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公開番号
2025104511
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222367
出願日
2023-12-28
発明の名称
電気機器の筐体
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H05K
9/00 20060101AFI20250703BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】ハウジングとカバーの封止に液状ガスケットが用いられている筐体において、ハウジングとカバーを確実に導通させる技術を提供する。
【解決手段】本明細書が開示する筐体は、導電性を有しているハウジングとカバー、および、非導電性を有しているガスケットを備える。ハウジングは開口を有しており、当該開口の周囲に第1座面が設けられている。カバーはハウジングの開口を塞ぐ。ガスケットは第1座面とカバーの間に配置されている。ガスケットは、当初は流動性を有しているが、塗布後に硬化する液状ガスケットである。ハウジングには、第2座面と、第2座面から突出する位置決めピンと、第2座面を第1座面から隔てる溝が設けられている。カバーは、カバー本体から第2座面に沿って延びているタブを有している。タブには位置決めピンに嵌合する位置決め孔が設けられている。タブが第2座面に接触しておりタブを介してカバーとハウジングが導通する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電気機器の筐体であり、
導電性を有しており、開口を有しているとともに前記開口の周囲に第1座面が設けられているハウジングと、
導電性を有しており、前記開口を塞ぐカバーと、
非導電性を有しており、前記第1座面と前記カバーの間に配置されているガスケットと、
を備えており、
前記ハウジングには、前記第1座面の隣りに位置する第2座面と、前記第2座面から突出する位置決めピンと、前記第2座面を前記第1座面から隔てる溝が設けられており、
前記カバーは、カバー本体から前記第2座面に沿って延びているとともに前記位置決めピンに嵌合する位置決め孔が設けられているタブを有しており、
前記ガスケットは、前記第1座面に塗布される前は流動性を有しており、塗布後に硬化する液状ガスケットであり、
前記タブが前記第2座面に接触しており前記タブを介して前記カバーと前記ハウジングが導通している、
筐体。
続きを表示(約 56 文字)
【請求項2】
前記第2座面の高さが前記ガスケットの表面の高さ以上である、請求項1に記載の筐体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、電気機器の筐体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電気機器の筐体のハウジングは、ユーザが内部の電気部品にアクセスするための開口を備えている。通常、開口はカバーで閉じられている。開口の縁とカバーとの間を封止するために、開口の周囲とカバーの間にガスケットが配置される。特許文献1、2に、開口とカバーとの間にガスケットが配置されたインバータが開示されている。インバータは電気機器の一種である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-327991号公報
特開2020-078971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ハウジングとカバーは導電性の材料で作られるが、ガスケットは非導電性の材料で作られることが多い。ハウジングは、内部の電気部品の電気的なグランド(アース)として利用されることが多い。ハウジングとカバーが導通していないと、ハウジングとカバーの間に電位差が生じるおそれがある。ハウジングとカバーの間の電位差は、筐体を通じて電磁ノイズが放射される(あるいは電磁ノイズが筐体内に入り込む)原因となり得る。
【0005】
通常、カバーはボルトでハウジングに固定される。ボルトの周囲でカバーとハウジングが接すれば、両者は導通する。一方、カバーとハウジングの間の封止に液状ガスケットが用いられることがある。液状ガスケットは、初期状態で流動性を有しており、ハウジングの周囲に塗布された後、乾燥または紫外線または熱などにより硬化するシーリング材である。液状ガスケットを用いると、流動性を有する間にボルトの周囲まで液状のガスケットが拡がり、ボルトの周囲でのカバーとハウジングの導通が損なわれるおそれがある。本明細書は、ハウジングとカバーの間の封止に液状ガスケットが用いられる筐体(電気機器の筐体)において、ハウジングとカバーを確実に導通させる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する筐体は、導電性を有しているハウジングとカバー、および、非導電性を有しているガスケットを備える。ハウジングは、開口を有しているとともに当該開口の周囲に第1座面が設けられている。カバーは、ハウジングの開口を塞ぐ。ガスケットは第1座面とカバーの間に配置されている。ハウジングには、第1座面の隣りに位置する第2座面と、第2座面から突出する位置決めピンと、第2座面を第1座面から隔てる溝が設けられている。カバーは、カバー本体とタブを有している。タブは、カバー本体から第2座面に沿って延びている。タブには位置決めピンに嵌合する位置決め孔が設けられている。ガスケットは、第1座面に塗布される前は流動性を有しており、塗布後に硬化する液状ガスケットである。タブが第2座面に接触しておりタブを介してカバーとハウジングが導通する。
【0007】
本明細書が開示する筐体では、カバーは第2座面に接するタブを介してハウジングと導通する。第2座面は溝によって第1座面から隔てられている。第1座面に塗布された液状のガスケットが第1座面の周囲に拡がっても余剰ガスケットは溝に落ちるので第2座面には達しない。すなわち、余剰ガスケットがタブとハウジングの導通を妨げることがない。すなわち、カバーがハウジングに確実に導通する。
【0008】
第2座面の高さがガスケットの表面高さ以上であるとよい。カバーをハウジングに取り付けるとタブと第2座面が確実に接触する。
【0009】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例の筐体の斜視図である。
実施例の筐体の斜視図である(カバーを外した状態)。
図1のIII-III線に沿った筐体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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