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公開番号2025106484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-15
出願番号2025064676,2023220211
出願日2025-04-10,2021-04-01
発明の名称ビデオコーディングのための方法及び装置
出願人テンセント・アメリカ・エルエルシー
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/52 20140101AFI20250708BHJP(電気通信技術)
要約【課題】サブブロックベースのマージ候補の数の値の範囲を設定する方法を提供する。
【解決手段】受信回路及び処理回路を含むビデオデコーディングのための装置において、処理回路は、コーディングされたビデオビットストリームからデコードされた予測情報に基づいてパラメータを決定する。パラメータは、サブブロックベースの時間的動きベクトル予測の有効/無効状態を示すフラグに依存する範囲内にある。次に、処理回路はまた、パラメータに基づいてサブブロックベースのマージ候補リスト内の候補の最大数を計算し、サブブロックベースの予測モードにおける現在のブロックに応答して、現在のブロックの構成されたサブブロックベースのマージ候補リストからの候補選択に基づいて、現在のブロックのサンプルを再構成する。現在のブロックの構成されたサブブロックベースのマージ候補リストは、最大数によって制約される。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項1】
デコーダにおけるビデオデコーディングのための方法であって:
プロセッサが、コーディングされたビデオビットストリームからデコードされた予測情報に基づいてパラメータを決定するステップであって、前記パラメータは、サブブロックベースの時間的動きベクトル予測の有効/無効状態を示すフラグに依存する範囲内にある、ステップと;
前記プロセッサが、前記パラメータに基づいて、前記サブブロックベースのマージ候補リスト内の候補の最大数を計算するステップと;
サブブロックベースの予測モードにおける現在のブロックに応答して、前記現在のブロックの構成されたサブブロックベースのマージ候補リストからの候補選択に基づいて、前記現在のブロックのサンプルを再構成するステップであって、前記現在のブロックの前記構成されたサブブロックベースのマージ候補リストは、前記サブブロックベースのマージ候補リスト内の前記候補の最大数によって制約される、ステップと;を含む、
方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[参照による援用]
本願は、2020年4月6日に出願された米国仮特許出願第63/005,511号"METHOD OF SETTING NUMBER OF SUBBLOCK MERGING CANDIDATES"の優先権の利益を主張する2021年3月30日に出願された米国特許出願第17/217,595号“METHOD AND APPARATUS FOR VIDEO CODING”の優先権の利益を主張する。先の出願の開示全体は、その全体が参照により本明細書に援用される。
続きを表示(約 2,900 文字)【0002】
本開示は、ビデオコーディングに概して関連する実施形態を記載する。
【背景技術】
【0003】
本明細書で提供される背景技術の説明は、本開示の文脈を一般的に提示するためのものである。本発明者の仕事は、その仕事がこの背景技術のセクションに記載されている範囲において、また、出願時に他の点では先行技術として適格でないかもしれない説明の側面において、本開示に対する先行技術として明示的にも暗示的にも認められない。
【0004】
ビデオコーディング及びデコーディングは、動き補償を伴うイントラ画像予測を用いて行うことができる。非圧縮ディジタルビデオは、一連の画像を含むことができ、各画像は、例えば、1920×1080の輝度(luminance)サンプル及び関連するクロミナンス(chrominance)サンプルの空間寸法を有する。一連の画像は、例えば、毎秒60画像又は60Hzの固定又は可変の画像レート(非公式にはフレームレートとも呼ばれる)を有することができる。非圧縮ビデオは、かなりのビットレート要件を有する。例えば、サンプル当たり8ビットの1080p60 4:2:0ビデオ(60Hzのフレームレートでの1920x1080の輝度サンプル解像度)は、1.5Gbit/sに近い帯域幅を必要とする。1時間のこのようなビデオは、600Gバイトを超える記憶領域を必要とする。
【0005】
