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公開番号
2025107988
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2025002926
出願日
2025-01-08
発明の名称
C6’置換ロック核酸修飾キャップ類似体及びその使用
出願人
ハンチョウ ティアンロン ファーマシューティカル カンパニー、リミテッド
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
C07H
21/02 20060101AFI20250714BHJP(有機化学)
要約
【課題】C6’置換ロック核酸修飾キャップ類似体及びその使用方法を提供する。
【解決手段】式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
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(X:O、Sなど。R
1
~R
6
:H、置換/非置換C
1
~C
6
アルキル、C
2
~C
6
アルケニルなど。Y
1a
~Y
1f
:O、S、CH
2
、CCl
2
など。Y
2a
~Y
2d
:=O、=S。Y
3a
~Y
3d
:OH、SH。B
1
、B
2
:天然/修飾ピリミジンヌクレオチド塩基、天然/修飾プリンヌクレオチド塩基。)
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
JPEG
2025107988000032.jpg
75
157
(ただし、
Xは、-O-、-S-、-N(R
1
)-、-C(=O)-、-C(=O)N(R
1
)-、-NR
1
C(=O)-、-C(=O)O-、-OC(=O)-、-S(=O)
2
-から選択されるか、又は存在せず、
nは、1~3の整数から選択され、
R
1
、R
2
、R
3
、R
5
、R
6
は、独立して水素原子、置換又は非置換C
1
~C
6
アルキル、C
2
~C
6
アルケニル、C
2
~C
6
アルキニル、C
3
~C
6
シクロアルキル又はベンジルから選択され、
R
4
は、ハロゲン、-NR
1
R
2
、水素原子、-CN、置換又は非置換C
1
~C
6
アルキル、C
2
~C
6
アルケニル又はC
2
~C
6
アルキニルから選択され、
R
1
及びR
2
は、毎回現れるたびに独立して水素原子、置換又は非置換C
1
~C
6
アルキル、C
2
~C
6
アルケニル、C
2
~C
6
アルキニル、C
3
~C
6
シクロアルキル、フェニル又はベンジルから選択され、
Y
1a
、Y
1b
、Y
1c
、Y
1d
、Y
1e
、Y
1f
は、独立して-O-、-S-、-CH
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
(1)Xは、-O-、-S-、-NH-、-N(CH
3
)-、-C(=O)-、-C(=O)N(CH
3
)-、-N(CH
3
)C(=O)-、-C(=O)NH-、-NHC(=O)-、-C(=O)O-、-OC(=O)-、-S(=O)
2
-から選択されるか、又は存在しない条件、
(2)Xは、-C(=O)-、-S(=O)
2
-から選択されるか、又は存在しない条件、
(3)nは、1又は2である条件、
(4)R
1
、R
2
、R
3
、R
5
、R
6
は、独立して水素原子又はメチルである条件、
(5)R
4
は、ハロゲン、-N(CH
3
)H、-NH
2
、-N(CH
3
)
2
、水素原子、-CN、-CH
3
、-CF
2
H、-CCl
2
H、-CFH
2
、-CClH
2
、-CH=CH
2
又はC
2
アルキニルから選択される条件、
(6)R
4
は、-CH
3
、-CF
2
H、-N(CH
3
)
2
又は-CNから選択される条件、
(7)R
1
及びR
2
は、毎回現れるたびに独立して水素原子及びメチルから選択される条件
の1つ又は複数を満たす請求項1に記載の式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
【請求項3】
Xは存在しない、請求項1に記載の式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
【請求項4】
R
4
は、-CF
2
H、-N(CH
3
)
2
又は-CNである、請求項3に記載の式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
【請求項5】
Xは、-C(=O)-である、請求項1に記載の式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
【請求項6】
R
4
は、-N(CH
3
)
2
である、請求項5に記載の式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
【請求項7】
Xは、-S(=O)
2
-である、請求項1に記載の式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
【請求項8】
R
4
は、-N(CH
3
)
2
又は-CH
3
である、請求項7に記載の式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
