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公開番号
2025097710
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023214057
出願日
2023-12-19
発明の名称
画像形成装置
出願人
シャープ株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
G03G
21/14 20060101AFI20250624BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】トナーでシートの裏面が汚れてしまうことを抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100は、像担持体(3)上に形成されたトナー像TをシートPに転写するにあたり、像担持体(3)の表面3aにおいてトナー像が形成されるシートPと対応する領域であるシート領域α1を少なくとも含む第1領域β1が転写前除電装置16を通過中は、所定の第1条件で転写前除電装置16を駆動し、像担持体(3)の表面(3a)においてトナー像が形成されたシート領域と、次にトナー像が形成される後続のシートPと対応するシート領域との間であるシート間領域α2のうちの少なくとも一部の第2領域β2が転写前除電装置16を通過中は、第1条件より除電効果が小さい所定の第2条件で転写前除電装置16を駆動するシート間除電変更制御を実行可能である。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
回転可能な像担持体上にトナー像を形成する現像装置と、
前記像担持体の表面に当接して前記像担持体の表面との当接部に搬送されるシートに前記トナー像を転写する転写部材を有する転写装置と、
前記像担持体の回転方向において前記現像装置よりも下流側かつ前記転写部材よりも上流側で前記像担持体の表面の電位を除電する転写前除電装置と、
を備えた画像形成装置であって、
前記転写前除電装置を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記像担持体上に形成された前記トナー像を前記シートに転写するにあたり、前記像担持体の表面において前記トナー像が形成される前記シートと対応する領域であるシート領域を少なくとも含む第1領域が前記転写前除電装置を通過中は、所定の第1条件で前記転写前除電装置を駆動し、前記像担持体の表面において前記トナー像が形成された前記シート領域と、次に前記トナー像が形成される後続の前記シートと対応するシート領域との間であるシート間領域のうちの少なくとも一部の第2領域が前記転写前除電装置を通過中は、前記第1条件より除電効果が小さい所定の第2条件で前記転写前除電装置を駆動するシート間除電変更制御を実行可能である、ことを特徴とする画像形成装置。
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【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
当該画像形成装置の周囲湿度を検知する湿度検知部をさらに備え、
前記制御部は、前記周囲湿度が基準湿度以上の場合には、前記シート間除電変更制御を実行し、前記周囲湿度が前記基準湿度未満の場合には、前記第1領域に加えて前記第2領域が前記転写前除電装置を通過中でも、前記第1条件で前記転写前除電装置を駆動するシート間除電非変更制御を実行可能である、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像形成装置であって、
当該画像形成装置の周囲温度を検知する温度検知部をさらに備え、
前記制御部は、所定の複数の温度範囲と所定の複数の湿度範囲との組み合わせによって予め規定された複数の環境範囲のうち、前記周囲温度に対応する温度範囲において前記周囲湿度が前記基準湿度以上の第1環境範囲にあると判断した場合には、前記シート間除電変更制御を実行し、前記周囲温度に対応する温度範囲において前記周囲湿度が前記基準湿度未満の第2環境範囲にあると判断した場合には、前記シート間除電非変更制御を実行する、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像形成装置であって、
前記第1条件は、前記複数の環境範囲に応じた値に予め設定されている、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置であって、
前記制御部は、前記第1環境範囲において、前記シートの電気抵抗値に相当する抵抗相当値を検出し、前記抵抗相当値が予め設定した基準抵抗相当値以上のときは、前記シート間除電変更制御を実行し、前記抵抗相当値が前記基準抵抗相当値より小さいときは、前記シート間除電非変更制御を実行する、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項5に記載の画像形成装置であって、
前記転写部材に転写バイアスを供給する転写電源をさらに備え、
前記制御部は、前記転写バイアスとして前記転写部材に対して定電流制御により転写電流を供給し、前記シートへ前記転写電流を供給している状態における電圧値を検出し、前記電圧値が予め設定した基準電圧値より小さいときは、前記シートの前記電気抵抗値が前記基準電気抵抗値より小さいと判定する、ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記像担持体の表面の前記第1領域は、先行の前記シートの先端から所定の距離手前に対応する位置から先行の前記シートの後端に対応する位置までの領域であり、前記像担持体の表面の前記第2領域は、先行の前記シートの後端に対応する位置から後続の前記シートの先端から前記所定の距離手前に対応する位置までの領域である、ことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、複写機、複合機、プリンター、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