ビデオコーディング及びデコーディングの1つの目的は、圧縮による入力ビデオ信号の冗長性の低減であり得る。圧縮は、場合によっては、2桁以上前述の帯域幅又は記憶領域の要求を低減するのに役立つことができる。ロスレス(lossless)圧縮及びロッシー(lossy)圧縮の両方、ならびにそれらの組み合わせを用いることができる。ロスレス圧縮は、元の信号の正確なコピーを圧縮された元の信号から再構成することができる技術をいう。ロッシー圧縮を使用する場合、再構成された信号は、元の信号と同一ではないかもしれないが、元の信号と再構成された信号との間の歪みは、再構成された信号を意図された用途に有用にするのに十分小さい。ビデオの場合、ロッシー圧縮が広く用いられている。許容される歪みの量は、アプリケーションに依存する;例えば、特定のコンシューマストリーミングアプリケーションのユーザは、テレビ配信アプリケーションのユーザよりも高い歪みを許容し得る。達成可能な圧縮比は、以下を反映することができる:より高い許容できる/容認できる歪みは、より高い圧縮比をもたらすことができる。
【0006】
動き補償は、ロッシー圧縮技術であることができ、かつ、以前に再構成された画像又はその一部(参照画像)からのサンプルデータのブロックが、動きベクトル(以下MV)によって示される方向に空間的にシフトされた後に、新しく再構成された画像又はその一部の予測のために使用される技術に関連付けることができる。場合によっては、参照画像は、現在再構成中の画像と同じであることができる。MVは、X及びYの2次元、又は3次元を有することができ、第3の次元は、使用中の参照画像の表示である(後者は、間接的に、時間次元であることができる)。
【0007】
いくつかのビデオ圧縮技術では、サンプルデータのある領域に適用可能なMVは、他のMVから、例えば、再構成中の領域に空間的に隣接し、デコード順にそのMVに先行するサンプルデータの別の領域に関連するMVから予測することができる。これにより、MVのコーディングに必要なデータ量を大幅に削減することができ、それによって冗長性を除去し、圧縮を増加させる。MV予測は、例えば、カメラ(ナチュラルビデオとして知られる)から導出される入力ビデオ信号をコーディングする際に、単一のMVが適用される領域よりも大きい領域が同様の方向に移動する統計的可能性があり、従って、ある場合には、隣接領域のMVから導出された同様の動きベクトルを用いて予測することができるので、効果的に機能することができる。その結果、所与の領域に対して、周囲のMVから予測されるMVと類似又は同一であることが見出され、そして、それは、エントロピーコーディングの後、MVを直接コーディングする場合に使用されるであろうものよりも、より少ない数のビットで表現することができる。場合によっては、MV予測は、元の信号(すなわち、サンプルストリーム)から導出された信号(すなわち、MV)のロスレス圧縮の例であり得る。他の場合には、MV予測それ自体は、例えば、いくつかの周囲のMVから予測子を計算する際の丸め誤差のために、ロッシーであり得る。
【0008】
様々なMV予測メカニズムが、H.265/HEVC(ITU-T Rec. H.265,“High Efficiency Video Coding”, December 2016)に記述されている。H.265が提供する多くのMV予測メカニズムのうち、本明細書に記載されるものは、以下「空間マージ」と呼ばれるテクニックである。
【0009】
図1を参照すると、現在のブロック(101)は、空間的にシフトされた同じサイズの前のブロックから予測可能であることが、動き探索処理中にエンコーダによって見出されたサンプルを含む。MVを直接コーディングする代わりに、MVは、1つ以上の参照画像に関連付けられたメタデータから、例えば、A0、A1、及びB0、B1、B2(それぞれ102から106)と示される5つの周囲のサンプルのいずれかに関連付けられたMVを使用して、最新の(デコーディング順に)参照画像から導出することができる。H.265では、MV予測は、隣接するブロックが使用しているのと同じ参照画像からの予測子を使用することができる。
【発明の概要】
【0010】
本開示の態様は、ビデオエンコーディング/デコーディングのための方法及び装置を提供する。いくつかの例では、ビデオデコーディングのための装置は、受信回路及び処理回路を含む。例えば、処理回路は、コーディングされたビデオビットストリームからデコードされた予測情報に基づいてパラメータを決定する。パラメータは、サブブロックベースの時間的動きベクトル予測の有効/無効状態を示すフラグに依存する範囲内にある。次に、処理回路は、パラメータに基づいてサブブロックベースのマージ候補リスト内の候補の最大数を計算し、サブブロックベースの予測モードにおける現在のブロックに応答して、現在のブロックの構成されたサブブロックベースのマージ候補リストからの候補選択に基づいて、現在のブロックのサンプルを再構成する。現在のブロックの構成されたサブブロックベースのマージ候補リストは、サブブロックベースのマージ候補リストの候補の最大数によって制約される。
(【0011】以降は省略されています)

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