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公開番号
2025095864
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023212232
出願日
2023-12-15
発明の名称
原子炉格納容器の冷却装置および原子力設備
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G21C
9/004 20060101AFI20250619BHJP(核物理;核工学)
要約
【課題】原子炉格納容器の冷却装置および原子力設備において、原子炉格納容器を早期に冷却することを可能とする。
【解決手段】原子炉格納容器の内部に配置され、シリンダの内部のピストンにより第1室と第2室が仕切られ、第1室が前記原子炉格納容器の内部に連通し、第2室に作動油が充填される油圧ユニットと、原子炉格納容器の外部に配置され、シリンダの内部のピストンにより第3室と第4室が仕切られ、第3室が油圧連結管を介して油圧ユニットの第2室に連結され、第4室に冷却水が充填される水冷ユニットと、原子炉格納容器の内部に配置され、一端部が水冷連結管を介して水冷ユニットの第4室に連結され、他端部が原子炉格納容器の外部に開放される熱交換器と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
原子炉格納容器の内部に配置され、シリンダの内部のピストンにより第1室と第2室が仕切られ、前記第1室が前記原子炉格納容器の内部に連通し、前記第2室に作動油が充填される油圧ユニットと、
前記原子炉格納容器の外部に配置され、シリンダの内部のピストンにより第3室と第4室が仕切られ、前記第3室が油圧連結管を介して前記油圧ユニットの第2室に連結され、前記第4室に冷却水が充填される水冷ユニットと、
前記原子炉格納容器の内部に配置され、一端部が水冷連結管を介して前記水冷ユニットの第4室に連結され、他端部が前記原子炉格納容器の外部に開放される熱交換器と、
を備える原子炉格納容器の冷却装置。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記油圧ユニットと前記水冷ユニットは、前記原子炉格納容器の壁部を挟んで内部と外部に縦型配置され、前記油圧連結管は、前記壁部を貫通し、一端部が油圧ユニットの下部に配置される前記第2室に連結され、他端部が前記水冷ユニットの上部に配置される前記第3室に連結される、
請求項1に記載の原子炉格納容器の冷却装置。
【請求項3】
前記熱交換器は、前記油圧ユニットより上方に配置される、
請求項1または請求項2に記載の原子炉格納容器の冷却装置。
【請求項4】
前記油圧ユニットは、一端部が前記第1室に連結されて他端部が前記原子炉格納容器の内部に開口する連通管と、前記連通管に原子炉格納容器の内部の圧力に応じて開放する開放弁が設けられる、
請求項1に記載の原子炉格納容器の冷却装置。
【請求項5】
前記開放弁は、ラプチャーディスクを有する、
請求項4に記載の原子炉格納容器の冷却装置。
【請求項6】
原子炉格納容器と、
前記原子炉格納容器の内部に配置される原子炉と、
請求項1に記載の原子炉格納容器の冷却装置と、
を備える原子力設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、原子炉格納容器の冷却装置および原子力設備に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
原子炉格納容器は、岩盤等の堅固な地盤上に立設され、内部に原子炉が配置される。原子炉は、原子炉格納容器の基礎部に設けられたコンクリート構造物により支持される。原子力設備では、シビアアクシデントとして、原子炉格納容器の内部の圧力や温度が上昇する事象が想定される。このとき、冷却装置により原子炉格納容器の内部を冷却し、圧力や温度の上昇を抑制する必要がある。このような原子炉格納容器の冷却装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-146184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された原子炉格納容器の冷却装置では、原子炉格納容器の内部に熱交換器を設け、原子炉格納容器の外部に設けられた冷却ポンプを駆動し、冷却水を循環配管から熱交換器に供給することで、原子炉格納容器の内部を冷却している。ところが、原子力設備における電源が喪失した場合、冷却ポンプを作動することができず、早期に原子炉格納容器の内部を冷却することができないおそれがある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、原子炉格納容器の内部を早期に冷却することを可能とする原子炉格納容器の冷却装置および原子力設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本開示の原子炉格納容器の冷却装置は、原子炉格納容器の内部に配置され、シリンダの内部のピストンにより第1室と第2室が仕切られ、前記第1室が前記原子炉格納容器の内部に連通し、前記第2室に作動油が充填される油圧ユニットと、前記原子炉格納容器の外部に配置され、シリンダの内部のピストンにより第3室と第4室が仕切られ、前記第3室が油圧連結管を介して前記油圧ユニットの第2室に連結され、前記第4室に冷却水が充填される水冷ユニットと、前記原子炉格納容器の内部に配置され、一端部が水冷連結管を介して前記水冷ユニットの第4室に連結され、他端部が前記原子炉格納容器の外部に開放される熱交換器と、を備える。
【0007】
また、本開示の原子力設備は、前記原子炉格納容器の内部に配置される原子炉と、前記原子炉格納容器の冷却装置と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の原子炉格納容器の冷却装置および原子力設備によれば、原子炉格納容器の内部を早期に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態の原子力設備を表す概略図である。
図2は、本実施形態の原子炉格納容器の冷却装置を表す概略図である。
図3は、原子炉格納容器の冷却装置の作用を表す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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