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公開番号2025098820
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215206
出願日2023-12-20
発明の名称画像形成装置およびプログラム
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250625BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】装着体が交換された後に、交換後の装着体についての設定が行われる場合に比べ、装着体が交換されてから画像形成が開始できるようになるまでの時間をより短くする。
【解決手段】印刷ジョブ1が終了すると、金色のトナーに対応する装着体を用いる特色用画像形成部による画像の形成の予定が無い状態となる。この場合、CPUは、符号3Cで示すように、特色用画像形成部について、銀色のトナーに対応する装着体に対応する設定を開始する。CPUは、設定として、情報の読み出し処理、および、情報の書き込み処理を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
装着された装着体を用い、画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段についての設定であって装着される前記装着体に対応する設定を行うプロセッサであり、当該装着体が装着されている状態にて、装着されている当該装着体である装着済み装着体に換わって装着される他の装着体に対応する設定を行うプロセッサと、
を備える画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、
前記装着済み装着体が装着されている前記画像形成手段による画像の形成の予定が無い場合に、前記他の装着体に対応する前記設定を行う、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像形成手段は、複数設けられ、前記装着体は、当該画像形成手段の各々に対して装着され、
前記プロセッサは、
前記他の装着体が装着される箇所に装着されている前記装着済み装着体が用いられての画像の形成の予定が無い場合に、当該他の装着体に対応する前記設定を行う、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記装着済み装着体が装着されている前記画像形成手段以外の他の画像形成手段による画像の形成が行われる予定があっても、前記他の装着体に対応する前記設定を行う、
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成手段は、複数設けられ、前記装着体は、当該画像形成手段の各々に対して装着され、
前記プロセッサは、
前記画像形成装置が実行予定の印刷ジョブの中に、前記装着済み装着体を用いる印刷ジョブである利用印刷ジョブが含まれていない場合に、前記他の装着体に対応する前記設定を行う、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記画像形成装置が実行予定の前記印刷ジョブの中に、前記利用印刷ジョブが含まれている場合、当該利用印刷ジョブが実行された後に、前記他の装着体に対応する前記設定を行う、
請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記画像形成装置が実行予定の前記印刷ジョブの中に、前記利用印刷ジョブに加えて、当該利用印刷ジョブよりも先に実行され前記装着済み装着体を利用しない印刷ジョブである非利用印刷ジョブが含まれている場合、印刷ジョブの実行の順序を変更し、当該利用印刷ジョブの方が当該非利用印刷ジョブよりも先に実行されるようにする、
請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記他の装着体に対応する前記設定を行う場合、前記装着済み装着体が装着されている状態にある前記画像形成手段を利用しての画像の形成を行えないことを示す情報を出力する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記他の装着体に対応する前記設定を開始した後に、前記装着済み装着体を用いる印刷ジョブである利用印刷ジョブを前記画像形成装置が受信した場合、当該利用印刷ジョブが実行されないようにする、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記利用印刷ジョブが実行されないようにし且つ前記画像形成装置に設けられた情報格納部に当該利用印刷ジョブが格納されるようにする、
請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置およびプログラムに関する。
続きを表示(約 4,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、トナー交換中にモノクロジョブが投入されていることを表示する手段と、デバイス上にトナー交換を中断してモノクロジョブ印刷を許可する手段を備える印刷装置が開示されている。
特許文献2には、複数個ある印刷モジュールのうちトナー需要が高いが不調な第1印刷モジュールをそれに比べトナー需要が低いが正常な1個又は複数個の第2印刷モジュールのうちいずれかと入れ替える処理が開示されている。
特許文献3には、トナーカートリッジが抜かれたことを検知した時点からの印刷出力ページ数を計数し、このページ数が予め設定された所定値に達した場合、印字薄れが生じる可能性が高まったと判断する処理が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-145897号公報
特表2012-511741号公報
特開2003-271020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成装置では、カートリッジなどの装着体の交換があった場合に、新たに装着された装着体に対応する設定が行われることがある。
ここで、装着体の交換の後に、新たに装着された装着体についての設定を行う場合、この設定に要する時間の分だけ、画像の形成が開始されるタイミングが遅れる事態が生じうる。
本発明の目的は、装着体が交換された後に、交換後の装着体についての設定が行われる場合に比べ、装着体が交換されてから画像形成が開始できるようになるまでの時間をより短くすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、装着された装着体を用い、画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段についての設定であって装着される前記装着体に対応する設定を行うプロセッサであり、当該装着体が装着されている状態にて、装着されている当該装着体である装着済み装着体に換わって装着される他の装着体に対応する設定を行うプロセッサと、を備える画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記プロセッサは、前記装着済み装着体が装着されている前記画像形成手段による画像の形成の予定が無い場合に、前記他の装着体に対応する前記設定を行う、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記画像形成手段は、複数設けられ、前記装着体は、当該画像形成手段の各々に対して装着され、前記プロセッサは、前記他の装着体が装着される箇所に装着されている前記装着済み装着体が用いられての画像の形成の予定が無い場合に、当該他の装着体に対応する前記設定を行う、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記プロセッサは、前記装着済み装着体が装着されている前