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公開番号
2025104130
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221997
出願日
2023-12-27
発明の名称
管継手及びシール部材
出願人
株式会社クボタ
代理人
個人
,
個人
主分類
F16L
21/04 20060101AFI20250702BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】管の挿し口と被接合管の受口との接合作業を効率良く行うことができる管継手及びシール部材を実現する。
【解決手段】
管継手1は、環状のバルブ部11と、バルブ部11よりも低い可撓性を有するとともに、バルブ部11に対して、被接合管20の軸方向の直管部21側に接続されるロックリング部14と、を含むシール部材10を有する。被接合管20は、受口22の内周面に、ロックリング部14と係合可能な第1受口係合部26aを有する。ロックリング部14は、バルブ部11が被接合管20の受口22から抜け出す方向に移動した際に、第1受口係合部26aに係合し、管30の挿し口32が被接合管20の受口22から抜け出す方向に移動した際に第1受口係合部26a及び挿し口32の挿し口係合部33に係合する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
管の挿し口と、前記管の挿し口が挿入される被接合管の受口と、前記管の挿し口の外周面と前記被接合管の受口の内周面との間をシールするシール部材と、を有する管継手であって、
前記シール部材は、
外周面が前記被接合管の受口の内周面に押し付けられるとともに、内周面が前記管の挿し口の外周面に押し付けられる環状のバルブ部と、
前記バルブ部よりも低い可撓性を有するとともに、前記バルブ部に対して、前記被接合管の軸方向の直管部側に接続されるロックリング部と、を有し、
前記管は、前記挿し口の外周面に、前記ロックリング部と係合可能な挿し口係合部を有し、
前記被接合管は、前記受口の内周面に、前記ロックリング部と係合可能な第1受口係合部を有し、
前記ロックリング部は、
前記バルブ部が前記被接合管の受口から抜け出す方向に移動した際に前記第1受口係合部に係合し、前記管の挿し口が前記被接合管の受口から抜け出す方向に移動した際に前記第1受口係合部及び前記挿し口係合部に係合する、
管継手。
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【請求項2】
請求項1に記載の管継手において、
前記ロックリング部は、
前記被接合管の直管部側に位置する第1ロック部と、
前記第1ロック部よりも前記被接合管の受口側で且つ径方向外方に位置する第2ロック部と、を有し、
前記第1ロック部は、
前記管の挿し口が前記被接合管の受口から抜け出す方向に移動した際に前記挿し口係合部に係合し、
前記第2ロック部は、
前記バルブ部が前記被接合管の受口から抜け出す方向に移動した際、及び前記管の挿し口が前記被接合管の受口から抜け出す方向に移動した際に、前記第1受口係合部に係合する、
管継手。
【請求項3】
請求項2に記載の管継手において、
前記被接合管の受口は、
前記第1受口係合部よりも軸方向の直管部側の内周面に第2受口係合部を有し、
前記ロックリング部は、
前記第1ロック部と前記第2ロック部との間に位置する第3ロック部を有し、
前記第3ロック部は、
前記バルブ部が前記被接合管の直管部側に移動した際に、前記第2受口係合部に係合する、
管継手。
【請求項4】
請求項1に記載の管継手において、
前記シール部材は、
可撓性を有し、前記バルブ部と前記ロックリング部とを接続する接続部をさらに有する、
管継手。
【請求項5】
請求項2に記載の管継手において、
前記ロックリング部は、
軸方向に見て円弧状の板状部材によって構成され、
前記第1ロック部から前記第2ロック部に向かうにつれて前記バルブ部の径方向外方に位置し、
前記第1ロック部は、前記バルブ部の外周面よりも前記径方向内方且つ前記バルブ部の内周面よりも前記径方向外方に位置し、
前記第2ロック部は、前記バルブ部の外周面よりも前記バルブ部の径方向外方に位置する、
管継手。
【請求項6】
管の挿し口の外周面と前記管の挿し口が挿入される被接合管の受口の内周面との間をシールするシール部材であって、
シール性を有する環状のバルブ部と、
前記バルブ部よりも低い可撓性を有するとともに、前記被接合管の受口に接合された前記管の挿し口の前記受口からの離脱を防止するロックリング部と、を有し、
前記ロックリング部は、
前記バルブ部に対して、前記バルブ部の軸方向に接続されている、
シール部材。
