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公開番号2025097802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023214218
出願日2023-12-19
発明の名称印刷物および表示装置
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G09F 9/00 20060101AFI20250624BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】絵柄および画像の双方を鮮明に表示させることができる印刷物および表示装置を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る印刷物は、光源3に対向する位置に配置される印刷物2である。印刷物2は、透光性基材4と、透光性基材4の一方の面4b上に設けられた絵柄印刷層5と、絵柄印刷層5の透光性基材4とは反対の面5b上に設けられた透過反射層10と、を備える。透過反射層10は、光源3からの光の一部を透過するとともに、光源3とは反対側からの光の一部を反射する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
光源に対向する位置に配置される印刷物であって、
透光性基材と、
前記透光性基材の一方の面上に設けられた絵柄印刷層と、
前記絵柄印刷層の前記透光性基材とは反対の面上に設けられた透過反射層と、
を備え、
前記透過反射層は、前記光源からの光の一部を透過するとともに、前記光源とは反対側からの光の一部を反射する、
印刷物。
続きを表示（約 420 文字）【請求項２】
前記透過反射層は、複数の色ドットを有し、
複数の前記色ドットのそれぞれが、バインダーと、前記バインダーの内部に分散された複数の色顔料チップとを含み、
複数の前記色顔料チップは、干渉光を生成する干渉顔料である、
請求項１に記載の印刷物。
【請求項３】
前記透過反射層は、パール顔料を含むパール印刷層である、
請求項１に記載の印刷物。
【請求項４】
前記透過反射層は、前記光源からの光の一部を透過するとともに、前記光源とは反対側からの光の一部を反射する反射膜である、
請求項１に記載の印刷物。
【請求項５】
前記透過反射層は、複数の樹脂層が積層されて構成されている、
請求項１に記載の印刷物。
【請求項６】
請求項１から請求項５のいずれか一項に記載の印刷物と、
光源と、
を備える、
表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、印刷物および表示装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１および特許文献２には、表示媒体の前方に位置する加飾シートが記載されている。加飾シートは、透明シート基材と、絵柄層と、隠蔽層とを有する。隠蔽層は、インクジェット装置を用いて印刷され、酸化チタンを有する白色インキで印刷されている。隠蔽層は、絵柄層の背面に白ベタ印刷が施されることによって形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－６１３２５号公報
特開２０２２－６１３２６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
前述した表示媒体として、黒色のモニタが用いられることがある。黒色のモニタに絵柄層および透明シート基材を有する加飾シートが貼り付けられると、モニタの黒色の影響を受けて絵柄層の絵柄が不鮮明になるということが生じうる。一方、隠蔽色の白色が強い場合、モニタ等、光源から出射した光による画像を鮮明に表示できないということが生じうる。
【０００５】
本開示は、絵柄および画像の双方を鮮明に表示させることができる印刷物および表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
（１）本開示に係る印刷物は、光源に対向する位置に配置される印刷物である。印刷物は、透光性基材と、透光性基材の一方の面上に設けられた絵柄印刷層と、絵柄印刷層の透光性基材とは反対の面上に設けられた透過反射層と、を備える。透過反射層は、光源からの光の一部を透過するとともに、光源とは反対側からの光の一部を反射する。
【０００７】
この印刷物は、透光性基材と、絵柄印刷層と、透過反射層と、を有する。透過反射層は、絵柄印刷層の透光性基材とは反対の面上に形成されている。透過反射層は、光源とは反対側からの光の一部を反射する。光源とは反対側からの光の一部を透過反射層が反射することにより、絵柄印刷層に印刷された絵柄を鮮明に表示させることができる。透過反射層は、光源からの光の一部を透過する。光源からの光の一部を透過反射層が透過することにより、光源から出射した光による画像を鮮明に表示させることができる。したがって、絵柄および画像の双方を鮮明に表示させることができる。
【０００８】
（２）上記（１）において、透過反射層は、複数の色ドットを有してもよく、複数の色ドットのそれぞれが、バインダーと、バインダーの内部に分散された複数の色顔料チップとを含んでもよい。複数の色顔料チップは、干渉光を生成する干渉顔料であってもよい。
【０００９】
（３）上記（１）または（２）において、透過反射層は、パール顔料を含むパール印刷層であってもよい。
【００１０】
（４）上記（１）において、透過反射層は、光源からの光の一部を透過するとともに、光源とは反対側からの光の一部を反射する反射膜であってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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