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公開番号2025101734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2024214378
出願日2024-12-09
発明の名称X線診断装置、及びX線診断装置の制御方法
出願人キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類A61B 6/46 20240101AFI20250630BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】簡素な構成で、X線診断装置におけるAECのための採光野をユーザが容易に視認できるようにする。
【課題を解決するための手段】一実施形態に係るX線診断装置は、X線管と、X線検出パネルと、選択設定部と、採光野投影部と、を備える。X線検出パネルは、X線管から照射され、被検体を透過したX線を検出する。選択設定部は、X線検出パネル内に設けられているAEC(Automatic Exposure Control)のための複数の採光野の中から1つ又は複数の採光野を選択する、又は、前記X線検出パネル内に前記AECのための1つ又は複数の採光野を設定する。採光野投影部は、選択又は設定された前記1つ又は複数の採光野の領域を示す情報を、可視光を用いて視認可能に前記被検体の上に投影する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
X線管と、
前記X線管から照射され、被検体を透過したX線を検出するX線検出パネルと、
前記X線検出パネル内に設けられているAEC(Automatic Exposure Control)のための複数の採光野の中から1つ又は複数の採光野を選択する、又は、前記X線検出パネル内に前記AECのための1つ又は複数の採光野を設定する、選択設定部と、
選択又は設定された前記1つ又は複数の採光野の領域を示す情報を、可視光を用いて視認可能に前記被検体の上に投影する採光野投影部と、
を備えるX線診断装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
撮影プロトコル、前記被検体の撮影部位、及び前記被検体の関心領域を入力する入力部、をさらに備え、
前記選択設定部は、予め設けられた前記複数の採光野の中から、入力された前記撮影プロトコル、前記撮影部位、及び関心領域の少なくとも1つに基づいて、前記1つ又は複数の採光野を選択する、
請求項1に記載のX線診断装置。
【請求項3】
前記選択設定部は、予め設けられた前記複数の採光野の中から、ユーザによる指定に基づいて、前記1つ又は複数の採光野を選択する、
請求項1に記載のX線診断装置。
【請求項4】
前記被検体の上に投影された前記複数の採光野にそれぞれ対応する複数の投影像、及び、前記複数の投影像のうちの少なくとも1つの投影像を指定する前記ユーザのジェスチャ、を撮影する可視光カメラ、をさらに備え、
前記選択設定部は、
前記可視光カメラの撮影画像における、前記ユーザの前記ジェスチャに基づいて、前記少なくとも1つの投影像を特定し、
特定された前記少なくとも1つの投影像に対応する前記採光野の選択を解除して非選択にする、又は、非選択の採光野を再選択する、
請求項3に記載のX線診断装置。
【請求項5】
前記ユーザの前記ジェスチャは、前記ユーザの腕手指、又は前記ユーザが把持する支持部材の位置及び動きの少なくとも一方である、
請求項4に記載のX線診断装置。
【請求項6】
前記被検体に対する前記X線の照射野の領域を、前記被検体の上に投影する照射野投影部、をさらに備え、
前記採光野投影部は、前記1つ又は複数の採光野の領域を示す情報を、前記照射野の領域に重畳するように投影すると共に、前記照射野の領域と識別可能な態様で前記被検体の上に投影する、
請求項1に記載のX線診断装置。
【請求項7】
前記X線の照射野の照射範囲を規定するX線絞りと、
前記X線管と前記X線絞りとを少なくとも収容するX線照射筐体と、
をさらに備え、
前記採光野投影部は、
前記採光野の領域を示す情報を投影するための複数の光源を少なくとも前記採光野の数に対応する数有し、前記X線照射筐体の外部に隣接してまたは前記X線照射筐体の内部に設けられる、
請求項1に記載のX線診断装置。
【請求項8】
前記採光野投影部は、
前記選択設定部により選択又は設定された1つ又は複数の採光野の領域を示す情報が前記被検体の上に投影されるよう、前記複数の光源のそれぞれの点灯状態を切り替える投影制御回路、
を有する、
請求項7に記載のX線診断装置。
【請求項9】
前記採光野投影部は、
前記採光野の数よりも多い数の前記複数の光源を有する、
請求項8に記載のX線診断装置。
【請求項10】
前記採光野投影部は、
前記複数の光源のそれぞれの光路を遮るシャッター、
をさらに有し、
前記採光野投影部の前記投影制御回路は、
前記選択設定部により選択又は設定された1つ又は複数の採光野の領域を示す情報が前記被検体の上に投影されるとともに、他の採光野の領域を示す情報が前記被検体の上には投影されないよう、前記複数の光源の前記シャッターの開閉状態を切り替える、
請求項8に記載のX線診断装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、X線診断装置、及びX線診断装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
X線診断装置には一般X線撮影装置やX線TV装置等の様々な種類がある。これらのうち、一般X線撮影装置は、比較的簡素な構成で、例えば胸部等のX線撮影を行う装置である。また、X線TV装置は、静止画としてのX線撮影画像を取得できることに加えて、カテーテル等の医用デバイスを用いた画像化治療、即ちIVR(Interventional Radiology)の実施ができるように、動画としてのX線透視画像も取得できるように構成された装置である。
【0003】
これらのX線診断装置は、通常、自動露出制御機能、即ち、AEC(Automatic Exposure Control)機能を有している。AEC機能により、X線透視画像やX線撮影画像(以下、両方を合わせてX線画像と呼ぶ)を適正露出の画像として生成できる他、被検体に対する被曝を抑制することができる。
【0004】
AEC機能を実現するために、X線が照射されてX線画像が生成される領域である照射野の中に、X線量を検出する領域である採光野が設けられている。
【0005】
採光野は、被検体の撮影対象領域、言い換えれば、被検体の関心領域(ROI;Region Of Interest)内に設定するのが好ましい。従来の採光野は、X線検出パネル(例えば、FPD:Flat Panel Detector)の所定の位置に1つ又は複数設けられており、X線検出パネルの表面に採光野の位置や大きさを示すマーク等が付されている。
【0006】
また、予め設けられている複数の採光野の中から、撮影技師等のユーザが、ROIとの位置関係を考慮して所望の採光野を選択できるように構成されたX線診断装置もある。
【0007】
しかしながら、被検体のポジショニング時や撮影時には、X線検出パネルは被検体(例えば、患者)の背面に隠れるため、ROIに対する採光野の位置を、撮影技師等のユーザは確認できない。
【0008】
そこで、可視光カメラを用いて撮影した被検体のカメラ画像に、選択した採光野を重畳表示させる従来技術も知られている。しかしながら、この従来技術は、可視光カメラや、カメラ画像を表示するためのモニタ装置が必須の構成となる他、手技の種類や検査部位によっては、可視光カメラでの撮影自体を患者から拒否される場合もある。
【0009】
また、検査時に撮影技師等のユーザによる介助が必要なケースでは、患者を介助しながらモニタ装置に表示された採光野を確認しなければならず、不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開平10-20425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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