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公開番号
2025100856
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025071234,2024002468
出願日
2025-04-23,2020-01-10
発明の名称
フレキシブルプリント配線板及びその製造方法
出願人
住友電工プリントサーキット株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
H05K
1/02 20060101AFI20250626BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】本発明は、優れた可撓性を有し、電気抵抗を小さくすることができ、かつ省スペース化を図ることができるフレキシブルプリント配線板及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様のフレキシブルプリント配線板は、絶縁性を有するベースフィルムと、上記ベースフィルムの少なくとも一方の面側に積層される1本又は複数本の配線とを備えるフレキシブルプリント配線板であって、上記配線が、その長手方向における1又は複数の第1部分と、上記第1部分以外の部分であって上記第1部分の平均厚みよりも大きい平均厚みを有する1又は複数の第2部分とを有し、上記第1部分の平均厚みに対する上記第2部分の平均厚みの比率が1.5以上50以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁性を有するベースフィルムと、上記ベースフィルムの少なくとも一方の面側に積層される1本又は複数本の配線とを備えるフレキシブルプリント配線板であって、
上記配線の少なくとも1本が、その長手方向における第1部分と、上記第1部分以外の部分であって上記第1部分の平均厚みよりも大きい平均厚みを有する第2部分とを有し、
上記第1部分は、導電性下地層、及び上記導電性下地層上に積層されている単一の第1めっき層を有し、
上記第2部分は、上記導電性下地層、上記第1めっき層、及び少なくとも一部が上記第1めっき層上に積層されている第2めっき層を有し、又は上記導電性下地層、及び上記第1めっき層に隣接して上記導電性下地層上に積層されている第2めっき層を有し、
上記第1部分の平均厚みに対する上記第2部分の平均厚みの比率が1.5以上50以下で、
上記第2部分における最小線幅に対する平均厚みの比率が0.5以上10以下で、
上記配線は、ランド部を除いた部分で、
上記第1部分で可撓変形するフレキシブルプリント配線板。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
上記第2部分の最小線幅が100μm以下である請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板。
【請求項3】
上記配線の平均線幅が3μm以上100μm以下、かつ平均間隔が3μm以上100μm以下である請求項1または請求項2に記載のフレキシブルプリント配線板。
【請求項4】
上記第1部分の厚み方向の最小断面積に対する上記第2部分の厚み方向の最小断面積の比率が0.5以上200以下である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント配線板。
【請求項5】
上記第1部分における最小線幅に対する平均厚みの比率が0.5以上5以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント配線板。
【請求項6】
上記第1部分における最小線幅に対する平均厚みの比率が0.5以上1.0以下で、
上記第2部分における最小線幅に対する平均厚みの比率が1以上10以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント配線板。
【請求項7】
上記配線の長手方向において上記第1部分の両側に上記第2部分が配置されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のフレキシブルプリント配線板。
【請求項8】
絶縁性を有するベースフィルムと、上記ベースフィルムの少なくとも一方の面側に積層される1本又は複数本の配線とを備えるフレキシブルプリント配線板の製造方法であって、
上記配線の少なくとも1本が、その長手方向における第1部分と、上記第1部分以外の部分であって上記第1部分の平均厚みよりも大きい平均厚みを有する第2部分とを有し、
上記第1部分は、導電性下地層、及び上記導電性下地層上に積層されている単一の第1めっき体を有し、
上記第2部分は、上記導電性下地層、上記第1めっき体、及び少なくとも一部が上記第1めっき体上に積層されている第2めっき体を有し、
上記第1部分の平均厚みに対する上記第2部分の平均厚みの比率が1.5以上50以下で、上記第2部分における最小線幅に対する平均厚みの比率が0.5以上10以下で、上記配線はランド部を除いた部分であり、
第1レジストパターンを用い、少なくとも一方の面側に上記導電性下地層が積層されたベースフィルムの上記導電性下地層上に第1金属材料を電気めっきすることにより、長手方向に延びる1又は複数の上記第1めっき体を形成する第1めっき工程と、
上記第1めっき工程の後、上記第1レジストパターン及び上記導電性下地層における上記第1めっき体の非積層領域を除去する第1除去工程と、
上記第1除去工程の後、第2レジストパターンを用い、上記第1めっき体における長手方向に部分的に第2金属材料を電気めっきすることにより、1又は複数の上記第2めっき体を形成する第2めっき工程と、
上記第2めっき工程の後、上記第2レジストパターンを除去する第2除去工程とを備え、
上記第1部分が、上記導電性下地層の一部及び上記第1めっき体を有する第1積層部分として形成され、
上記第2部分が、上記導電性下地層の一部、上記第1めっき体及び上記第2めっき体を有する第2積層部分として形成され、
上記第1部分で可撓変形するフレキシブルプリント配線板の製造方法。
【請求項9】
