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公開番号
2025101118
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023217728
出願日
2023-12-25
発明の名称
覆工コンクリートの湿潤養生装置及び覆工コンクリートの湿潤養生装置を設置する方法
出願人
株式会社NDC
代理人
個人
主分類
E21D
11/10 20060101AFI20250630BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】覆工コンクリートのひび割れをより好適に抑制することである。
【解決手段】覆工コンクリートの湿潤養生装置10は、トンネル内壁面をコンクリートで被覆するトンネル覆工工事において、トンネル内壁面を形成する覆工コンクリートを養生する覆工コンクリートの湿潤養生装置10であって、トンネル内壁面と所定の間隔を空けて配置され、複数の棒状部材が接続されることで構成されトンネル状の枠体部20と、枠体部20の下部に接続され、枠体部20を移動自在とさせる移動部と、枠体部20の上部に敷設され、膨張又は収縮可能なシート状のエアマット部22と、エアマット部22と覆工コンクリートとの間に設けられるようにエアマット部22の上部に敷設され、親水性の不織布で構成される湿潤シート部24と、を備えること特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
トンネル内壁面をコンクリートで被覆するトンネル覆工工事において、前記トンネル内壁面を形成する覆工コンクリートを養生する覆工コンクリートの湿潤養生装置であって、
前記トンネル内壁面と所定の間隔を空けて配置され、複数の棒状部材が接続されることで構成されるトンネル状の枠体部と、
前記枠体部の下部に接続され、前記枠体部を移動自在とさせる移動部と、
前記枠体部の上部に敷設され、膨張又は収縮可能なシート状のエアマット部と、
前記エアマット部と前記覆工コンクリートとの間に設けられるように前記エアマット部の上部に敷設され、親水性の不織布で構成される湿潤シート部と、
を備えること特徴とする覆工コンクリートの湿潤養生装置。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
トンネル内壁面をコンクリートで被覆するトンネル覆工工事において、前記トンネル内壁面を形成する覆工コンクリートを養生する覆工コンクリートの湿潤養生装置であって、
前記トンネル内壁面と所定の間隔を空けて配置され、複数の棒状部材が接続されることで構成されるトンネル状の枠体部と、
前記枠体部の下部に接続され、前記枠体部を移動自在とさせる移動部と、
前記枠体部の上部に敷設され、膨張又は収縮可能なシート状のエアマット部と、
前記エアマット部と前記覆工コンクリートとの間に設けられるように前記エアマット部の上部に敷設され、親水性の不織布で構成される湿潤シート部と、
を備える覆工コンクリートの湿潤養生装置を設置する方法であって、
前記エアマット部を蛇腹状に折り畳んで第1重畳矩形部を形成し、該第1重畳矩形部の最上部に第1牽引用ロープを設け、前記第1重畳矩形部の長手方向の両端部から中央部に向けて夫々巻回して第1のメガネ巻を形成する第1の工程と、
前記湿潤シート部を蛇腹状に折り畳んで第2重畳矩形部を形成し、該第2重畳矩形部の最上部に第2牽引用ロープを設け、前記第2重畳矩形部の長手方向の両端部から中央部に向けて夫々巻回して第2のメガネ巻を形成する第2の工程と、
前記枠体部のトンネル状の頂点部であり、かつ、前記枠体部の奥行方向の端部に前記第1の工程で巻回された前記第1重畳矩形部を配置し、前記第1のメガネ巻を左右に夫々展開した後、前記第1牽引用ロープを引っ張って前記奥行方向に展開する第3の工程と、
前記枠体部のトンネル状の頂点部であり、かつ、前記枠体部の奥行方向の端部に前記第2の工程で巻回された前記第2重畳矩形部を配置し、前記第2のメガネ巻を左右に夫々展開した後、前記第2牽引用ロープを引っ張って前記奥行方向に展開する第4の工程と、
を備えることを特徴とする覆工コンクリートの湿潤養生装置を設置する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、覆工コンクリートの湿潤養生装置及び覆工コンクリートの湿潤養生装置を設置する方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コンクリート構造物では、ひび割れをより少なくするための技術開発が行われている。トンネルにおいても例外ではなく、覆工コンクリートのひび割れをより抑制できる技術の開発が求められている。
【0003】
