TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025094907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2024204653
出願日2024-11-25
発明の名称途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置及びその電子装置を利用したブーティング方法
出願人テレチップス・インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 8/65 20180101AFI20250618BHJP(計算;計数)
要約【課題】内部に1つのXiP用フラッシュメモリを有するレガシープロセッサとNon XiP用外部メモリを使用して、途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置及びその電子装置を利用したブーティング方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置であって、外部メモリを用いたソフトウェア実行(eXecute in Place、XiP)機能を支援する1つのフラッシュメモリに第1のファームウェアが格納されるプロセッサと、前記プロセッサ外部に位置しつつ、第2のファームウェアを格納するXiP機能がない外部メモリと、OTA(Over The Air)によって第3のファームウェアを有している外部システムとの通信を介して前記外部システムが有している前記第3のファームウェアを受信するインターフェースとを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置であって、
外部メモリを用いたソフトウェア実行(eXecute in Place、XiP)機能を支援する1つのフラッシュメモリに第1のファームウェアが格納されるプロセッサと、
前記プロセッサ外部に位置しつつ、第2のファームウェアを格納するXiP機能がない外部メモリと、
OTA(Over The Air)によって第3のファームウェアを有している外部システムとの通信を介して前記外部システムが有している前記第3のファームウェアを受信するインターフェースと、
を備える、途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記プロセッサと前記外部メモリとは、データラインで連結され、前記データラインを介して前記外部システムの前記第3のファームウェアが前記外部メモリに伝達されて使用される請求項1に記載の途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置。
【請求項3】
前記インターフェースは、前記プロセッサと連結され、前記インターフェースを介して受信される前記第3のファームウェアは、前記プロセッサを経由し、前記外部メモリに伝達されて前記外部メモリに使用される、請求項1に記載の途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置。
【請求項4】
前記外部メモリは、複数のバンクに仕切られ、前記仕切られたバンクの各々には相違したファームウェアが格納される、請求項1に記載の途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置。
【請求項5】
前記電子装置は、
前記外部メモリの前記仕切られたバンクの各々に使用された相違したファームウェアのバージョンまたは存在有無を知らせるフラグを確認し、前記プロセッサの不揮発性メモリに格納されたアップデートするファームウェアを前記仕切られたバンクのうち1つに使用する場所を決定する制御器をさらに備える、請求項1~4のいずれか1項に記載の途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置。
【請求項6】
外部メモリを用いたソフトウェア実行(eXecute in Place、XiP)機能を支援するプロセッサと、前記プロセッサ外部に位置しつつ、XiP機能がない外部メモリと、OTA(Over The Air)によってファームウェアを有している外部システムとの通信を介して前記外部システムが有しているファームウェアを受信するインターフェースとを備える途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置において、
前記ファームウェアアップデート後の前記プロセッサのブーティング方法であって、
前記プロセッサが既存のブートローダを用いてブーティングを試みるステップと、
前記ブーティングが成功すれば、前記プロセッサは、アップデート過程で追加されたブートローダに進入し、前記追加されたブートローダは、前記外部メモリで使用可能なバンクがあるかを検索するステップと、
前記ブートローダは、前記使用可能なバンクに新しいファームウェアがあると、新しいファームウェアを前記プロセッサ内部のフラッシュメモリに複写するステップと、
前記プロセッサ内部の前記フラッシュメモリに複写された前記新しいファームウェアの認証成功及び前記新しいファームウェアを用いたブーティングが成功すれば、前記新しいファームウェアのメイン機能に進入するステップと、
を含む、プロセッサのブーティング方法。
【請求項7】
前記追加されたブートローダの前記外部メモリで使用可能なバンクがあるかを検索するステップは、
最新ファームウェアがアップデートされた履歴があるバンクを検索するステップを含む、請求項6に記載のプロセッサのブーティング方法。
【請求項8】
前記フラッシュメモリに複写した前記新しいファームウェアの認証失敗または前記新しいファームウェアを用いたブーティングが失敗すれば、既存のバンクにある既存のファームウェアを前記プロセッサの前記内部フラッシュメモリに複写し、ロールバック後、前記既存のファームウェアのメイン機能を行うステップを含む、請求項6に記載のプロセッサのブーティング方法。
【請求項9】
外部メモリを用いたソフトウェア実行(eXecute in Place、XiP)機能を支援するフラッシュメモリに、動作が実行中のファームウェアを有する複数のプロセッサと、
前記複数のプロセッサ外部に位置しつつ、複数のファームウェアを格納するXiP機能がない1つの外部メモリと、