回転可能な像担持体(例えば感光体ドラム)上にトナー像を形成する現像装置と、像担持体の表面に当接して像担持体の表面との当接部に搬送される記録用紙等のシートをトナー像に転写する転写部材(例えば転写ベルトや転写ローラ)を有する転写装置と、像担持体の回転方向において現像装置よりも下流側かつ転写部材よりも上流側で像担持体の表面の電位を除電する転写前除電装置と、を備えた画像形成装置が従来から知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-61061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような画像形成装置では、転写部材が像担持体上のトナー像をシートに転写させるにあたって、像担持体の表面には、本来付着しているべきではないトナー、いわゆるかぶりトナーが付着していることがある。また、転写前除電装置が像担持体の回転方向において現像装置よりも下流側かつ転写部材よりも上流側において像担持体の表面の電位を除電すると、像担持体の表面のかぶりトナーが転写部材側に転写され易くなる。この場合、転写前除電装置によりかぶりトナーが転写され易くなった転写部材に像担持体の表面のかぶりトナーが付着し易い。そうすると、トナーでシートの裏面(画像形成面とは反対側の面)が汚れてしまう。
【0005】
そこで、本開示は、トナーでシートの裏面が汚れてしまうことを抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本開示に係る画像形成装置は、回転可能な像担持体上にトナー像を形成する現像装置と、前記像担持体の表面に当接して前記像担持体の表面との当接部に搬送されるシートに前記トナー像を転写する転写部材を有する転写装置と、前記像担持体の回転方向において前記現像装置よりも下流側かつ前記転写部材よりも上流側で前記像担持体の表面の電位を除電する転写前除電装置と、を備えた画像形成装置であって、前記転写前除電装置を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記像担持体上に形成された前記トナー像を前記シートに転写するにあたり、前記像担持体の表面において前記トナー像が形成される前記シートと対応する領域であるシート領域を少なくとも含む第1領域が前記転写前除電装置を通過中は、所定の第1条件で前記転写前除電装置を駆動し、前記像担持体の表面において前記トナー像が形成された前記シート領域と、次に前記トナー像が形成される後続の前記シートと対応するシート領域との間であるシート間領域のうちの少なくとも一部の第2領域が前記転写前除電装置を通過中は、前記第1条件より除電効果が小さい所定の第2条件で前記転写前除電装置を駆動するシート間除電変更制御を実行可能である、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によると、トナーでシートの裏面が汚れてしまうことを抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態に係る画像形成装置を正面から視た概略断面図である。
図1に示す画像形成装置における画像形成部部分を概略的に示す模式図である。
図1に示す画像形成装置の制御構成を示すシステムブロック図である。
転写前除電装置への電力の供給量の変化に対する転写バイアスと転写効率との関係を示すグラフである。
2つのシートにトナー像を転写する場合を概略的に示した平面図である。
周囲湿度に対する感光体ドラムの表面におけるかぶりトナーのかぶり濃度の測定値を示すグラフである。
転写前に除電されない状態において感光体ドラムの表面の帯電電位の状態の転写前後の第1過程の一例を示すグラフである。
転写前に除電されない状態において感光体ドラムの表面の帯電電位の状態の転写前後の第2過程の一例を示すグラフである。
転写前に除電されない状態において感光体ドラムの表面の帯電電位の状態の転写前後の第3過程の一例を示すグラフである。
転写前に除電された状態において感光体ドラムの表面の帯電電位の状態の転写前後の第1過程の一例を示すグラフである。
転写前に除電された状態において感光体ドラムの表面の帯電電位の状態の転写前後の第2過程の一例を示すグラフである。
転写前に除電された状態において感光体ドラムの表面の帯電電位の状態の転写前後の第3過程の一例を示すグラフである。
予め規定された複数の環境範囲の組み合わせに対するシート間除電変更制御又はシート間除電非変更制御の一例を示す第1環境テーブルである。
複数の環境範囲毎の転写前除電装置への電力(転写前除電電流)の供給量に対する転写メモリの発生し易さを示すグラフである。
予め規定された複数の環境範囲の組み合わせに対する転写前除電電流の電流値の一例を示す第2環境テーブルである。
第1環境範囲において、シートの電気抵抗値に対するシートへの転写電流供給状態における感光体ドラムと転写部材との間の転写電圧の電圧値を示すグラフである。
転写前除電装置に対するシート間除電変更制御において第1条件での実行タイミングの他の例と第2条件での実行タイミングの他の例とを概略的に示す平面図である。
シート間除電変更制御及びシート間除電非変更制御の処理の流れの一例の前半部分を示すフローチャートである。
シート間除電変更制御及びシート間除電非変更制御の処理の流れの一例の後半部分を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0010】
[画像形成装置]
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置100を正面から視た概略断面図である。図において、符号Xは画像形成装置100の正面から視て左右方向を、符号Yは奥行方向(前後方向)を、符号Zは上下方向(鉛直方向)をそれぞれ表している。
(【0011】以降は省略されています)
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