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公開番号2025101907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219005
出願日2023-12-26
発明の名称小切手スキャナー
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 1/04 20060101AFI20250701BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 複数部品で位置決めしていたので、各部品のバラツキが累積される可能性があり、CISモジュール間の距離が安定せず、また、ばらつきを抑えるために組立工程で位置調整を行うと、製造コストがかさむ。
【解決手段】 小切手の搬送方向と交差する方向に並ぶ第1読取りセンサーを有する第1読取部と、第1読取部と対向して配置され、交差する方向に沿って並ぶ第2読取りセンサーを有する第2読取部と、第1読取部と第2読取部の間を通過するように小切手を搬送する搬送部と、第1読取部の下部と第2読取部の下部との相対的な位置決めをする下部位置決め部材と、を備えた小切手スキャナーであって、下部位置決め部材は、単体の部品で形成され、第2読取部に対する第1読取部の位置決めを可能とする第1下部位置決め部と、第1読取部に対する第2読取部の位置決めを可能とする第2下部位置決め部とを備える。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
小切手の搬送方向と交差する方向に並ぶ第1読取りセンサーを有する第1読取部と、
前記第1読取部と対向して配置され、前記交差する方向に沿って並ぶ第2読取りセンサーを有する第2読取部と、
前記第1読取部と前記第2読取部の間を通過するように小切手を搬送する搬送部と、
前記第1読取部の下部と前記第2読取部の下部との相対的な位置決めをする下部位置決め部材と、を備えた小切手スキャナーであって、
前記下部位置決め部材は、単体の部品で形成され、
前記第2読取部に対する前記第1読取部の位置決めを可能とする第1下部位置決め部と、
前記第1読取部に対する前記第2読取部の位置決めを可能とする第2下部位置決め部と、
を備えることを特徴とする小切手スキャナー。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1下部位置決め部は、前記第1読取部のガラス面側の部位と当接し、前記第2下部位置決め部は、前記第2読取部のガラス面側の部位と当接することを特徴とする請求項1に記載の小切手スキャナー。
【請求項3】
前記下部位置決め部は、ガラス面と直交する方向から見て、前記第1読取部のガラス面と前記第2読取部のガラス面の少なくとも一方と重なることを特徴とする前記請求項1または前記請求項2に記載の小切手スキャナー。
【請求項4】
前記第1読取部の上部と前記第2読取部の上部との相対的な位置決めをする上部位置決め部材を備え、
前記上部位置決め部材は、単体の部品で形成され、
前記第2読取部に対する前記第1読取部の位置決めを可能とする第1上部位置決め部と、
前記第1読取部に対する前記第2読取部の位置決めを可能とする第2上部位置決め部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の小切手スキャナー。
【請求項5】
前記第1上部位置決め部は、前記第1読取部のガラス面側の部位と当接し、
前記第2上部位置決め部は、前記第2読取部のガラス面側の部位と当接することを特徴とする請求項4に記載の小切手スキャナー。
【請求項6】
前記上部位置決め部は、ガラス面と直交する方向からみて、前記第1読取部のガラス面と前記第2読取部のガラス面の少なくとも一方と重なることを特徴とする請求項3に記載の小切手スキャナー。
【請求項7】
前記下部位置決め部材は、上部に前記小切手の下縁が載置される搬送面を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の小切手スキャナー。
【請求項8】
前記上部位置決め部材は、
前記第1上部位置決め部と前記第2上部位置決め部とを備える上部位置決め部と、
前記上部位置決め部を支持する支持部と、
を備えることを特徴とする請求項4に記載の小切手スキャナー。
【請求項9】
前記支持部は、前記上部位置決め部を開閉可能に支持し、
前記上部位置決め部が閉じると、前記第1読取部の上部と前記第2読取部の上部との間に入り、
前記上部位置決め部が開かれると、前記第1読取部の上部と前記第2読取部の上部との間から退避することを特徴とする請求項8に記載の小切手スキャナー。
【請求項10】
前記第1読取部を含む第1ユニットと、
前記第1ユニットに回動可能に支持されて、前記第2読取部を含む第2ユニットと、を備え、
前記上部位置決め部材は、前記第1ユニットに設けられ、
前記下部位置決め部材は、前記第2ユニットに設けられることを特徴とする請求項4に記載の小切手スキャナー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、小切手スキャナーに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