【請求項9】
R
1
は、水素原子又はメチルである、請求項1~8のいずれか一項に記載の式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
【請求項10】
R
1
は、水素原子である、請求項9に記載の式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化学及び生物工学の技術分野に関し、特にC6’置換ロック核酸修飾キャップ類似体及びその使用に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
キャップ構造の化学的本質は、mRNAの転写過程中の修飾によって形成されたmRNA 5’末端に位置する特別な構造、即ちメチルグアノシンキャップとしても称されるm7GPPPN構造である。これは、RNAトリホスファターゼ、グアニリルトランスフェラーゼ、mRNA(グアニン-N7)メチルトランスフェラーゼ及びmRNA(ヌクレオシド-2’)メチルトランスフェラーゼの共触媒作用下で形成される。メチル化の程度が異なるに応じて、CAP 0型、CAP 1型及びCAP 2型の3つのキャップを形成することができ、それぞれm7G5 ’ppp5 ’Np、m7G5 ’ppp5 ’NmpNp、m7G5 ’ppp5 ’NmpNmpNpである。
【0003】
キャップ構造は、mRNA翻訳の開始に必要な構造であり、リボソームがmRNAを認識するようにシグナルを提供し、AUGから翻訳が開始されるようにリボソームがmRNAに結合することを助ける。同時に、キャップ構造はmRNAの安定性を高め、5’→3’エキソヌクレアーゼの攻撃からmRNAを保護することができる。
【0004】
要約すると、キャップ構造はmRNAにおいて鋼鉄のヘルメットのような役割を果たし、mRNAが損傷を受けないように保護することができるだけでなく、化学修飾を介して鋼鉄ヘルメットに刻印を加えることによって他のメンバーによって容易に認識される。天然キャップ構造に加えて、体外転写過程においても、キャップ構造類似体がmRNA構造の安定性を向上させるために多く使用され、一般的なものには、ARCA及びCap 1構造類似体などがある。
【0005】
研究によると、mRNAのキャップ構造はmRNA品質管理及び生物の固有免疫と重要な関連があることが示された。従って、新規なキャップ類似体を発明することは、mRNAの安定性を高め、mRNA翻訳の効率を向上させるために重要な意義がある。
【発明の概要】
【0006】
mRNAの安定性及び/又はmRNAの翻訳効率を向上させるために、本発明は、新規な修飾ロックヌクレオシドのmRNAキャッピング類似体及びその使用を提供する。
【0007】
具体的には、本発明の第1の方面は、式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物を提供する。
【0008】
JPEG
2025107988000002.jpg
68
164
ただし、
Xは、-O-、-S-、-N(R
1
)-、-C(=O)-、-C(=O)N(R
1
)-、-NR
1
C(=O)-、-C(=O)O-、-OC(=O)-、-S(=O)
2
-から選択されるか、又は存在せず、Xは、好ましくは-O-、-S-、-NH-、-N(CH
3
)-、-C(=O)-、-C(=O)N(CH
3
)-、-N(CH
3
)C(=O)-、-C(=O)NH-、-NHC(=O)-、-C(=O)O-、-OC(=O)-、-S(=O)
2
-から選択されるか、又は存在せず、Xは、より好ましくは-C(=O)-、-S(=O)
2
-から選択されるか、又は存在せず、
nは、1~3の整数から選択され、好ましくはnは、1又は2であり、
R
1
、R
2
、R
3
、R
5
、R
6
は、独立して水素原子、置換又は非置換C
1
~C
6
アルキル、C
2
~C
6
アルケニル、C
2
~C
6
アルキニル、C
3
~C
6
シクロアルキル又はベンジルから選択され、好ましくは、独立して水素原子又はメチルであり、
R
4
は、ハロゲン、-NR
1
R
2
、水素原子、-CN、置換又は非置換C
1
~C
6
アルキル、C
2
~C
6
アルケニル又はC
2
-C
6
アルキニルから選択され、好ましくは、ハロゲン、-N(CH
3
)H、-NH
2
、-N(CH
3
)
2
、水素原子、-CN、-CH
3
、-CF
2
H、-CCl
2
H、-CFH
2
、-CClH
2
、-CH=CH
2
又はC
2
アルキニルから選択され、より好ましくは、-CH
3
、-CF
2
H、-N(CH
3
)
【0009】
本発明の第2方面は、体外共転写mRNAキャッピング試薬の製造の応用における、本発明の第1方面による式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物の使用を提供する。
【0010】
本発明の第3方面は、キャップ構造又はキャップ構造フラグメントとして、本発明の第1方面による式(I)で表される化合物又はその立体異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物を含む、RNA分子を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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