TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025102517
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023220020
出願日2023-12-26
発明の名称品質管理方法、品質管理システム及び品質管理プログラム
出願人前田建設工業株式会社,株式会社大林組
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類E02D 17/18 20060101AFI20250701BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】土木工事に関し、盛土材料の変動に関するトレーサビリティを向上させることを目的とする。
【解決手段】品質管理方法は、撒き出し後の盛土の表面が撮像された画像データと、当該画像データが撮像された位置を示す位置情報とを取得することと、画像データと位置情報とを対応付けて記憶装置に記憶させることと、をコンピュータが実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撒き出し後の盛土の表面が撮像された画像データと、当該画像データが撮像された位置を示す位置情報とを取得することと、
前記画像データと前記位置情報とを対応付けて記憶装置に記憶させることと、
をコンピュータが実行する品質管理方法。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記画像データは、所定の色が着色された標準体がさらに撮像されたものであり、
撮像された前記標準体の色と、基準となる色とに基づいて前記画像データの補正を前記コンピュータがさらに実行する
請求項1に記載の品質管理方法。
【請求項3】
前記所定の色は、原色又は白、黒若しくは所定の明度の灰色を含む
請求項1に記載の品質管理方法。
【請求項4】
補正後の画像データに対し、色相、彩度及び明度の少なくとも何れかについてヒストグラムを作成し、前記位置情報と対応付けて前記記憶装置に記憶させることを前記コンピュータがさらに実行する
請求項2に記載の品質管理方法。
【請求項5】
前記ヒストグラムの形状について、傾向が変化したことを検知し、前記位置情報と対応付けて前記記憶装置に記憶させることを前記コンピュータがさらに実行する
請求項4に記載の品質管理方法。
【請求項6】
前記補正の後の画像データから輪郭の抽出を行い、抽出された前記輪郭の大きさに基づいて前記盛土を形成する材料の粒度を推定し、推定された粒度に関する情報を前記記憶装置に記憶させることを前記コンピュータがさらに実行する
請求項2に記載の品質管理方法。
【請求項7】
加速度センサを備える締固め機械が計測した、当該締固め機械にかかる加速度を取得し、前記記憶装置に記憶させることを前記コンピュータがさらに実行する
請求項1に記載の品質管理方法。
【請求項8】
端末からの要求に応じて、前記記憶装置に記憶されている情報を要求元の端末へ送信することを前記コンピュータがさらに実行する
請求項1に記載の品質管理方法。
【請求項9】
請求項1から7の何れか一項に記載された品質管理方法を実行する1以上のコンピュータを備える品質管理システム。
【請求項10】
請求項1から7の何れか一項に記載された品質管理方法を1以上のコンピュータに実行させるための品質管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、品質管理方法、品質管理システム及び品質管理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、地盤の締固め状態を評価するシステムが提案されていた(例えば特許文献1)。当該システムは、地盤を締め固める振動転圧機の振動加速度を取得する加速度センサと、振動転圧機の位置情報を取得するGNSSと、地盤を複数の領域に区画すると共に、振動転圧機による領域の転圧回数を演算する転圧回数演算部と、振動加速度を周波数解析することにより地盤の締固め状態を示す指標値を領域ごとにそれぞれ演算する締固め指標値演算部と、演算される指標値を領域ごとに転圧回数と紐付けて格納するデータベースと、データベースに格納された転圧回数及び、指標値を、複数の領域ごとにそれぞれ出力可能な出力処理部とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特願2023-016137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
将来的に何らかの問題が生じた場合、所望の部分について振動加速度を用いた地盤の締固め指標値などに関する情報のみからでは、事後的に品質の検証が十分にできないおそれがある。
【0005】
本発明は、土木工事に関し、盛土材料の変動に関するトレーサビリティを向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決するために、本発明は以下の態様を含む。
(態様1)
撒き出し後の盛土の表面が撮像された画像データと、当該画像データが撮像された位置を示す位置情報とを取得することと、
前記画像データと前記位置情報とを対応付けて記憶装置に記憶させることと、
をコンピュータが実行する品質管理方法。
(態様2)
前記画像データは、所定の色が着色された標準体がさらに撮像されたものであり、
