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公開番号2025102830
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2025045947,2022048719
出願日2025-03-19,2014-03-14
発明の名称ペプチド組成物
出願人リズム・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07K 7/54 20060101AFI20250701BHJP(有機化学)
要約【課題】メラノコルチン-4受容体(MC4R)の調節物質(例えば、アゴニストおよびアンタゴニスト)であるポリペプチド化合物、およびこれを含む医薬組成物を提供する。
【解決手段】以下の構造式(I)のポリペプチドまたはその医薬的に許容される塩である。
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式中、R1は、-H、またはC1-C6アシルであり;R2は、-NR3R4または-OR5であり、R3、R4およびR5は、それぞれ独立して、HまたはC1-C6アルキルである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
以下の構造式(I)の単離されたポリペプチド:
TIFF
2025102830000025.tif
13
152
またはその医薬的に許容される塩であって、
式中、


は、-H、またはC1-C6アシルであり;


は、-NR



または-OR

であり、R

、R

およびR

は、それぞれ独立
して、HまたはC1-C6アルキルであり;


は、Arg、Lys、Orn、His、Nle、Phe、Val、Leu、Trp
、Tyr、Ala、Ser、Thr、Gln、Asn、Asp、Glu、またはTzAl
aから選択されるアミノ酸残基であるか;または


は、置換されていてもよいC1-C12アルキル、置換されていてもよいC6-C
18アリール、置換されていてもよいC5-C18ヘテロアリール、アリール部分が置換
されていてもよいC6-C18アリールであり、アルキル部分が置換されていてもよいC
1-C12アルキルであるアラルキル、またはヘテロアリール部分が置換されていてもよ
いC5-C18ヘテロアリールであり、アルキル部分が置換されていてもよいC1-C1
2アルキルであるヘテロアラルキルから選択される部分であるか;または


が存在しないか;または


およびA

は、それぞれ独立して、Cys、hCys、Pen、Asp、Glu、
Lys、Orn、Dbu、またはDprから選択されるアミノ酸残基であり、A

および


は、対で、それぞれの側鎖の間に共有結合を生成することができるように選択され;


は、Ala、Tle、Val、Leu、Ile、Cha、Pro、Ser、Thr
、Lys、Arg、His、Phe、Gln、Sar、Gly、Asn、Aibから選択
されるアミノ酸残基であるか、または


は、存在しないか、または


は、残基Yであり、Yは、以下の構造式
TIFF
2025102830000026.tif
86
148
によって表されるアミノ酸から選択されるアミノ酸であり、

11
およびR
12
は、それぞれ独立して、H、-CH

、フェニルまたはベンジルで
あり;
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】


が、-H、またはC1-C6アシルであり;


が、-NR



、または-OR

であり、R

、R

およびR

が、それぞれ独
立して、HまたはC1-C6アルキルであり;


は、存在しないか;または


は、Arg、Lys、Orn、His、Nle、Phe、Val、Leu、Trp
、Tyr、Ala、Ser、Thr、Gln、Asn、Asp、Glu、またはTzAl
aから選択されるアミノ酸残基であるか;または


は、置換されていてもよいC1-C12アルキル、置換されていてもよいC6-C
18アリール、置換されていてもよいC5-C18ヘテロアリール、アリール部分が置換
されていてもよいC6-C18アリールであり、アルキル部分が置換されていてもよいC
1-C12アルキルであるアラルキル、またはヘテロアリール部分が置換されていてもよ
いC5-C18ヘテロアリールであり、アルキル部分が置換されていてもよいC1-C1
2アルキルであるヘテロアラルキルから選択される部分であり;


およびA

は、それぞれ独立して、Cys、hCys、Pen、Asp、Glu、
Lys、Orn、Dbu、またはDprから選択されるアミノ酸残基であり、A

および


は、対で、それぞれの側鎖の間に共有結合を生成することができるように選択され;


は、存在しないか、または、Ala、Tle、Val、Leu、Ile、Cha、
Pro、Ser、Thr、Lys、Arg、His、Phe、Gln、Sar、Gly、
Asn、Aibから選択されるアミノ酸残基であり;


は、存在しないか、または、Atc、Ala、QAla、Aib、Sar、Ser
、Thr、Pro、Hyp、Asn、Gln、置換されていてもよいHis、Trp、T
yr、Lys、Arg、sChpから選択されるアミノ酸残基、または残基Xであり、X
はXは、以下の構造式
TIFF
2025102830000029.tif
18
146
によって表されるアミノ酸から選択されるアミノ酸であり、


