルキニル基等の鎖式炭化水素基及び脂環式炭化水素基)、芳香族炭
化水素基、並びにアルキル基、アルケニル基、アルキニル基等の鎖式炭化水素基、脂環式
炭化水素基及び芳香族炭化水素基を組み合わせた基等が挙げられる。
R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
における炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S
-、-CO-又は-SO
2
-に置き換わっている場合、置き換わる前の炭素数を該炭化水
素基の総炭素数とする。
アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、
イソブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基等
のアルキル基が挙げられる。アルキル基の炭素数は、好ましくは1~12であり、より好
ましくは1~9であり、さらに好ましくは1~6であり、さらにより好ましくは1~4で
ある。
アルケニル基としては、エテニル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、
イソブテニル基、tert-ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、
オクチニル基、イソオクチニル基、ノネニル基が挙げられる。
アルキニル基としては、エチニル基、プロピニル基、イソプロピニル基、ブチニル基、
イソブチニル基、tert-ブチニル基、ペンチニル基、ヘキシニル基、オクチニル基、
ノニニル基等が挙げられる。
鎖式炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO
2
-に
置き換わっている場合、置き換わる前の炭素数を該鎖状炭化水素基の総炭素数とする。例
えば、アルキル基に含まれる任意の位置の-CH
2
-が、-O-又は-CO-に置き換わ
った基としては、ヒドロキシ基(メチル基中に含まれる任意の位置の-CH
2
-が、-O
-に置き換わった基)、カルボキシ基(エチル基中に含まれる任意の位置の-CH
2
-C
H
2
-が、-O-CO-に置き換わった基)、アルコキシ基(アルキル基中に含まれる任
意の位置の-CH
2
-が、-O-に置き換わった基)、アルコキシカルボニル基(アルキ
ル基中に含まれる任意の位置の-CH
2
-CH
2
-が、-O-CO-に置き換わった基)、
アルキルカルボニル基(アルキル基中に含まれる任意の位置の-CH
2
-が、-CO-に
置き換わった基)、アルキルカルボニルオキシ基(アルキル基中に含まれる任意の位置の
-CH
2
-CH
2
【0010】
芳香族炭化水素基としては、フェニル基、ナフチル基、アントリル基、ビフェニル基、
フェナントリル基、フルオレニル基等のアリール基が挙げられ、フェニル基、ナフチル基
及びアントリル基が好ましく、フェニル基及びナフチル基がより好ましく、フェニル基が
さらに好ましい。芳香族炭化水素基の炭素数は、好ましくは6~18であり、より好まし
くは6~14であり、さらに好ましくは6~10である。
(【0011】以降は省略されています)
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