OTA(Over The Air)によってアップデートするファームウェアを有している外部システムとの通信を介して前記外部システムが有している前記アップデートするファームウェアを受信する少なくとも1つのインターフェースと、
を備える、途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置。
【請求項10】
前記複数のプロセッサと前記1つの外部メモリとは、データラインで連結され、前記データラインを介して前記複数のプロセッサから前記1つの外部メモリに前記アップデートするファームウェアが伝達されて使用される、請求項9に記載の途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プロセッサのファームウェアアップデートに関し、より詳細には、途切れないファームウェアアップデートが可能な電子装置及びその電子装置を利用したブーティング方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車分野において途切れないファームウェアアップデート方式は、OTA(Over The Air)アップデートを支援するシステムで広く使用されている。
【0003】
その理由は、OTAアップデートが進行される間にも動作可能なブーティングシステムがフラッシュメモリ(Flash memory)で維持される長所と、ファームウェア(F/W)アップデートが失敗した場合にも、既存のF/Wでブーティングが可能なことで、可用性を維持できる長所があるためである。
【0004】
図1は、既存の1つのフラッシュメモリを有するプロセッサのファームウェアアップデート過程及びブーティングの際のファームウェア変更動作を示す図である。
【0005】
図1の(a)は、プロセッサ110の外部メモリを用いたソフトウェア実行(eXecute in Place、XiP)機能を支援するフラッシュメモリ112にファームウェアAが格納されていることを示し、図1の(b)は、OTAを介してプロセッサ110のXiP用フラッシュメモリ112に既存のファームウェアAがファームウェアBにアップデートされることを示し、ブーティングの際、プロセッサ110のブートローダ120によりファームウェアBを行う。
【0006】
外部システム100から新しいファームウェアBをアップデートする過程150では、XiP用フラッシュメモリ112は、ファームウェアAから新しいファームウェアBに使用される過程にあるので、XiP用フラッシュメモリ112には、ファームウェアのブランク期間が発生し、プロセッサ110内部の装置111は、アップデートの間にはプロセッサ110のXiP用フラッシュメモリ112内のファームウェアAの動作を行うことができないという問題点を有する。
【0007】
図2は、既存のデュアルバンクを有するプロセッサのファームウェアアップデート過程及びブーティングの際のファームウェア変更動作を示す図である。
【0008】
図2の(a)に示されたように、プロセッサ210は、XiP用の第1のフラッシュメモリ212及びXiP用の第2のフラッシュメモリ213を備えることができる。第1のフラッシュメモリ212には、ファームウェアAが格納されており、外部システム200でプロセッサ110の第2のフラッシュメモリ213にファームウェアBをアップデートし、アップデート中には、プロセッサ210の内部または外部装置211が第1のフラッシュメモリ212に格納されたファームウェアを使用でき、途切れない動作が可能である。
【0009】
図2の(b)は、アップデート後のプロセッサ210を示すものであって、アップデート後のブーティングの際、プロセッサ210のブートローダ221は、使用するバンクを第1のフラッシュメモリ212から第2のフラッシュメモリ213に選択224することによりファームウェアBを行うことになる。
【0010】
図2の方式は、アップデートが進行される間にも、プロセッサ210はXiP用フラッシュメモリ1212にあるファームウェアを行うことができ、ファームウェアアップデートが失敗した場合にも、既存のファームウェアAでブーティングが可能なことで、可用性を維持できるという長所を有している。しかし、2つのフラッシュメモリを有するプロセッサを使用するため、チップの大きさはより大きくなり、チップの単価も高くなるという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
対話装置
29日前
個人
情報処理装置
29日前
個人
情報処理システム
1日前
個人
情報処理装置
25日前
個人
検査システム
3日前
個人
記入設定プラグイン
17日前
個人
プラグインホームページ
1か月前
株式会社サタケ
籾摺・調製設備
2日前
個人
情報入力装置
29日前
個人
不動産売買システム
9日前
キヤノン電子株式会社
携帯装置
2日前
個人
物価スライド機能付生命保険
29日前
個人
マイホーム非電子入札システム
29日前
個人
備蓄品の管理方法
1日前
株式会社BONNOU
管理装置
22日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
2日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
2日前
サクサ株式会社
中継装置
2日前
株式会社東芝
電子機器
10日前
アスエネ株式会社
排水量管理方法
2日前
東洋電装株式会社
操作装置
2日前
東洋電装株式会社
操作装置
2日前
サクサ株式会社
カードの制動構造
1か月前
ホシデン株式会社
タッチ入力装置
9日前
株式会社ワコム
電子消去具
9日前
キヤノン電子株式会社
名刺管理システム
3日前
個人
決済手数料0%のクレジットカード
1か月前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
1か月前
株式会社ライト
情報処理装置
22日前
個人
パターン抽出方法及び通信多重化方法
8日前
村田機械株式会社
割当補助システム
1か月前
株式会社JVCケンウッド
管理装置
3日前
パテントフレア株式会社
交差型バーコード
1か月前
応研株式会社
業務支援システム
1か月前
株式会社CBE-A
情報処理システム
8日前
Sansan株式会社
組織図生成装置
1か月前
続きを見る