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公開番号2025102397
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219826
出願日2023-12-26
発明の名称通信装置および通信方法
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人
主分類H04J 3/00 20060101AFI20250701BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信品質の変化に対して通信装置の消費電力と音声品質とを適切に保つ技術を提供する。
【解決手段】送信部130は、音声信号が含まれる単位時間あたりの複数のパケット信号を他の通信装置に送信する。受信部160は、他の通信装置が複数のパケット信号を受信した際のエラーレート情報を受信する。制御部120は、受信したエラーレート情報に基づいて複数のパケット信号の中から削除する削除パケット数を算出し、送信部130から送信する単位時間あたりの複数のパケット信号の数を決定する。生成部122は、制御部120において決定された複数のパケット信号に音声信号を含めてから送信部130に出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
音声信号が含まれる単位時間あたりの複数のパケット信号を他の通信装置に送信する送信部と、
前記他の通信装置が前記送信部から送信した前記複数のパケット信号を受信した際のエラーレート情報を受信する受信部と、
前記受信部において受信した前記エラーレート情報に基づいて前記複数のパケット信号の中から削除する削除パケット数を算出し、前記送信部から送信する単位時間あたりの前記複数のパケット信号の数を決定する制御部と、
前記制御部において決定された前記複数のパケット信号に音声信号を含めてから前記送信部に出力する生成部とを備え、
前記制御部は、前記エラーレート情報が第1しきい値以下である場合に、削除パケット数を所定数増加させ、前記エラーレート情報が第2しきい値以上である場合に、削除パケット数を所定数減少させる通信装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記受信部において受信した前記エラーレート情報と前記削除パケット数の履歴を記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記記憶部において記憶した履歴をもとに、時刻と削除パケット数との関係であるパターンを生成し、現在時刻と前記パターンとに基づいて前記削除パケットの数を算出し、前記送信部から送信する単位時間あたりの前記複数のパケット信号の数を決定する、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
音声信号が含まれる単位時間あたりの複数のパケット信号を他の通信装置に送信するステップと、
前記他の通信装置が送信した前記複数のパケット信号を受信した際のエラーレート情報を受信するステップと、
受信した前記エラーレート情報に基づいて前記複数のパケット信号の中から削除する削除パケット数を算出し、送信する単位時間あたりの前記複数のパケット信号の数を決定するステップと、
決定された前記複数のパケット信号に音声信号を含めるステップとを備え、
前記決定するステップは、前記エラーレート情報が第1しきい値以下である場合に、削除パケット数を所定数増加させ、前記エラーレート情報が第2しきい値以上である場合に、削除パケットの数を所定数減少させる通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術に関し、特に音声信号を送信する通信装置および通信方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
TDMA(Time Division Multiple Access)方式で無線通信を行う送信機には、受信機との通話中に受信機からの要求(以下「送信中断指示」とも呼ぶ)に応じてデータ送信を停止させるコール・インタラプション機能を備えるものがある。これまで、送信機が所定のタイムスロットのデータ送信を停止する場合、送信機は、音声データにおける連続しない複数の区間から、データ送信を中断するタイムスロット分の音声データを選択し音声品質の劣化を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-131172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような送信機を含む通信装置において、通信品質の変化に対して送信中の消費電力と音声品質とを適切に保つことが求められる。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、通信品質の変化に対して通信装置の消費電力と音声品質とを適切に保つ技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の通信装置は、音声信号が含まれる単位時間あたりの複数のパケット信号を他の通信装置に送信する送信部と、他の通信装置が送信部から送信した複数のパケット信号を受信した際のエラーレート情報を受信する受信部と、受信部において受信したエラーレート情報に基づいて複数のパケット信号の中から削除する削除パケット数を算出し、送信部から送信する単位時間あたりの複数のパケット信号の数を決定する制御部と、制御部において決定された複数のパケット信号に音声信号を含めてから送信部に出力する生成部とを備える。制御部は、エラーレート情報が第1しきい値以下である場合に、削除パケット数を所定数増加させ、エラーレート情報が第2しきい値以上である場合に、削除パケット数を所定数減少させる。
【0007】
本発明の別の態様は、通信方法である。この方法は、音声信号が含まれる単位時間あたりの複数のパケット信号を他の通信装置に送信するステップと、他の通信装置が送信した複数のパケット信号を受信した際のエラーレート情報を受信するステップと、受信したエラーレート情報に基づいて複数のパケット信号の中から削除する削除パケット数を算出し、送信する単位時間あたりの複数のパケット信号の数を決定するステップと、決定された複数のパケット信号に音声信号を含めるステップとを備える。決定するステップは、エラーレート情報が第1しきい値以下である場合に、削除パケット数を所定数増加させ、エラーレート情報が第2しきい値以上である場合に、削除パケットの数を所定数減少させる。
【0008】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、通信品質の変化に対して通信装置の消費電力と音声品質とを適切に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施例に係る通信システムの構成を示す図である。
図2は、実施例に係る通信装置の構成の一例を示す図である。
図3は、通信装置における音声信号処理の概要を説明する図である。
図4は、実施例に係る通信装置における別の音声信号処理の概要を説明する図である。
図5は、実施例に係る通信装置におけるさらに別の音声信号処理の概要を説明する図である。
図6は、実施例に係る通信システムによる通信手順を示すシーケンス図である。
図7は、実施例に係る通信装置による通信手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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