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公開番号
2025100757
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025068063,2023155530
出願日
2025-04-17,2023-09-21
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人
株式会社FOLIO
代理人
個人
,
個人
主分類
G06Q
40/06 20120101AFI20250626BHJP(計算;計数)
要約
【課題】与えられた評価指標を改善する投資戦略を運用の期初時点において具体的に提供すること。
【解決手段】情報処理装置1が、所与の運用戦略で運用を行った場合の期末における資産価格の確率分布を計算する場合、CPU11において次のように確率分布計算部51が機能する。確率分布計算部51は、運用期間と、期初における投資金額と、N個(Nは、1以上の整数値)の切替金額と、運用開始時点及び切替金額に対応するN+1個の投資商品の価格変動を幾何ブラウン運動と見做した時のパラメータとが与えられたときに、期初における投資金額を全て用いて最初の投資商品を購入して運用を始め、それぞれの切替金額に最初に到達する度に投資対象を対応する投資商品に変更する運用を行った場合についての、期末における資産価格の確率分布の計算を実行する。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
所与の評価指標を最大化あるいは最小化するような運用戦略のパラメータを最適化する情報処理装置において、
定量的な評価指標と、運用期間と、期初における投資金額と、N個(Nは、1以上の整数値)の切替金額と、運用開始時点及び切替金額に対応するN+1個の投資商品の価格変動を幾何ブラウン運動と見做した時のパラメータとが与えられたときに、期初における投資金額を全て用いて最初の投資商品を購入して運用を始め、それぞれの切替金額に最初に到達する度に投資対象を対応する投資商品に変更する運用を行う場合についての、評価指標を最大化あるいは最小化する運用戦略のパラメータの最適化を行うパラメータ最適化手段、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記パラメータ最適化手段は、前記評価指標を最大化あるいは最小化する運用戦略の前記パラメータとして、運用期間と切替金額のうち一部あるいは全ての最適化を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
評価指標として、累積プロスペクト理論に基づく効用を用いる、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
所与の評価指標を最大化あるいは最小化するような運用戦略のパラメータを最適化する情報処理装置が実行する情報処理方法において、
定量的な評価指標と、運用期間と、期初における投資金額と、N個(Nは、1以上の整数値)の切替金額と、運用開始時点及び切替金額に対応するN+1個の投資商品の価格変動を幾何ブラウン運動と見做した時のパラメータとが与えられたときに、期初における投資金額を全て用いて最初の投資商品を購入して運用を始め、それぞれの切替金額に最初に到達する度に投資対象を対応する投資商品に変更する運用を行う場合についての、評価指標を最大化あるいは最小化する運用戦略のパラメータの最適化を行うパラメータ最適化ステップ、
を含む情報処理方法。
【請求項5】
所与の評価指標を最大化あるいは最小化するような運用戦略のパラメータを最適化するコンピュータに、
定量的な評価指標と、運用期間と、期初における投資金額と、N個(Nは、1以上の整数値)の切替金額と、運用開始時点及び切替金額に対応するN+1個の投資商品の価格変動を幾何ブラウン運動と見做した時のパラメータとが与えられたときに、期初における投資金額を全て用いて最初の投資商品を購入して運用を始め、それぞれの切替金額に最初に到達する度に投資対象を対応する投資商品に変更する運用を行う場合についての、評価指標を最大化あるいは最小化する運用戦略のパラメータの最適化を行うパラメータ最適化ステップ、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
【請求項6】
所与の評価指標を最大化あるいは最小化するような運用戦略のパラメータを最適化する情報処理装置において、
定量的な評価指標と、運用期間と、目標金額と、期初における投資金額と、期初における投資金額から目標金額までの金額(連続値)から閉区間[0, 1]に値を取る投資商品のインデックスを返す関数と閉区間[0, 1]でインデックス付けられた連続個の投資商品の価格変動を幾何ブラウン運動と見做した時のパラメータの組、もしくは期初における投資金額以上の金額(連続値)から半開区間[0, ∞)に値を取る投資商品のインデックスを返す関数と半開区間[0, ∞)でインデックス付けられた連続個の投資商品の価格変動を幾何ブラウン運動と見做した時のパラメータの組とが与えられたときに、期初における投資金額を全て用いて最初の投資商品を購入して運用を始め、それぞれの切替金額に最初に到達する度に投資対象を対応する投資商品に変更する運用を行う場合についての、評価指標を最大化あるいは最小化する運用戦略のパラメータの最適化を行うパラメータ最適化手段、
を備える情報処理装置。
【請求項7】
前記パラメータ最適化手段は、前記評価指標を最大化あるいは最小化する運用戦略の前記パラメータとして、運用期間と切替金額のうち一部あるいは全ての最適化を行う、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
所与の評価指標を最大化あるいは最小化するような運用戦略のパラメータを最適化する情報処理装置が実行する情報処理方法において、