記画像形成手段以外の他の画像形成手段による画像の形成が行われる予定があっても、前記他の装着体に対応する前記設定を行う、請求項3に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記画像形成手段は、複数設けられ、前記装着体は、当該画像形成手段の各々に対して装着され、前記プロセッサは、前記画像形成装置が実行予定の印刷ジョブの中に、前記装着済み装着体を用いる印刷ジョブである利用印刷ジョブが含まれていない場合に、前記他の装着体に対応する前記設定を行う、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記プロセッサは、前記画像形成装置が実行予定の前記印刷ジョブの中に、前記利用印刷ジョブが含まれている場合、当該利用印刷ジョブが実行された後に、前記他の装着体に対応する前記設定を行う、請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記プロセッサは、前記画像形成装置が実行予定の前記印刷ジョブの中に、前記利用印刷ジョブに加えて、当該利用印刷ジョブよりも先に実行され前記装着済み装着体を利用しない印刷ジョブである非利用印刷ジョブが含まれている場合、印刷ジョブの実行の順序を変更し、当該利用印刷ジョブの方が当該非利用印刷ジョブよりも先に実行されるようにする、請求項6に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記プロセッサは、前記他の装着体に対応する前記設定を行う場合、前記装着済み装着体が装着されている状態にある前記画像形成手段を利用しての画像の形成を行えないことを示す情報を出力する、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記プロセッサは、前記他の装着体に対応する前記設定を開始した後に、前記装着済み装着体を用いる印刷ジョブである利用印刷ジョブを前記画像形成装置が受信した場合、当該利用印刷ジョブが実行されないようにする、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記プロセッサは、前記利用印刷ジョブが実行されないようにし且つ前記画像形成装置に設けられた情報格納部に当該利用印刷ジョブが格納されるようにする、請求項9に記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記プロセッサは、前記装着済み装着体に換わって前記他の装着体が装着されることに伴い取り外された当該装着済み装着体が再び装着された場合、前記情報格納部に格納された前記利用印刷ジョブが実行されるようにする、請求項10に記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、装着された装着体を用いて画像を形成する画像形成手段を備える画像形成装置に設けられたコンピュータが実行するプログラムであり、前記画像形成手段についての設定であって装着される前記装着体に対応する設定を行う機能であって、当該装着体が装着されている状態にて、装着されている当該装着体である装着済み装着体に換わって装着される他の装着体に対応する設定を行う機能を、前記画像形成装置に設けられた前記コンピュータに実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、装着体が交換された後に、交換後の装着体についての設定が行われる場合に比べ、装着体が交換されてから画像形成が開始できるようになるまでの時間をより短くすることができる。
請求項2の発明によれば、装着済み装着体を用いる画像の形成に対して影響を与えずに、他の装着体に対応する設定を行うことが可能となる。
請求項3の発明によれば、装着済み装着体を用いる画像の形成に対して影響を与えずに、他の装着体に対応する設定を行うことが可能となる。
請求項4の発明によれば、装着済み装着体を用いる画像形成手段以外の他の画像形成手段による画像の形成が終了してから、他の装着体に対応する設定が行われる場合に比べ、画像形成が開始できるようになるまでの時間をより短くすることができる。
請求項5の発明によれば、装着済み装着体を用いる印刷ジョブである利用印刷ジョブが実行されている際に他の装着体に対応する設定が行われることを防止できる。
請求項6の発明によれば、装着済み装着体を用いる印刷ジョブである利用印刷ジョブが実行されている際に他の装着体に対応する設定が行われることを防止できる。
請求項7の発明によれば、印刷ジョブの実行の順序を変更しない場合に比べ、他の装着体に対応する設定をより早期に開始することができる。
請求項8の発明によれば、被通知者に対して、装着済み装着体を利用しての画像形成を行えないことを通知可能になる。
請求項9の発明によれば、他の装着体に対応する設定が開始された後に装着済み装着体が利用されて画像形成が行われることを防止できる。
請求項10の発明によれば、他の装着体に対応する設定が開始された後に画像形成装置が受信した利用印刷ジョブを保存しておくことが可能となる。
請求項11の発明によれば、装着済み装着体に換わって他の装着体が装着されることに伴い取り外されたこの装着済み装着体が再び装着された場合に、保存されていた利用印刷ジョブの実行を行えるようになる。
請求項12の発明によれば、装着体が交換された後に、交換後の装着体についての設定が行われる場合に比べ、装着体が交換されてから画像形成が開始できるようになるまでの時間をより短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成装置を示した図である。
情報処理部の構成を示した図である。
処理の具体例を示した図である。
画像形成装置にて実行される他の処理の一例を示した図である。
CPUが実行する処理の流れの一例を示したフローチャートである。
(A)、(B)は、他の処理の一例を示した図である。
画像形成装置に関連する者を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置100を示した図である。図1は、画像形成装置100の正面から画像形成装置100を見た場合の状態を示している。
画像形成装置100は、タンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置である。
この画像形成装置100には、記録媒体の一例である用紙Pに転写される画像を形成する複数の画像形成部200が設けられている。本実施形態では、5つの画像形成部200が設けられている。
【0009】
画像形成手段の一例としての画像形成部200の各々は、像保持体の一例としての感光体ドラム11を備える。
画像形成部200の各々は、トナーを含む現像剤を用い、用紙Pに転写される画像であるトナー像をこの感光体ドラム11上に形成する。言い換えると、画像形成部200の各々は、粉体状の現像剤を用いて、トナー像を感光体ドラム11上に形成する。
本実施形態の現像剤は、乾式のキャリアと乾式のトナーとにより構成される。画像形成部200の各々は、キャリアおよびトナーを用い、トナー像を感光体ドラム11上に形成する。
【0010】
5つの画像形成部200は、色が互いに異なる現像剤を用いて、トナー像を感光体ドラム11上に形成する。
具体的には、本実施形態では、5つの画像形成部200のうちの、符号91A~91Dで示す4つの画像形成部200は、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色の現像剤の何れかを用いて、トナー像を形成する。言い換えると、この4つの画像形成部200は、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の基本色の現像剤を用いて、トナー像を形成する。
(【0011】以降は省略されています)

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