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公開番号2025099146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215579
出願日2023-12-21
発明の名称家畜管理装置及び表示制御プログラム及びアプリケーションプログラム
出願人太平洋工業株式会社
代理人個人,個人
主分類A01K 29/00 20060101AFI20250626BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】複数の家畜の体調診断を効率良く行うことが可能な技術を提供する。
【解決手段】本実施形態の家畜管理装置30Aでは、比較期間中に複数の胃袋内端末20から取得した複数の胃袋内温度Fを、複数の箱ひげにした第1管理画像をユーザ端末60の表示部60に表示させるので、ユーザは、比較期間における複数の牛10の胃袋内温度Fの変化範囲を一度に観察してそれらを比較考量することができる。また、複数の箱ひげに対応して牛10を識別する識別情報が表示されるので、体調診断により異常の虞がある牛10の特定も容易に行うことができる。これらにより、本実施形態の家畜管理装置30Aを使用すれば、複数の牛10の体調診断を効率良く行うことが可能になる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の家畜の個体毎に複数回に亘って測定される胃袋内温度の複数の温度測定データを取得し、それら複数の温度測定データを、前記個体を識別する複数の識別情報に対応させた複数の箱ひげ又は複数のエラーバーにしてモニタに表示するための表示データを生成して出力するように構成される表示制御部を備える家畜管理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記表示制御部には、
取得した複数の温度測定データのそれぞれが、飲水の影響を受ける飲水影響期間中に測定された飲水影響データであるか否かを判定するように構成される飲水判定部と、
前記取得した複数の温度測定データから前記飲水影響データを除いたものから前記表示データを生成するように構成される表示データ生成部と、
が含まれる請求項1に記載の家畜管理装置。
【請求項3】
前記飲水判定部は、前記胃袋内温度の単位時間当りの変化量である温度変化速度が、予め定められた第1規定変化量を超えてマイナスになる第1タイミングから、前記第1タイミングの後、前記温度変化速度の絶対値が予め定められた第2規定変化量以内に収まる第2タイミングまでの間を前記飲水影響期間であると判断するように構成される請求項2に記載の家畜管理装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記複数の識別情報と、前記複数の箱ひげ又は複数のエラーバーとが、前記個体毎の前記複数の温度測定データの平均値或いは中央値等を昇順又は降順に並べて前記モニタに表示されるように前記表示データを生成するように構成される請求項1に記載の家畜管理装置。
【請求項5】
前記表示制御部により生成された前記表示データを前記モニタに表示させる際に、前記複数の温度測定データの解析結果が予め定められた選別条件を満たす前記識別情報の箱ひげのみを表示させるフィルタと、
前記フィルタを使用するか否かを切り替えるための切替部と、を備え、
前記選別条件は、前記複数の温度測定データの平均値或いは中央値等が予め定められた閾値を超えたか否かである請求項1に記載の家畜管理装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記複数の温度測定データから、予め定められた規格外温度を超える前記温度測定データを除いたものから前記表示データを生成するように構成される請求項1に記載の家畜管理装置。
【請求項7】
コンピュータを、
請求項1~6のいずれか1項に記載の家畜管理装置として機能させる表示制御プログラム。
【請求項8】
モニタ付き携帯端末を、
請求項7に記載の表示制御プログラムを実行するサーバコンピュータから前記表示データを受け取って前記複数の識別情報と前記複数の箱ひげ又は複数のエラーバーとを表示するモニタとして機能させるアプリケーションプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、家畜の体調を管理するための家畜管理装置及び表示制御プログラム及びアプリケーションプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の家畜管理装置として、複数の家畜の個体毎の胃袋内温度をモニタリングするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、酪農家は、モニタリングされる各個体の胃袋内温度の推移に基づいて、各個体の体調診断を行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-150841公報(段落[0006])
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来の家畜管理装置を利用した場合、複数の家畜のそれぞれの体調診断を行うのに手間がかかるという問題があった。そこで、本願では、複数の家畜の体調診断を効率良く行うことが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためになされた発明の一態様は、複数の家畜の個体毎に複数回に亘って測定される胃袋内温度の複数の温度測定データを取得し、それら複数の温度測定データを、前記個体を識別する複数の識別情報に対応させた複数の箱ひげ又は複数のエラーバーにしてモニタに表示するための表示データを生成して出力するように構成される表示制御部を備える家畜管理装置である。
【発明の効果】
【0006】
発明の一態様の家畜管理装置を使用すれば、複数の家畜の個体毎に複数回に亘って測定される胃袋内温度を、複数の箱ひげ又は複数のエラーバーにしてモニタに表示することができるので、複数の家畜の一定期間における胃袋内温度の変化範囲を一度に観察してそれらを比較考量することができる。また、複数の箱ひげ又は複数のエラーバーに対応して個体の識別情報がモニタに表示されるので、体調診断により異常の虞がある個体の特定も容易に行うことができる。これらにより、発明の一態様の家畜管理装置を使用すれば、複数の家畜の体調診断を効率良く行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態に係る家畜管理システムの全体構成を示す概略図
胃袋内端末及び家畜管理装置の電気的な構成を示すブロック図
家畜管理装置の制御的な構成を示すブロック図
表示データにより表示部に表示される箱ひげ図の一例
表示制御プログラムのフローチャート
飲水判定処理が実行するプログラムのフローチャート
表示データ生成処理が実行するプログラムのフローチャート
第2実施形態に係る家畜管理装置の制御的な構成を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
本開示の家畜管理システム100に係る一実施形態について、図1~図7を参照して説明する。図1に示した本実施形態の家畜管理システム100は、例えば、牛舎や牧場で飼育されている複数の牛10を一括して管理するシステムであって、複数の牛10の胃袋10S(具体的には、第1胃又は第2胃)内に留置される複数の胃袋内端末20と、家畜管理装置30Aと、ユーザ端末60とが含まれる。これらは、無線基地局400,401を含んだ通信ネットワーク101を介して接続されている。
【0009】
図2に示すように、胃袋内端末20は、温度センサ21と通信装置22を有する。なお、胃袋内端末20は、例えば、牛10の口から投入されて胃袋10S内に配置され、胃袋10S内のルーメン液や食渣等から保護するための図示しないケースに収容されている。
【0010】
胃袋内端末20は、温度センサ21が胃袋内温度Fを計測し、その胃袋内温度Fの情報である温度測定データD1を、通信装置22が、胃袋内端末20を識別するための識別情報と計測日時データを付して家畜管理装置30Aに向けて送信する。詳細には、胃袋内端末20からの温度測定データD1は、まず、牛舎や牧場に設置されたゲートウェイ500で受信され、ゲートウェイ500から汎用通信回線300を介して家畜管理装置30Aに送信される(図1参照)。
(【0011】以降は省略されています)

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