は、置換されていてもよいPhe、置換されていてもよい1-Nal、または置換
されていてもよい2-Nalであり;


は、Argであり;


は、Trpであり、
任意のアミノ酸残基は、L-配座またはD-配座のいずれかである、請求項1に記載の
【請求項3】


がD-アミノ酸である、請求項1または2に記載のポリペプチド。
【請求項4】


がL-アミノ酸である、請求項1または2に記載のポリペプチド。
【請求項5】


が存在しない、請求項1または2に記載のポリペプチド。
【請求項6】


が、置換されていてもよいD-Pheである、請求項1~5に記載のポリペプチド

【請求項7】


が、F、Cl、Br、I、-CH

、-OH、-CN、アミン、-NO

、または
-OCH

から選択される置換基を有する5個の芳香族炭素のいずれかで置換されていて
もよい、請求項1~6に記載のポリペプチド。
【請求項8】


が、Phe、Phe(2’-F)、Phe(2’-Cl)、Phe(2’-Br)
、Phe(2’-I)、Phe(2’-CN)、Phe(2’-CH

)、Phe(2’
-OCH

)、Phe(2’-CF

)、Phe(2’-NO

)、Phe(3’-F)
、Phe(3’-Cl)、Phe(3’-Br)、Phe(3’-I)、Phe(3’-
CN)、Phe(3’-CH

)、Phe(3’-OCH

)、Phe(3’-CF


、Phe(3’-NO

)、Phe(4’-F)、Phe(4’-Cl)、Phe(4’
-Br)、Phe(4’-I)、Phe(4’-CN)、Phe(4’-CH

)、Ph
e(4’-OCH

)、Phe(4’-CF

)、Phe(4’-NO

)、Phe(4
’-t-Bu)、Phe(2’,4’-ジF)、Phe(2’,4’-ジCl)、Phe
(2’,4’-ジBr)、Phe(2’,4’-ジI)、Phe(2’,4’-ジ-CN
)、Phe(2’,4’-ジ-CH

)、Phe(2’,4’-ジ-OCH

)、Phe
(3’,4’-ジF)、Phe(3’,4’-ジCl)、Phe(3’,4’-ジBr)
、Phe(3’,4’-ジI)、Phe(3’,4’-ジ-CN)、Phe(3’,4’
-ジ-CH

)、Phe(3’,4’-ジ-OCH

)、Phe(3’,5’-ジF)、
Phe(3’,5’-ジCl)、Phe(3’,5’-ジBr)、Phe(3’,5’-
ジI)、Phe(3’、5’-ジ-CN)、Phe(3’,5’-ジCH

)、Phe(
3’,5’-ジ-OCH

)、またはPhe(3’,4’,5’-トリF)から選択され
るD-アミノ酸残基である、請求項1~6に記載のポリペプチド。
【請求項9】


が、F、Cl、Br、I、-CH

、-OH、-CN、アミン、-NO

、または
-OCH

から選択される置換基で、任意の置換位置で置換されていてもよいHisであ
る、請求項1~4または6~8に記載のポリペプチド。
【請求項10】
以下の構造式のいずれかによって表される、請求項1または2に記載のポリペプチド、
またはその医薬的に許容される塩。
TIFF
2025102830000030.tif
118
147
TIFF
2025102830000031.tif
33
146
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、2013年3月15日に出願された米国仮出願番号第61/790,469
号の利益を請求する。上記出願の教示は、本明細書に参考により組み込まれる。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
肥満、代謝症候群、インスリン耐性および糖尿病のような障害は、国家的な健康管理の
費用を顕著に増加させ、罹患した個人、その家族および介護者の生活の質に重篤な影響を
与えることがある。これらの障害の発生は増加しつつあり、流行病の規模に近づきつつあ
る。従って、これらの障害を処置するための組成物および方法のための必要性が存在する

【発明の概要】
【0003】
本発明は、メラノコルチン-4受容体(MC4R)の調節物質であるポリペプチド化合
物、およびこれを含む医薬組成物に関する。
【0004】
特定の実施形態では、ポリペプチド化合物は、以下の構造式(I)の単離されたポリペ
プチド:
TIFF
2025102830000001.tif
12
149
【0005】
またはその医薬的に許容される塩であって、
式中、


は、-H、またはC1-C6アシルであり;


は、-NR



または-OR

であり、R

、R

およびR

は、それぞれ独立
して、HまたはC1-C6アルキルであり;


は、Arg、Lys、Orn、His、Nle、Phe、Val、Leu、Trp
、Tyr、Ala、Ser、Thr、Gln、Asn、Asp、Glu、またはTzAl
aから選択されるアミノ酸残基であるか;または


