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公開番号2025104401
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222150
出願日2023-12-28
発明の名称触覚提示装置、触覚提示方法、及びプログラム
出願人H2L株式会社
代理人弁理士法人信友国際特許事務所
主分類G06F 3/01 20060101AFI20250703BHJP(計算;計数)
要約【課題】電気刺激により触覚を提示する際に、痛みを与えずに適切に触覚の提示が行えるようにする。
【解決手段】所定の周波数でサンプリングされた触覚の振動をとらえた触覚信号を、1つのサンプリング信号ごとに一定の短時間隔のパルス電圧とする波形処理部12と、波形処理部12で得られた一定の短時間隔のパルス電圧を、皮膚と接触した電極23a,23b,23cに与えるパルス印加部22とを備える。これにより、痛みを与えずに適切に指先などに触覚を提示できるようになる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の周波数でサンプリングされた触覚の振動をとらえた触覚信号を、1つのサンプリング信号ごとに一定の短時間隔のパルス電圧とする波形処理部と、
前記波形処理部で得られた一定の短時間隔の前記パルス電圧を、皮膚と接触した電極に与えるパルス印加部と、を備える
触覚提示装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記所定の周波数は、20Hz~300Hzの間の周波数であり、
短時間幅の前記パルス電圧のオンのパルス幅は、0.1m秒~0.3m秒の間で設定され、
それぞれのパルス電圧のオフのパルス幅は、0.2m秒以上とした
請求項1に記載の触覚提示装置。
【請求項3】
前記電極は、指に装着したものである
請求項2に記載の触覚提示装置。
【請求項4】
前記電極は、指の腹以外の箇所に装着したものである
請求項3に記載の触覚提示装置。
【請求項5】
情報処理装置が、所定の周波数でサンプリングされた触覚の振動をとらえた触覚信号を、1つのサンプリング信号ごとに一定の短時間隔のパルス電圧とする波形処理と、
前記波形処理で得られた一定の短時間隔の前記パルス電圧を、前記情報処理装置から皮膚と接触した電極に与えるパルス印加処理と、を含む
触覚提示方法。
【請求項6】
電極に電圧を印加する処理を行うコンピュータに実装されたプログラムであり、
所定の周波数でサンプリングされた触覚の振動をとらえた触覚信号を、1つのサンプリング信号ごとに一定の短時間隔のパルス電圧とする波形処理手順と、
前記波形処理手順で得られた一定の短時間隔の前記パルス電圧を、皮膚と接触した電極に与えるパルス印加手順と、を前記コンピュータに実行させる
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、対象者の指などに触覚を提示する触覚提示装置、触覚提示方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、指などの皮膚に擬似的な触覚を提示する触覚提示装置が開発されている。例えば、指に振動部材を装着して、指が平滑な箇所を擦ったときの触覚や、ざらざらした箇所を擦ったときの触覚のように、様々な触覚を振動部材による振動で再現する触覚提示装置が開発されている。このような触覚提示装置は、例えば映像に連動した触覚を提示して、対象者に、映像で示されたものを実際に触れたような感覚を与えることができる。
【0003】
触覚を提示する方法としては、振動部材により物理的に振動を与える方法の他に、電極により刺激を与える方法がある。電極は、比較的小型に構成できるため好適である。
特許文献1には、基板上に配置した微小な電極を指に接触させて、電気刺激により触覚提示を行う技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-173546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、電気刺激により触覚を提示する場合、指などの皮膚に電気信号を与える際に、適切な刺激を与えるのが難しいという問題があった。すなわち、皮膚に同じ電圧の電気刺激を与えても、一人ひとりが感じる程度には差がある。電気刺激が強すぎると痛いと感じてしまい、弱すぎると触覚を感じることができないため、適切な調整が難しいという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑み、電気刺激により触覚を提示する際に、適切な触覚提示が可能な触覚提示装置、触覚提示方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の触覚提示装置は、所定の周波数でサンプリングされた触覚の振動をとらえた触覚信号を、1つのサンプリング信号ごとに一定の短時間隔のパルス電圧とする波形処理部と、波形処理部で得られた一定の短時間隔のパルス電圧を、皮膚と接触した電極に与えるパルス印加部と、を備える。
【0008】
また、本発明の触覚提示方法は、情報処理装置が、所定の周波数でサンプリングされた触覚の振動をとらえた触覚信号を、1つのサンプリング信号ごとに一定の短時間隔のパルス電圧とする波形処理と、
前記波形処理で得られた一定の短時間隔の前記パルス電圧を、情報処理装置から皮膚と接触した電極に与えるパルス印加処理と、を含む。
【0009】
また、本発明のプログラムは、上記の触覚提示方法の各処理を実行する手順を、コンピュータに実行させるものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、電極の装着者に対して、痛みを与えることなく適切に電気刺激で触覚を提示することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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