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公開番号
2025096956
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023212985
出願日
2023-12-18
発明の名称
床板
出願人
東海旅客鉄道株式会社
,
株式会社日本コンポジット工業
,
ジェイアール東海コンサルタンツ株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
E01F
1/00 20060101AFI20250623BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】 工期の短縮化が可能な床板の一例を開示する。
【解決手段】 床板10は、繊維強化プラスチック製である。これにより、床板10の質量が小さくなるので、設置作業性が向上する。延いては、床板10を設置するための工期の短縮化が可能となり得る。本体部13の厚み方向寸法H1が第1被支持部11及び第2被支持部12の厚み方向寸法H2より大きい。これにより、本体部13の下面10Bを盛土4に確実に接触させることができる。したがって、当該床板10では、床板10の自重及び当該床板10に作用する鉛直方向荷重を、第1被支持部11及び第2被支持部12に加えて、本体部13でも受けることが可能となる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1受桁と当該第1受桁から離間した位置に配置された第2受桁とを橋渡すよう配置される床板において、
前記第1受桁に支持される第1被支持部であって、繊維強化プラスチック製の第1被支持部と、
前記第2受桁に支持される第2被支持部であって、繊維強化プラスチック製の第2被支持部と、
前記第1被支持部と前記第2被支持部とを繋ぐとともに、当該第1被支持部及び当該第2被支持部との一体品である本体部であって、繊維強化プラスチックにて構成された本体部とを備え、
前記第1被支持部から前記第2被支持部に向かう方向と平行な方向を長手方向とし、当該長手方向と直交する方向であって、前記第1被支持部が前記第1受桁に支持され、かつ、前記第2被支持部が前記第2受桁に支持された状態において上下方向と一致する方向を厚み方としたとき、
前記本体部の厚み方向寸法は、前記第1被支持部及び前記第2被支持部の厚み方向寸法より大きく、かつ、前記本体部の上面、前記第1被支持部の上面及び前記第2被支持部の上面は略面一となっている床板。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記本体部内には、少なくともケーブルが配索可能な空間が設けられており、
さらに、少なくとも前記本体部の長手方向一端及び他端には、前記空間と外部とを連通させる連通穴が設けられている請求項1に記載の床板。
【請求項3】
前記連通穴の下端側外縁は、前記本体部の下面と略一致している請求項2に記載の床板。
【請求項4】
前記空間内には、当該空間を複数の空間に仕切る仕切壁であって、少なくとも前記本体部の上面及び下面に連結された仕切壁が設けられており、
さらに、前記仕切壁には、当該仕切壁によって仕切られた隣り合う空間を連通させる第2の連通穴が設けられている請求項3に記載の床板。
【請求項5】
長手方向及び厚み方向と直交する方向を幅方向としたとき、
前記本体部の幅方向一端側及び他端側には、請求項2に記載の空間と外部とを連通させる第3の連通穴であって幅方向に当該本体部を貫通した第3の連通穴が設けられており、
さらに、前記第3の連通穴の下端側外縁は、前記本体部の下面より上方側に位置し、かつ、前記第3の連通穴の上端側外縁は、前記本体部の上面より下方側に位置している請求項4に記載の床板。
【請求項6】
前記第1被支持部には、当該第1被支持部を前記第1受桁に固定するためのボルトが貫通挿入される第1ボルト穴が設けられ、
前記第2被支持部には、当該第2被支持部を前記第2受桁に固定するためのボルトが貫通挿入される第2ボルト穴が設けられ、
前記第1被支持部及び前記第2被支持部の内部には、空間が設けられており、
さらに、前記第1ボルト穴の周囲には、当該第1ボルト穴を囲むように前記第1被支持部の上面と下面とを繋ぐ壁状の第1補強部が設けられ、かつ、前記第2ボルト穴の周囲には、当該第2ボルト穴を囲むように前記第2被支持部の上面と下面とを繋ぐ壁状の第2補強部が設けられている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の床板。
【請求項7】
長手方向及び厚み方向と直交する方向を幅方向としたとき、
幅方向と直交する壁面を有するとともに、長手方向に延びる壁部を備え、
前記壁部のうち、前記第1被支持部と前記本体部と境界部及び前記第2被支持部と前記本体部と境界部には、繊維強化プラスチック中の繊維が長手方向及び厚み方向と交差する方向に延びた補強シート部が設けられている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の床板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、2つの受桁間に橋渡されるように配置される床板に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、鉄道駅舎のプラットホームの構造として、特許文献1に記載の発明では、2つの支持部間に掛け渡された床板により構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-97554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ダクタル(登録商標)等の高強度コンクリート材料が用いられた床板は、質量が大きいため、当該床板を移動させるにはクレーン等の機器を必要とする。このため、ダクタル(登録商標)製の床板を用いたプラットホームの施工は、工数が増大する。本開示は、当該点に鑑みた床板の一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1受桁(1A)と当該第1受桁(1A)から離間した位置に配置された第2受桁(1B)とを橋渡すよう配置される床板(10)は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
【0006】
すなわち、当該構成要件は、第1受桁(1A)に支持される第1被支持部(11)であって、繊維強化プラスチック製の第1被支持部(11)と、第2受桁(1B)に支持される第2被支持部(12)であって、繊維強化プラスチック製の第2被支持部(12)と、第1被支持部(11)と第2被支持部(12)とを繋ぐとともに、当該第1被支持部(11)及び当該第2被支持部(12)との一体品である本体部(13)であって、繊維強化プラスチックにて構成された本体部(13)とである。
【0007】
そして、本体部(13)の厚み方向寸法(H1)は、第1被支持部(11)及び第2被支持部(12)の厚み方向寸法(H2)より大きく、かつ、本体部(13)の上面(13A)、第1被支持部(11)の上面(11A)及び第2被支持部(12)の上面(12A)は略面一となっていることが望ましい。
【0008】
なお、厚み方向とは、長手方向と直交する方向であって、第1被支持部(11)が第1受桁(1A)に支持され、かつ、第2被支持部(12)が第2受桁(1B)に支持された状態において上下方向と一致する方向をいう。長手方向とは、第1被支持部(11)から第2被支持部(12)に向かう方向と平行な方向をいう。
【0009】
そして、当該床板は、繊維強化プラスチック製であるので、ダクタル(登録商標)製の床板に比べて、質量が小さくなる。したがって、設置作業性が向上するので、床板を設置するための工数の削減が可能となり得る。
【0010】
また、本体部(13)の厚み方向寸法(H1)が第1被支持部(11)及び第2被支持部(12)の厚み方向寸法(H2)より大きいので、例えば、本体部(13)の下面を盛土等に接触させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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