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公開番号2025097623
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213916
出願日2023-12-19
発明の名称ばたつき防止器具
出願人東洋シヤッター株式会社,株式会社シブタニ
代理人個人
主分類E06B 9/17 20060101AFI20250624BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】簡便に、後付けでも使用でき、シャッタースラットのばたつきを確実に抑えることができるばたつき防止器具を提供する。
【解決手段】ばたつき防止器具1の本体11上の可撓体保持部13には、長手方向に凹部14が設けられ、可撓体22がはめ込まれている。可撓体保持部13の一方側に、磁石21が設けられた装着部12があり、他方側に、このばたつき防止器具1を取り外す際に用いる取っ手部15が設けられている。このばたつき防止器具1を装着する際には、磁石21をガイドレールに磁気吸着させてばたつき防止器具1を固定し、可撓体22をシャッタースラットに押圧する。これにより、長尺のばたつき防止器具1の可撓体22とガイドレールの溝部に、複数のシャッタースラットが挟持され、シャッタースラットのばたつきが抑えられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のシャッタースラットの端部をガイドレールの溝部に挿入されてなるシャッター装置に用いるばたつき防止器具であって、前記ガイドレールの外周面に着脱自在に装着する装着手段と、複数の前記シャッタースラットの前記溝部から露出した部分を押圧する押圧手段を有することを特徴とするばたつき防止器具。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記押圧手段は、凹部を有する可撓体保持手段と、前記可撓体保持手段の凹部に保持される可撓体を有することを特徴とする請求項1に記載のばたつき防止器具。
【請求項3】
前記可撓体は、前記シャッタースラットを押圧する部分が中空形状であることを特徴とする請求項2に記載のばたつき防止器具。
【請求項4】
前記装着手段は、前記押圧手段に隣接しかつ前記ガイドレールの外周面に対向するように配置される磁気吸着手段を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のばたつき防止器具。
【請求項5】
前記磁気吸着手段の端部を支点として梃子の作用で前記装着手段を前記ガイドレールの外周面から取り外す取り外し手段を有することを特徴とする請求項4に記載のばたつき防止器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の開口部に設置されるシャッター装置に用いられ、シャッター閉鎖時の風圧等によるシャッターとガイドレール間でのばたつきによる衝撃音や振動音などを減少させるばたつき防止器具に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
シャッター装置は、複数のシャッタースラットを抱合部で連接してシャッターカーテンを構成し、そのシャッタースラットの両端部をガイドレールの溝部に挿入し、開閉時にはガイドレールの溝に沿ってシャッターカーテンを移動させるように構成されている。図10は、従来のシャッター装置における要部水平断面図である。図中、2はシャッタースラット、3は抱合部、4はガイドレール、5は溝部、6は消音材、7はレール取付材、8は躯体、9は壁材である。シャッター装置は、建物の躯体8に、この例ではレール取付材7を介してガイドレール4を取り付けてある。このガイドレール4は開口部の両端に設けられ、対向する面に溝部5が設けられている。
【0003】
開口部を閉鎖するためにシャッターカーテンが設けられるが、シャッターカーテンを巻き上げられるように、シャッターカーテンを構成する複数のシャッタースラット2を抱合部3で抱合させて連結している。そして、シャッタースラット2の両端をガイドレール4の溝部5に挿入し、ガイドレール4に沿ってシャッターカーテンが移動するようにしている。
【0004】
シャッターカーテンの移動を円滑に行うため、ガイドレール4の溝部5の開口幅はシャッタースラット2の幅よりも広く取られ、ガイドレール4とシャッタースラット2との間に隙間が設けられている。そのため、シャッター閉鎖時にシャッタースラット2が風圧などの圧力を受けると、シャッタースラット2がガイドレール4の溝部5内で振動し、シャッタースラット2がばたついてしまう。このばたつきの際にシャッタースラット2とガイドレール4とが当接し、騒音が発生するという問題があった。
【0005】
このようなシャッターを開閉する際の騒音を防ぐため、シャッタースラット2が挿入されるガイドレール4の溝部5には、消音材6を設けている。この消音材6によって、シャッターカーテンが移動する際にガイドレール4の溝部5とシャッタースラット2が当接した場合でも、当接の際の接触音を低減することができる。しかし、消音材6は、シャッタースラット2が振れながら動いている状態でガイドレール4の溝部5との接触音を抑えるために使用されることから、摩耗を防ぐため比較的硬質な樹脂性のものを使用している。そのような硬質の消音材6では、上述のようなシャッタースラット2のばたつき音を低減する効果は低い。
【0006】
シャッタースラットのばたつきを防止するために様々な方法が案出されている。例えばガイドレール内にシャッタースラットを押さえる機構を設けておき、シャッターを閉鎖した状態でその機構を動作させてシャッタースラットのばたつきを抑えることが考えられている。しかし、このような機構を設けることは、シャッター装置を設置する際に、予めガイドレール内に機構を設けておく必要がある。そのため、特定のシャッター装置でしか使用することができず、また、既に設置されているシャッター装置には設けることができなかった。
【0007】
簡便に使用できるばたつき防止器具として、例えば特許文献1には、シャッタースラットとガイドレールとの隙間に着脱自在な緩衝部材を挿入することによりシャッタースラットのばたつきを抑えることが記載されている。しかし、このような隙間に挿入する緩衝部材は、隙間への着脱時に緩衝部材とシャッタースラットや消音材との間で大きな摩擦力が発生するため、消音材や緩衝部材が破損しやすい。また、取り付けや取り外しにも手間や時間を要するという問題がある。
【0008】
別のばたつき防止器具として、特許文献2に記載されているシャッターカーテン留めがある。丁番の片面を両面テープなどでガイドレールに貼り付け、他方の面にゴム磁石片を設けてシャッタースラットに磁気吸着させることにより、シャッタースラットのばたつきを抑えている。この構成によれば、シャッター装置に対して後付けで設置できるものの、容易に取り外すことはできず、使用していないときに邪魔になったり、意匠性が低下したりといった不具合がある。
【0009】
また、ゴム磁石でシャッタースラットを屋内側に吸着する構造上、屋外側の消音材とシャッタースラットとの間には常に隙間が残るため、ばたつきを抑制するにはゴム磁石とシャッタースラットとの間の吸引力を十分に大きくする必要がある。しかし、シャッターを開けるときには吸着力に打ち勝ってゴム磁石をシャッタースラットから引き離す必要があるため、工具などを用意しないと手作業で開けることはできなくなるという不具合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2001-065275号公報
実用新案登録第3147693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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