紙媒体の小切手を電子化するために、市場では小切手スキャナーが使われている。小切手スキャナーは、コンタクトイメージセンサーであるCISモジュールを表面用/裏面用として搭載している。表面用/裏面用のCISモジュールは向き合って配置され、その間を通過する小切手を撮像する。このスキャン画質はCISモジュールと被撮像物と間の距離によって影響を受ける。このため、対面しているCISモジュール間の位置決めは小切手スキャナーにとって重要な要素である。
特許文献1などに示す従来の小切手スキャナーでは、CISモジュール間の距離は複数部品を介して位置決めされていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許公報US9533848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の小切手スキャナーでは、表面用/裏面用のCISモジュール間の距離は、複数部品を介して決定されていた。このように複数部品が介在する構造では、各部品のバラツキが累積される可能性があり、CISモジュール間の距離が安定しない。
また、ばらつきを抑えるために組立工程で位置調整を行うことも可能であるが、製造コストがかさむ。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、小切手の搬送方向と交差する方向に並ぶ第1読取りセンサーを有する第1読取部と、前記第1読取部と対向して配置され、前記交差する方向に沿って並ぶ第2読取りセンサーを有する第2読取部と、前記第1読取部と前記第2読取部の間を通過するように小切手を搬送する搬送部と、前記第1読取部の下部と前記第2読取部の下部との相対的な位置決めをする下部位置決め部材と、を備えた小切手スキャナーであって、前記下部位置決め部材は、単体の部品で形成され、前記第2読取部に対する前記第1読取部の位置決めを可能とする第1下部位置決め部と、前記第1読取部に対する前記第2読取部の位置決めを可能とする第2下部位置決め部と、を備える構成としてある。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の一実施例にかかる小切手スキャナーの平面図である。
同小切手スキャナーの概略構成を示すブロック図である。
本発明の一実施例にかかるコンタクトイメージセンサーの配置を示す側面図である。
変形例にかかるコンタクトイメージセンサーの配置を示す側面図である。
変形例にかかるコンタクトイメージセンサーの配置を示す側面図である。
同変形例にかかるコンタクトイメージセンサーの配置を示す側面図である。
変形例にかかるコンタクトイメージセンサーの配置を示す側面図である。
小切手スキャナーの斜視図である。
変形例にかかるコンタクトイメージセンサーの配置を示す平面図である。
変形例にかかるコンタクトイメージセンサーの配置を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施例にかかる小切手スキャナーを平面図により示しており、図2は、同小切手スキャナーの概略構成をブロック図により示している。
小切手スキャナー10は、横長の矩形形状の小切手を長手方向に搬送する所定の搬送路11を備えており、同搬送路11に沿って小切手を搬送する搬送部12と、搬送路11の途中で小切手の両面の画像を読み取るためのコンタクトイメージセンサー部20とを備えている。以下では、コンタクトイメージセンサーのことをCISとも呼ぶ。
【0008】
図3は、本発明の一実施例にかかるコンタクトイメージセンサーの配置を側面図により示している。
CIS部20は、二つのCIS21a,21bの読取り面を対面させて搬送路11を挟む様に支持されている。それぞれのCIS21a,21bは、明暗を検出する図示しない光画素センサーを一列または千鳥状に並べてあり、読取り面に配置されるガラス板を介して、被撮像物である小切手の表面及び裏面の画像に対応する明暗等のデータを出力する。被撮像物を所定の速度で搬送しながら微少時間毎にCIS21a,21bが出力するデータを使用して画像データとする。
【0009】
被撮像物とCISのガラス面の距離は所定範囲内にあることを想定しており、小切手の搬送路11を挟んで対峙する二つのCIS21a,21b間の距離の精度は画像データの精度に影響を及ぼしている。
列状に並べられた光画素センサーは第1読取りセンサーおよび第2読取りセンサーに相当し、CIS21aは、小切手の搬送方向と交差する方向に並ぶ第1読取りセンサーを有する第1読取部に相当し、CIS21bは、第1読取部と対向して配置され、交差する方向に沿って並ぶ第2読取りセンサーを有する第2読取部に相当する。搬送部12は、第1読取部と第2読取部の間を通過するように小切手を搬送する。
【0010】
搬送路11は溝状に形成されており、小切手の上部が外部に露出する状態で搬送される。搬送路11の一部であって、CIS部20が配置されている部位は、小切手の搬送時に起こる紙詰まりを解消したり、メンテナンスをするために開閉できるようになっている。
(【0011】以降は省略されています)

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