は、置換されていてもよいC1-C12アルキル、置換されていてもよいC6-C
18アリール、置換されていてもよいC5-C18ヘテロアリール、アリール部分が置換
されていてもよいC6-C18アリールであり、アルキル部分が置換されていてもよいC
1-C12アルキルであるアラルキル、またはヘテロアリール部分が置換されていてもよ
いC5-C18ヘテロアリールであり、アルキル部分が置換されていてもよいC1-C1
2アルキルであるヘテロアラルキルから選択される部分であるか;または


およびA

は、それぞれ独立して、Cys、hCys、Pen、Asp、Glu、
Lys、Orn、Dbu、またはDprから選択されるアミノ酸残基であり、A

および


は、対で、それぞれの側鎖の間に共有結合を生成することができるように選択され;


は、存在しないか、またはAla、Tle、Val、Leu、Ile、Cha、P
ro、Ser、Thr、Lys、Arg、His、Phe、Gln、Sar、Gly、A
sn、Aibから選択されるアミノ酸残基であるか、または残基Yであり、Yは、以下の
構造式
TIFF
2025102830000002.tif
87
142
【0006】
によって表されるアミノ酸から選択されるアミノ酸であり、

11
およびR
12
は、それぞれ独立して、H、-CH

、フェニルまたはベンジルで
あり;

21
、R
22
、R
23
およびR
24
は、それぞれ独立して、H、-CH

、-CF

、フェニル、ベンジル、F、Cl、Br、I、-OCH

、または-OHであり;

31
、R
32
、R
33
、R
34
、R
41
、R
42
およびR
43
は、それぞれ独立して
、H、-CH

、-CF

、フェニル、ベンジル、F、Cl、Br、I、-OCH

、ま
たは-OHであり;


は、存在しないか、または、Atc、Ala、QAla、Aib、Sar、Ser
、Thr、Pro、Hyp、Asn、Gln、置換されていてもよいHis、Trp、T
yr、Lys、Arg、sChpから選択されるアミノ酸、または残基Xであり、Xは、
以下の構造式
TIFF
2025102830000003.tif
80
146
【0007】
によって表されるアミノ酸から選択されるアミノ酸であり、
式中、

51
およびR
52
は、それぞれ独立して、H、-CH

、フェニル、またはベンジル
であり;

61
、R
62
、R
63
およびR
64
は、それぞれ独立して、H、-CH

、-CF

、フェニル、ベンジル、F、Cl、Br、I、-OCH

、または-OHであり;

71
、R
72
、R
73
、R
74
、R
81
、R
82
およびR
83
は、それぞれ独立して
、H、-CH

、-CF

、フェニル、ベンジル、F、Cl、Br、I、-OCH

、ま
たは-OHであり;


は、置換されていてもよいPhe、置換されていてもよい1-Nal、または置換
されていてもよい2-Nalであり;


は、Argであり;


は、Trpであり、
任意のアミノ酸残基は、L-配座またはD-配座のいずれかであり、但し、
(1)A

およびA

は、両方とも非存在ではなく;
(2)A

がアミノ酸である場合、A

は、AibでもGlyでもなく;
(3)A

がHisであり、A

がD-Pheまたは2-Nalである場合、A

は、
D-アミノ酸でもL-Alaでもなく;
(4)A

およびA

が、それぞれ、Cys、hCysまたはPenから選択される場
【0008】
本発明はまた、処置することが必要な対象において、MC4Rの調節に応答性の障害を
処置する方法に関する。この方法は、本明細書に記載のMC4R調節の有効な量を対象に
投与することを含む。特定の実施形態では、MC4Rの調節に応答性の障害としては、1
型糖尿病、2型糖尿病、肥満、インスリン耐性、代謝症候群、男性勃起不全、女性性機能
障害、非アルコール性脂肪肝疾患、非アルコール性脂肪性肝炎、アルコール摂取障害を含
む物質乱用の障害、悪液質、炎症および不安症が挙げられる。
【0009】
特定の実施形態では、本発明の化合物および組成物は、メラノコルチン-1受容体(M
C1R)と比較して、MC4Rおよびメラノコルチン-3受容体(MC3R)に対する高
い選択性および効能を有する。本発明の化合物および組成物は、血圧の影響の増加、心拍
数の増加のような望ましくない副作用、性的刺激および皮膚色素沈着の増加に対する望ま
しくない副作用を減らすか、またはなくすことができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態の例の記載は、以下のとおりである。
(【0011】以降は省略されています)

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