【請求項7】
請求項6に記載のシール部材において、
可撓性を有し、前記バルブ部と前記ロックリング部とを接続する接続部をさらに有する、
シール部材。
【請求項8】
請求項6に記載のシール部材において、
前記ロックリング部は、
前記軸方向に見て円弧状の板状部材によって構成され、
第1ロック部と、前記第1ロック部よりも前記バルブ部側に位置する第2ロック部と、を有し、前記第1ロック部から前記第2ロック部に向かうにつれて前記バルブ部の径方向外方に位置し、
前記第1ロック部は、
前記バルブ部の外周面よりも前記バルブ部の径方向内方且つ前記バルブ部の内周面よりも前記径方向外方に位置し。
前記第2ロック部は、
前記バルブ部の外周面よりも前記径方向外方に位置する、
シール部材。
【請求項9】
請求項8に記載のシール部材において、
前記ロックリング部は、
前記第1ロック部と前記第2ロック部との間に位置する第3ロック部を有する、
シール部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管の挿し口と、前記管の挿し口が挿入される被接合管の受口と、前記管の挿し口の外周面と前記被接合管の受口の内周面との間をシールするシール部材と、を有する管継手及びシール部材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
挿し口及び受口を有するダクタイル鋳鉄管(水道管の一例)の敷設工事などにおいて、地中の溝内に配置された被接合管に対して、管を接合する管接合作業が行われている。この管接合作業では、作業者は、まず、前記被接合管と接合される前記管を、前記溝内に吊り下ろす必要がある。その後、作業者は、前記溝内で、前記管と前記被接合管とを芯合わせして、前記管の挿し口を前記被接合管の受口に挿入し、前記挿し口と前記受口とを接合する必要がある。
【0003】
このような従来の管接合作業では、作業者は、前記溝内で前記被接合管に対する前記管の位置を確認しながら、前記管と前記被接合管との芯合わせを手作業で行う必要がある。
【0004】
このように、従来の管接合作業は、作業者の作業負担が大きく且つ狭い溝内で作業を行う必要があるため、作業性があまり良くなかった。
【0005】
また、前記管と前記被接合管との接合部分には、前記被接合管の受口に前記管の挿し口が挿入された管継手が構成される。前記管継手は、前記管を流れる流体を密閉するためのシール材と、前記被接合管の受口からの前記管の挿し口の離脱を防止するロックリングとを有している。このような管継手において、前記ロックリングの離脱防止機能を良好に維持しつつ、前記管と前記被接合管とを適切に接合するために、前記被接合管に対して、ロックリング及び前記管の位置決めが必要であった。
【0006】
これに対し、例えば特許文献1には、被接合管の受口に対するロックリングの芯出しを行うロックリング芯出し用部材を有する離脱防止管継手が開示されている。前記離脱防止管継手は、ロックリング芯出し用部材を用いることにより、ロックリングの芯出しを良好に行うことができる。この離脱防止管継手を用いることにより、ロックリングの姿勢を管理することなく、前記管と前記被接合管とを良好に接合できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-261468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、前記特許文献1に開示されている離脱防止管継手は、被接合管の受口のロックリング収容溝にロックリングを嵌め込み、被接合管の受口のシール材収容溝にシール材を嵌め込んだ状態において、前記被接合管の受口に前記管の挿し口を挿入する。前記シール材は、可撓性の高いゴム材等で構成されているため、接合作業の際に前記管の挿し口から大きな力が加わると弾性変形により前記シール材収容溝から抜け出しやすい。そこで、前記管の挿し口と前記被接合管の受口とを芯合わせした状態で、前記シール材の位置がずれないように慎重に挿入する必要があった。
【0009】
これに対し、前記管の挿し口と前記被接合管の受口との接合作業を効率良く行うことができる管継手及びシール部材が求められている。
【0010】
本発明の目的は、管の挿し口と、前記管の挿し口が挿入される被接合管の受口と、前記管の挿し口の外周面と前記被接合管の受口の内周面との間をシールするシール部材と、を有する管継手及びシール部材において、前記管の挿し口と前記被接合管の受口との接合作業を効率良く行う構成を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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