絶縁性を有するベースフィルムと、上記ベースフィルムの少なくとも一方の面側に積層される1本又は複数本の配線とを備えるフレキシブルプリント配線板の製造方法であって、
上記配線の少なくとも1本が、その長手方向における第1部分と、上記第1部分以外の部分であって上記第1部分の平均厚みよりも大きい平均厚みを有する第2部分とを有し、
上記第1部分は、導電性下地層、及び上記導電性下地層上に積層されている単一の第3めっき体を有し、
上記第2部分は、上記導電性下地層、及び上記第3めっき体に隣接して上記導電性下地層上に積層されている第4めっき体を有し、
上記第1部分の平均厚みに対する上記第2部分の平均厚みの比率が1.5以上50以下で、上記第2部分における最小線幅に対する平均厚みの比率が0.5以上10以下で、上記配線はランド部を除いた部分であり、
第3レジストパターンを用い、少なくとも一方の面側に上記導電性下地層が積層されたベースフィルムの上記導電性下地層上に第3金属材料を電気めっきすることにより、長手方向に延びる1又は複数の上記第3めっき体を形成する第3めっき工程と、
上記第3めっき工程の後、上記第3レジストパターンを除去する第3除去工程と、
上記第3除去工程の後、第4レジストパターンを用い、上記導電性下地層上における上記第3めっき体の非積層領域を少なくとも含みかつ上記第3めっき体と上記長手方向において繋がるように第4金属材料を電気めっきすることにより、上記長手方向に延び、かつ上記第3めっき体よりも平均厚みが大きい1又は複数の上記第4めっき体を形成する第4めっき工程と、
上記第4めっき工程の後、上記第4レジストパターン、並びに上記導電性下地層における上記第3めっき体及び上記第4めっき体の非積層領域を除去する第4除去工程と
を備え、
上記第1部分が、上記導電性下地層の一部及び上記第3めっき体を有する第3積層部分として形成され、
上記第2部分が、上記導電性下地層の一部及び上記第4めっき体を有する第4積層部分として形成され、
上記第1部分で可撓変形するフレキシブルプリント配線板の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フレキシブルプリント配線板及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
フレキシブルプリント配線板は、様々な電子機器の回路を構成するために広く利用されている。近年、電子機器の小型化に伴い、フレキシブルプリント配線板の小型化及びその配線密度の増大が著しい。
【0003】
このような小型のフレキシブルプリント配線板として、シート状の絶縁性基材と、この基材の表面にめっきによって積層される配線とを有するものが提案されている(特開2018-195681号公報参照)。このフレキシブルプリント配線板では、めっき膜厚、すなわち配線の厚みの均一化を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-195681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、フレキシブルプリント配線板では、配線として、電力供給用の電流を送るための電流線等が配設される場合がある。この電流線には、できるだけ多くの電流を流すことが望まれるため、電流線の電気抵抗が小さいことが要望される。
【0006】
フレキシブルプリント配線板は、一般的に、所定の位置で撓ませて使用される場合が多い。このため、撓み易いこと、すなわち可撓性に優れることが要望される。
【0007】
一方、上述したように小型化が要望されるフレキシブルプリント配線板では、省スペース化が要望される。
【0008】
そこで、優れた可撓性を有し、電気抵抗を小さくすることができ、かつ省スペース化を図ることができるフレキシブルプリント配線板及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するためになされた本開示の一態様に係るフレキシブルプリント配線板は、絶縁性を有するベースフィルムと、上記ベースフィルムの少なくとも一方の面側に積層される1本又は複数本の配線とを備えるフレキシブルプリント配線板であって、上記各配線の少なくとも1本が、その長手方向における1又は複数の第1部分と、上記第1部分以外の部分であって上記第1部分の平均厚みよりも大きい平均厚みを有する1又は複数の第2部分とを有し、上記第1部分の平均厚みに対する上記第2部分の平均厚みの比率が1.5以上50以下である。
【0010】
また、上記課題を解決するためになされた本開示の別の態様に係るフレキシブルプリント配線板の製造方法は、絶縁性を有するベースフィルムと、上記ベースフィルムの少なくとも一方の面側に積層される1本又は複数本の配線とを備えるフレキシブルプリント配線板の製造方法であって、上記各配線の少なくとも1本が、その長手方向における1又は複数の第1部分と、上記第1部分以外の部分であって上記第1部分の平均厚みよりも大きい平均厚みを有する1又は複数の第2部分とを有し、上記第1部分の平均厚みに対する上記第2部分の平均厚みの比率が1.5以上50以下であり、第1レジストパターンを用い、少なくとも一方の面側に導電性下地層が積層されたベースフィルムの上記導電性下地層上に第1金属材料を電気めっきすることにより、1本又は複数本の第1めっき体を形成する第1めっき工程と、上記第1めっき工程の後、上記第1レジストパターン及び上記導電性下地層における上記第1めっき体の非積層領域を除去する第1除去工程と、上記第1除去工程の後、第2レジストパターンを用い、上記第1めっき体における長手方向の1又は複数の部分に第2金属材料を電気めっきすることにより、1又は複数の第2めっき体を形成する第2めっき工程と、上記第2めっき工程の後、上記第2レジストパターンを除去する第2除去工程とを備え、上記第1部分が、上記導電性下地層の一部及び上記第1めっき体を有する第1積層部分として形成され、上記第2部分が、上記導電性下地層の一部、上記第1めっき体及び上記第2めっき体を有する第2積層部分として形成される。
(【0011】以降は省略されています)
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