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公開番号
2025099738
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216633
出願日
2023-12-22
発明の名称
車両の後部構造
出願人
トヨタ車体株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60J
5/10 20060101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約
【課題】より簡素な構成で、バックドア用の持手部分を、適切に延長しつつも、バックドアとドア開口部間に挟まれ難くすることにある。
【解決手段】開き状態では、支持部位40が、バックドア10又は車両後部から車両下側且つ車両後側に延びつつ延長部位30に接続されており、閉じ状態では、支持部位40と延長部位30とが連続するように車両下側に延びることで、延長部位30の下端が最も車両下側に配置されており、車両側面視において、閉じ状態のバックドア10の下端部とドア開口部4の閉合わせ箇所100から支持部位40の上端までの長さ寸法を基準長さ寸法とした場合、外力の加えられていない自由状態の支持部位40の上端から延長部位30の下端30Eまでの長さ寸法が基準長さ寸法以下に設定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両後部のドア開口部が、その上端部に連結されたバックドアの上下回動で開き状態と閉じ状態とに変位すると共に、開き状態の前記バックドアから車両下側に延びるストラップ部位が設けられている車両の後部構造において、
開き状態において前記ストラップ部位を延長するように車両下側に延びる延長部位と、前記延長部位を支持する支持部位とを有し、
開き状態では、前記支持部位が、前記バックドア又は前記車両後部から車両下側且つ車両後側に延びつつ前前記延長部位に接続されており、閉じ状態では、前記支持部位と前記延長部位とが連続するように車両下側に延びることで、前記延長部位の下端が最も車両下側に配置されており、
車両側面視において、閉じ状態の前記バックドアの下端部と前記ドア開口部の閉合わせ箇所から前記支持部位の上端までの長さ寸法を基準長さ寸法とした場合、外力の加えられていない自由状態の前記支持部位の上端から前記延長部位の下端までの長さ寸法が基準長さ寸法以下に設定されている車両の後部構造。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記支持部位の少なくとも一部に、外力が加えられることで前記支持部位の延びる方向に伸長する伸長部位が設けられている請求項1に記載の車両の後部構造。
【請求項3】
前記ストラップ部位と前記支持部位の少なくとも一方は、前記一方にのみ接続された状態の前記延長部位を備えて、前記バックドアを含む車両側の構造部分に対して着脱自在とされている請求項1又は2に記載の車両の後部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両後部のドア開口部を開閉する上下回動式のバックドアと、バックドア用の持手部分とを備える車両の後部構造に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の車両が特許文献1又は2に開示されている。特許文献1の車両では、車両後部のドア開口部が、上下回動式のバックドアによって開閉可能に構成されている。そしてバックドアには、開き状態時に車両下側に垂下げられるストラップと、このストラップを引き上げるストラップ折畳装置とが設けられている。ストラップ折畳装置は、主構成として、ストラップが通されたアームと、このアームをバックドアに対して起倒可能に取付けるブラケット部と、ブラケット部を起立させるロープとを有している。ここでブラケット部は、閉じ状態のバックドアに対して車両上側に倒れるように付勢され、ロープからの牽引力が加えられることで起立するように構成されている。またロープは、バックドアとドア開口部とに跨るように架設されることで、バックドアが上回動するに従ってブラケット部に牽引力を加えられるように構成されている。
【0003】
上記した構成では、バックドアを上回動させて、アームの固定されたブラケット部を、開き状態のバックドアに対して車両下側を向くように起立させる。これにより、アームに通されたストラップがバックドアから垂下げられるようになり、このストラップに手が届き易くなる。またバックドアを下回動させて、アームの固定されたブラケット部を、閉じ状態のバックドアの車両上側に倒す。これにより、このアームに通されたストラップが車両上側に引き上げられて、バックドアとドア開口部間に挟まれ難くなる。
【0004】
また特許文献2の車両では、ストラップを巻取り及び引出し可能なハンドル装置が設けられている。このハンドル装置は、巻取装置とウェイト部材とレール部材を主構成として有している。そしてウェイト部材は、ストラップと巻取装置間を移動できるようにレール部材に組付けられている。上記した構成では、バックドアの上回動によってウェイト部材がストラップ側に移動することで、このストラップが巻取部材から引き出されるようになる。また、バックドアの下回動によってウェイト部材が巻取装置側に移動することで、このストラップが巻取部材に巻き取られるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-127748号公報
特開2011-98707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した公知技術では、バックドア用の持手部分となるストラップを設けると共に、各装置の働きで、ストラップがバックドアとドア開口部間に挟まれないようにしている。しかし上記した各技術では、持手部分のほかに各装置を有し、更に少なくとも3以上の部材で各装置が構成されるため、部品点数の多い複雑な構成となり、コストアップになる。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、より簡素な構成で、バックドア用の持手部分を、適切に延長しつつも、バックドアとドア開口部間に挟まれ難くすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両の後部構造では、車両後部のドア開口部が、その上端部に連結されたバックドアの上下回動で開き状態と閉じ状態とに変位すると共に、開き状態のバックドアから車両下側に延びるストラップ部位が設けられている。この種の構成では、より簡素な構成で、バックドア用の持手部分を、適切に延長しつつも、バックドアとドア開口部間に挟まれ難くすることが望ましい。そこで本発明の車両の後部構造は、開き状態においてストラップ部位を延長するように車両下側に延びる延長部位と、延長部位を支持する支持部位とを有している。そして開き状態では、支持部位が、バックドア又は車両後部から車両下側且つ車両後側に延びつつ延長部位に接続されており、閉じ状態では、支持部位と延長部位とが連続するように車両下側に延びることで、延長部位の下端が最も車両下側に配置されている。そして車両側面視において、閉じ状態のバックドアの下端部とドア開口部の閉合わせ箇所から支持部位の上端までの長さ寸法を基準長さ寸法とした場合、外力の加えられていない自由状態の支持部位の上端から延長部位の下端までの長さ寸法が基準長さ寸法以下に設定されている。
【0008】
本発明では、延長部位の働きで、開き状態時のバックドアの持手部分を延長できるようになる。また支持部位と延長部位の長さ寸法を適切に設定することで、延長部位(持手部分)が、バックドアとドア開口部間に挟まれ難くなる。そして上記した構成は、持手部分(ストラップ部位及び延長部位)と支持部位とから構成できるため、構成の簡略化が可能になる。
【0009】
第2発明の車両の後部構造は、第1発明の車両の後部構造において、支持部位の少なくとも一部に、外力が加えられることで支持部位の延びる方向に伸長する伸長部位が設けられている。本発明では、伸長部位の働きで支持部位を長くすることにより、この支持部位に支持された延長部位を更に車両下側等に引き寄せることが可能となる。
【0010】
第3発明の車両の後部構造は、第1発明又は第2発明の車両の後部構造において、ストラップ部位と支持部位の少なくとも一方は、一方にのみ接続された状態の延長部位を備えて、バックドアを含む車両側の構造部分に対して着脱自在とされている。本発明では、延長部位を含む二つ以上の部位を一体品として取扱えるようになり、部品点数の削減に資する構成となる。そして延長部位を、ストラップ部位又は支持部位と共に車両側の構造部分に取付けたり、当該構造部分から取外したりすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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