本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、トンネルの延長方向に連設される複数台のアーチ状フレーム構造体と、アーチ状フレーム構造体を昇降可能に支持する移動架台と、アーチ状フレーム構造体を固定する固定サポート部材とからなり、アーチ状フレーム構造体は、トンネルのアーチ形状部分の上部に配置される上部フレーム構造体と、両側に配置される側部フレーム構造体とからなり、上部フレーム構造体と側部フレーム構造体とは、ヒンジ連結部において折れ曲がり可能に、且つアーチ形状部分に沿って連設した状態で固定可能に設けられる、トンネル覆工コンクリートの養生システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-23877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、特許文献1等のように様々な養生システムが開発されているが、依然としてひび割れが課題となっている状態である。
【0006】
本発明の目的は、覆工コンクリートのひび割れをより好適に抑制することを可能とするトンネル覆工コンクリートの養生装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る覆工コンクリートの湿潤養生装置は、トンネル内壁面をコンクリートで被覆するトンネル覆工工事において、前記トンネル内壁面を形成する覆工コンクリートを養生する覆工コンクリートの湿潤養生装置であって、前記トンネル内壁面と所定の間隔を空けて配置され、複数の棒状部材が接続されることで構成されるトンネル状の枠体部と、前記枠体部の下部に接続され、前記枠体部を移動自在とさせる移動部と、前記枠体部の上部に敷設され、膨張又は収縮可能なシート状のエアマット部と、前記エアマット部と前記覆工コンクリートとの間に設けられるように前記エアマット部の上部に敷設され、親水性の不織布で構成される湿潤シート部と、を備えること特徴とする。
【0008】
本発明に係る覆工コンクリートの湿潤養生装置を設置する方法は、トンネル内壁面をコンクリートで被覆するトンネル覆工工事において、前記トンネル内壁面を形成する覆工コンクリートを養生する覆工コンクリートの湿潤養生装置であって、前記トンネル内壁面と所定の間隔を空けて配置され、複数の棒状部材が接続されることで構成されるトンネル状の枠体部と、前記枠体部の下部に接続され、前記枠体部を移動自在とさせる移動部と、前記枠体部の上部に敷設され、膨張又は収縮可能なシート状のエアマット部と、前記エアマット部と前記覆工コンクリートとの間に設けられるように前記エアマット部の上部に敷設され、親水性の不織布で構成される湿潤シート部と、を備える覆工コンクリートの湿潤養生装置を設置する方法であって、前記エアマット部を蛇腹状に折り畳んで第1重畳矩形部を形成し、該第1重畳矩形部の最上部に第1牽引用ロープを設け、前記第1重畳矩形部の長手方向の両端部から中央部に向けて夫々巻回して第1のメガネ巻を形成する第1の工程と、前記湿潤シート部を蛇腹状に折り畳んで第2重畳矩形部を形成し、該第2重畳矩形部の最上部に第2牽引用ロープを設け、前記第2重畳矩形部の長手方向の両端部から中央部に向けて夫々巻回して第2のメガネ巻を形成する第2の工程と、前記枠体部のトンネル状の頂点部であり、かつ、前記枠体部の奥行方向の端部に前記第1の工程で巻回された前記第1重畳矩形部を配置し、前記第1のメガネ巻を左右に夫々展開した後、前記第1牽引用ロープを引っ張って前記奥行方向に展開する第3の工程と、前記枠体部のトンネル状の頂点部であり、かつ、前記枠体部の奥行方向の端部に前記第2の工程で巻回された前記第2重畳矩形部を配置し、前記第2のメガネ巻を左右に夫々展開した後、前記第2牽引用ロープを引っ張って前記奥行方向に展開する第4の工程と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、覆工コンクリートのひび割れをより好適に抑制することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る実施形態の覆工コンクリートの湿潤養生装置の斜視図である。
本発明に係る実施形態の覆工コンクリートの湿潤養生装置の側面図である。
本発明に係る実施形態の覆工コンクリートの湿潤養生装置を設置する手順を示すフローチャートである。
本発明に係る実施形態の覆工コンクリートの湿潤養生装置の枠部を構成する第1部材、第2部材、第3部材及び連結部を示す図である。
本発明に係る実施形態の覆工コンクリートの湿潤養生装置のトンネル状の枠部のミニチュアサイズの建築物の正面図である。
本発明に係る実施形態の覆工コンクリートの湿潤養生装置のトンネル状の枠部のミニチュアサイズの建築物の平面図である。
本発明に係る実施形態の覆工コンクリートの湿潤養生装置の別の実施例を正面側から見た断面図である。
本発明に係る実施形態の覆工コンクリートの湿潤養生装置の別の実施例と比較するための実施例を正面側から見た断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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