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公開番号2025107998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001544
出願日2024-01-10
発明の名称画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250715BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】クリーニングブレードの反転を防止する画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体ドラムと、帯電ローラと、露光ユニットと、現像ユニットと、転写ローラと、定着ユニットと、クリーニングブレードと、前記帯電ローラに電圧を印加する帯電バイアス電源と、前記転写ローラに電圧を印加する転写バイアス電源と、制御部と、を備える画像形成装置であって、前記感光体ドラムの表面における軸方向の有効帯電幅をA、前記クリーニングブレードの前記感光体ドラムに接触する軸方向の接触幅をB、前記転写ローラの前記感光体ドラムに接触する軸方向の接触幅をCとしたとき、A<B<Cであり、前記制御部は、非画像形成時に前記転写ローラに直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加する反転抑制制御を行う画像形成装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
感光体ドラムと、
前記感光体ドラムの表面を帯電させる帯電ローラと、
前記感光体ドラムの表面を露光して前記感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する露光ユニットと、
前記静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像ユニットと、
前記トナー像を用紙に転写する転写ローラと、
前記トナー像を前記用紙に定着させる定着ユニットと、
前記感光体ドラムの表面に接触するように配置されるクリーニングブレードと、
前記帯電ローラに電圧を印加する帯電バイアス電源と、
前記転写ローラに電圧を印加する転写バイアス電源と、
制御部と、
を備える画像形成装置であって、
前記感光体ドラムの表面における軸方向の有効帯電幅をＡ、前記クリーニングブレードの前記感光体ドラムに接触する軸方向の接触幅をＢ、前記転写ローラの前記感光体ドラムに接触する軸方向の接触幅をＣとしたとき、Ａ＜Ｂ＜Ｃであり、
前記制御部は、非画像形成時に前記転写ローラに直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加する反転抑制制御を行う画像形成装置。
続きを表示（約 800 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記反転抑制制御において、前記帯電ローラには直流電圧のみ印加し交流電圧は印加しない請求項１記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記制御部は、前記反転抑制制御において、前記帯電ローラに印加する直流電圧を画像形成時に前記帯電ローラに印加する直流電圧よりも小さくする請求項２記載の画像形成装置
【請求項４】
前記転写ローラに印加される交流電圧の振幅が、０．７５～５．２５ｋＶの範囲であることを特徴とする請求項１記載の画像形成装置
【請求項５】
交流電圧の供給先を前記帯電ローラまたは前記転写ローラに切り替え可能な
交流電源をさらに備える請求項１記載の画像形成装置。
【請求項６】
前記感光体ドラムにかかるトルクを検知するトルク検知部をさらに備え、
前記制御部は、前記検知したトルクに基づいて、前記反転抑制制御を実行する請求項１記載の画像形成装置。
【請求項７】
前記制御部は、印字枚数をカウントし、前記カウントされた印字枚数に基づいて、前記反転抑制制御を実行する請求項１記載の画像形成装置。
【請求項８】
前記制御部は、前記カウントされた印字枚数が所定枚数に到達するごとに前記反転抑制制御を実行し、
前記反転抑制制御の実行時間は、前記カウントされた印字枚数が前記所定枚数に到達するごとに短くなる請求項７記載の画像形成装置。
【請求項９】
前記画像形成装置の周囲の湿度を検知する湿度検知部をさらに備え、
前記制御部は、前記検知した湿度および前回の画像形成動作を終了してから現在までの画像形成動作をしていない時間に基づいて、前記反転抑制制御を実行する時間を決定し、前記決定した時間で前記反転抑制制御を実行する請求項１記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
電子写真技術を用いて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などに多用されている。
【０００３】
従来、電子写真プロセスを用いた画像形成装置において、感光体ドラムの表面の残留トナーを除去するためにクリーニングブレードが設置されている。クリーニングブレードが設置された画像形成装置では、感光体とクリーニングブレード間の摩擦力が過大になると、クリーニングブレードが反転するという問題がある。
【０００４】
これに対し、感光体とクリーニングブレード間の摩擦力を低減するために、クリーニングブレード表面に潤滑剤を塗布する技術が知られている。例えば、特許文献１には、クリーニングブレード表面に潤滑剤が塗布された画像形成装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００５－２１５０４２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、クリーニングブレードの潤滑剤が剥がれると、クリーニングブレードと感光体の接触する領域において、帯電領域と非帯電領域で摩擦係数に差が生じることによりクリーニングブレードの反転が発生するという問題がある。
【０００７】
本発明の一態様は、クリーニングブレードの反転を防止する画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の一態様に係る画像形成装置は、感光体ドラムと、前記感光体ドラムの表面を帯電させる帯電ローラと、前記感光体ドラムの表面を露光して前記感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する露光ユニットと、前記静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像ユニットと、前記トナー像を用紙に転写する転写ローラと、前記トナー像を前記用紙に定着させる定着ユニットと、前記感光体ドラムの表面に接触するように配置されるクリーニングブレードと、前記帯電ローラに電圧を印加する帯電バイアス電源と、前記転写ローラに電圧を印加する転写バイアス電源と、制御部と、を備える画像形成装置であって、前記感光体ドラムの表面における軸方向の有効帯電幅をＡ、前記クリーニングブレードの前記感光体ドラムに接触する軸方向の接触幅をＢ、前記転写ローラの前記感光体ドラムに接触する軸方向の接触幅をＣとしたとき、Ａ＜Ｂ＜Ｃであり、前記制御部は、非画像形成時に前記転写ローラに直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加する反転抑制制御を行う画像形成装置。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の一態様に係る画像形成装置によれば、クリーニングブレードの反転を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
実施の形態に係る画像形成装置における画像形成部を模式的に示す断面図である。
実施の形態に係る画像形成装置の全体を模式的に示す断面図である。
実施の形態に係るプロセス配置を模式的に示す図である。
実施の形態に係る画像形成装置における感光体ドラムのトルク検知を説明する図である。
実施の形態に係る画像形成装置の制御処理のフローチャートである。
印字枚数と反転抑制制御の実行時間との関係を示す表である。
画像形成時および非画像形成時における帯電ローラおよび転写ローラへの印加電圧を示す図である。
実施の形態に係る画像形成装置の制御処理のフローチャートの変形例である。
停止時間と絶対湿度の組み合わせに対する反転抑制制御の実行時間を示す表である。
実施例１～７および比較例１～３における実験結果を示す表である。
感光体の電荷輸送層の表面の純水に対する接触角を示す図である。
従来および実施の形態のプロセス配置を示す図である。
従来および実施の形態のそれぞれの接触角のグラフである。
実施の形態に係る画像形成装置における帯電バイアス電源および転写バイアス電源の構成を示す図である。
実施の形態に係る画像形成装置における帯電バイアス電源および転写バイアス電源の構成の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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