撮像された前記標準体の色と、基準となる色とに基づいて前記画像データの補正を前記コンピュータがさらに実行する
態様1に記載の品質管理方法。
(態様3)
前記所定の色は、原色又は所定の明度の白、灰色若しくは黒を含む
態様1に記載の品質管理方法。
(態様4)
補正後の画像データに対し、色相、彩度及び明度の少なくとも何れかについてヒストグラムを作成し、前記位置情報と対応付けて前記記憶装置に記憶させることを前記コンピュータがさらに実行する。
態様2に記載の品質管理方法。
(態様5)
前記ヒストグラムの形状について、傾向が変化したことを検知し、前記位置情報と対応付けて前記記憶装置に記憶させることを前記コンピュータがさらに実行する
態様4に記載の品質管理方法。
(態様6)
前記補正の後の画像データから輪郭の抽出を行い、抽出された前記輪郭の大きさに基づいて前記盛土を形成する材料の粒度を推定し、推定された粒度に関する情報を前記記憶装置に記憶させることを前記コンピュータがさらに実行する
態様2に記載の品質管理方法。
(態様7)
加速度センサを備える締固め機械が計測した、当該締固め機械にかかる加速度を取得し、前記記憶装置に記憶させることを前記コンピュータがさらに実行する
態様1に記載の品質管理方法。
(態様8)
端末からの要求に応じて、前記記憶装置に記憶されている情報を要求元の端末へ送信することを前記コンピュータがさらに実行する
態様1に記載の品質管理方法。
(態様9)
態様1から7の何れか一項に記載された品質管理方法を実行する1以上のコンピュータを備える品質管理システム。
(態様10)
態様1から7の何れか一項に記載された品質管理方法を1以上のコンピュータに実行させるための品質管理プログラム。
【0007】
なお、課題を解決するための手段に記載の内容は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り組み合わせることができる。また、課題を解決するための手段の内容は、コンピュータ等の装置若しくは複数の装置を含むシステム、コンピュータが実行する方法、又はコンピュータに実行させるプログラムとして提供することができる。該プログラムはネットワーク上で実行されるようにすることも可能である。また、当該プログラムを保持する記録媒体を提供するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、土木工事に関し、盛土材料の変動に関するトレーサビリティを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、品質管理システムの一例を示す図である。
図2は、重機の構成の一例を表すブロック図である。
図3は、サーバの一例を示すブロック図である。
図4は、システムの動作の一例を示す処理フロー図である。
図5は、撮像範囲を説明するための模式的な図である。
図6は、撮像される画像の一例を示す図である。
図7は、図6に示した画像データの解析について説明するための図である。
図8は、2種類の材料が撮像された画像データの解析を説明するための図である。
図9は、含水比の高い部分が撮像された画像データの解析を説明するための図である。
図10は、粒度の異なる材料を撮像した画像データの特徴を説明するための図である。
図11は、粒径の推定を説明するための図である。
図12は、第2の実施形態に係る品質管理システムの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

前田建設工業株式会社
架構補強構造
1日前
株式会社竹中工務店
建築方法
8日前
株式会社クボタ
作業車
2日前
住友建機株式会社
ショベル
9日前
住友建機株式会社
作業機械
1日前
住友建機株式会社
ショベル
2日前
住友建機株式会社
ショベル
2日前
住友建機株式会社
作業機械
3日前
住友建機株式会社
ショベル
1日前
住友建機株式会社
ショベル
2日前
株式会社クボタ
作業車両
8日前
日本車輌製造株式会社
建設機械
1日前
住友重機械工業株式会社
ショベル
2日前
住友重機械工業株式会社
ショベル
4日前
大仲建設株式会社
スコップ
8日前
戸田建設株式会社
杭頭空間形成装置
4日前
株式会社マキタ
打撃工具
2日前
住友重機械工業株式会社
作業機械の制御装置
8日前
株式会社小松製作所
作業機械
2日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
9日前
日立建機株式会社
作業機械
8日前
しろくま電力株式会社
支柱設置方法及び仮設治具
2日前
住友建機株式会社
ショベル、ショベル用コネクタ
1日前
コベルコ建機株式会社
作業支援システム
2日前
大和ハウス工業株式会社
基礎及び基礎の施工方法
2日前
住友建機株式会社
ショベル及びショベルシステム
1日前
住友重機械工業株式会社
遠隔操作ショベルシステム
1日前
株式会社日立建機ティエラ
建設機械
8日前
住友建機株式会社
作業機械、作業機械の管理システム
2日前
住友建機株式会社
作業機械用のシステム、及びショベル
1日前
住友建機株式会社
作業機械用のシステム、及びショベル
1日前
株式会社日立建機ティエラ
建設機械
8日前
株式会社小松製作所
作業機械
9日前
住友建機株式会社
作業機械及び遠隔支援システム
1日前
住友重機械工業株式会社
ショベル及びショベルの制御装置
4日前
住友重機械工業株式会社
ショベル及びショベルの制御装置
4日前
続きを見る