定量的な評価指標と、運用期間と、目標金額と、期初における投資金額と、期初における投資金額から目標金額までの金額(連続値)から閉区間[0, 1]に値を取る投資商品のインデックスを返す関数と閉区間[0, 1]でインデックス付けられた連続個の投資商品の価格変動を幾何ブラウン運動と見做した時のパラメータの組、もしくは期初における投資金額以上の金額(連続値)から半開区間[0, ∞)に値を取る投資商品のインデックスを返す関数と半開区間[0, ∞)でインデックス付けられた連続個の投資商品の価格変動を幾何ブラウン運動と見做した時のパラメータの組とが与えられたときに、期初における投資金額を全て用いて最初の投資商品を購入して運用を始め、それぞれの切替金額に最初に到達する度に投資対象を対応する投資商品に変更する運用を行う場合についての、評価指標を最大化あるいは最小化する運用戦略のパラメータの最適化を行うパラメータ最適化ステップ、
を含む情報処理方法。
【請求項9】
所与の評価指標を最大化あるいは最小化するような運用戦略のパラメータを最適化するコンピュータに、
定量的な評価指標と、運用期間と、目標金額と、期初における投資金額と、期初における投資金額から目標金額までの金額(連続値)から閉区間[0, 1]に値を取る投資商品のインデックスを返す関数と閉区間[0, 1]でインデックス付けられた連続個の投資商品の価格変動を幾何ブラウン運動と見做した時のパラメータの組、もしくは期初における投資金額以上の金額(連続値)から半開区間[0, ∞)に値を取る投資商品のインデックスを返す関数と半開区間[0, ∞)でインデックス付けられた連続個の投資商品の価格変動を幾何ブラウン運動と見做した時のパラメータの組とが与えられたときに、期初における投資金額を全て用いて最初の投資商品を購入して運用を始め、それぞれの切替金額に最初に到達する度に投資対象を対応する投資商品に変更する運用を行う場合についての、評価指標を最大化あるいは最小化する運用戦略のパラメータの最適化を行うパラメータ最適化ステップ、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴールベースアプローチの資産運用において運用中に投資商品を切り替える運用戦略の最適化方法に係る、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、ゴールベースアプローチとして知られる資産運用の手法は、個々人の目標やニーズに合わせて、目標金額や運用期間を明確に設定することを重視している。このアプローチは、投資の目的を具体的に定め、それに基づいて運用戦略をカスタマイズすることで、効率的な資産運用を可能にする。適切な目標金額の設定や運用期間の選定により、必要な資金を確保し、リスクを適切に管理できるため、個人の長期的なニーズに合致した資産運用が実現できるとされている。
【0003】
ゴールベースアプローチの資産運用の代表例の一つとしてターゲットイヤーファンドが挙げられる。ターゲットイヤーファンドはバランス型投資信託の一種で、予め定められたターゲットイヤー(運用の最終目標年)に近づくにつれてリスク資産比率を引き下げ、安定的な運用へ移行する資産配分変更を自動的に行うものである。
【0004】
ラップ口座やロボアドバイザーといった投資一任運用は、個々人のリスク許容度に合わせてカスタマイズされた投資戦略を提供できるという点でゴールベースアプローチの資産運用において重要である。これらの運用サービスは、アルゴリズムに基づいて個人のリスク許容度や設定された目標から、最適なアセットアロケーションを提案することができることが多い。この自動化されたアプローチは、投資家が自分で運用戦略を立案する手間を省き、効率的な資産運用を実現する。
【0005】
投資信託と投資一任いずれにおいても予め設定した目標金額に到達したら自動的に現金化を行う、あるいは最もリスクの低い運用に変更されると行った投資商品あるいは運用サービスが存在する。ここではそういった運用をプロフィットロック型運用と呼ぶことにする。目標金額を意識した運用が行われるという観点でプロフィットロック型運用はゴールベースアプローチにおいて重要な運用手法の一つである。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
TVERSKY, Amos; KAHNEMAN, Daniel. Advances in prospect theory: Cumulative representation of uncertainty. Journal of Risk and uncertainty, 1992, 5: 297-323.
DE GIORGI, Enrico; HENS, Thorsten. Making prospect theory fit for finance. Financial Markets and Portfolio Management, 2006, 20: 339-360.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述の従来の運用サービスにはそれぞれに課題が存在する。
【0008】
ターゲットイヤーファンドは残りの運用期間が予め定められた期間になると自動的にリスク水準を下げる。そのため目標金額からの乖離を考慮することが出来ず、例えば目標金額から離れているにも関わらずリスク水準を下げた結果、運用期間の期末時点において目標金額からの乖離が大きくなってしまう可能性があるといった課題がある。
【0009】
ラップ口座やロボアドバイザーはアセスメント等により予め推定した顧客のリスク許容度に合わせた運用を行うものであるため、運用期間中に何らかの条件に基づきリスク水準を自動的に切り替えるといった運用が出来るものは少ない。リスク水準の自動的な切替が実装されているものでも市場のイベントに合わせたものが多く、個々人の目標金額や運用期間を考慮したものではない。
【0010】
プロフィットロック型運用は目標金額に到達すると運用を切り替えることが出来るという観点で目標金額を考慮することが出来ているが、それまでの間は常に最初のリスク水準を維持するため、長期間高いリスクを取り続けてしまうという問題がある。例えば資産価格が目標金額付近に近づいてもリスク水準を下げることが出来ないため、目標金額付近でも大きな下落を起こす可能性がある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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