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公開番号2025094752
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210488
出願日2023-12-13
発明の名称搬送装置及び記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B65H 23/26 20060101AFI20250618BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シートの搬送を安定化することを可能にする技術を提供する。
【解決手段】保持部200が保持するロールシートRから引き出したシート1を搬送する搬送部300と、搬送部300の下流においてシート1を巻き取る巻取部600と、搬送部300と巻取部600との間においてシート1を切断する切断部20と、を備える搬送装置100において、切断部20と巻取部600との間において、シート1に当接する当接部73を備え、当接部73と切断部20は、一体的に、保持部200に保持されたロールシートRに近づく第一位置と、ロールシートRから離れる第二位置と、に移動可能に構成されている。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
ロールシートを保持する保持部と、
前記保持部が保持するロールシートから引き出したシートを搬送する搬送部と、
シートの搬送経路における前記搬送部の下流において、シートを巻き取る巻取部と、
前記搬送経路における前記搬送部と前記巻取部との間において、シートを切断する切断部と、
を備える搬送装置において、
前記搬送経路における前記切断部と前記巻取部との間において、シートに当接する当接部を備え、
前記当接部と前記切断部は、一体的に、前記保持部に保持されたロールシートに近づく第一位置と、前記保持部に保持されたロールシートから離れる第二位置と、に移動可能に構成されていることを特徴とする搬送装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記搬送経路における前記切断部と前記搬送部の間でシートをガイドするガイド部を備え、
前記ガイド部は、前記当接部と前記切断部と一体的に移動することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
シートは、前記切断部から前記当接部に向かう第1方向に延びる第1部分と、前記当接部から前記巻取部に向かう第2方向に延びる第2部分と、を含み、
前記当接部は、シートにおける前記第1部分と前記第2部分との間の部分をガイドする面が凸曲面であることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記当接部は、シートの幅方向に平行な回転軸線を中心に回転するローラを含み、
前記凸曲面は、前記ローラの外周面を含むことを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記巻取部は、シートの幅方向に平行な回転軸線を中心に回転する巻取軸を有し、シートを前記巻取軸の外周に巻き付けることでシートを巻き取るように構成されており、
前記巻取軸は、前記幅方向に見たときに、前記ガイド部に対して、前記ガイド部がシートに対向する側とは反対側に位置していることを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
【請求項6】
前記ガイド部は、前記搬送経路に沿って延びる搬送面を有し、
前記搬送面は、前記搬送経路における上流端が下流端よりも上方に位置しかつ水平方向に対して下方に傾斜した方向に延びる面であり、
前記巻取軸は、シートの幅方向に見たときに、水平方向において前記搬送面の前記下流端よりも前記下流端に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
【請求項7】
前記巻取軸は、前記当接部よりも下方に位置していることを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
【請求項8】
前記巻取軸は、前記幅方向に見たときの、前記巻取軸が巻き取るシートの巻取量の増加にともなう前記第2方向の向きの変化が、前記第1方向に近づくような変化となるように、前記当接部に対して配置されていることを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
【請求項9】
前記ガイド部は、前記搬送経路に沿って延びる搬送面を有し、
前記搬送経路における前記切断部と前記当接部との間には、前記搬送面に垂直な高さ方向において前記搬送面よりも凹む凹部が形成されており、
前記凹部における前記搬送経路の下流側には、前記搬送経路の上流から下流に向かうにつれて前記高さ方向において前記凹部の底面側から前記搬送面の高さまで徐々に高さを増すように傾斜した傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
【請求項10】
前記傾斜面は、前記切断部を通過したシートの先端を、前記当接部におけるシートのガイド面まで誘導するための面であることを特徴とする請求項9に記載の搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体としてのシートを搬送する搬送装置および該シートに記録を行う記録装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、記録媒体として、長尺のシートを例えばロール状に巻いたロールシートの形態で収容し、ロールシートにおけるロール部から引き出したシート部に対して画像等の記録を行う記録装置(プリンタ)が知られている。かかる記録装置は、ロール状部から引き出したシート部を記録部まで搬送し、記録部においてシート部に対してインクに代表される記録用液体を吐出させることで記録を行うものである。インクの種類によっては、シートに吐出されたインクをシートに定着させる定着処理が必要となる場合があり、記録部の下流に、風や熱によってインクを乾燥させる定着装置を備える記録装置もある。さらに、記録後のシートを所定の位置で切断する切断装置を備える記録装置も知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-162769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1に記載の記録装置は、切断部の下流に記録後のシートを巻き取る巻取部が配置された構成となっている。シートは所定のテンションがかけられた状態で搬送されるが、搬送経路の構成によっては、巻取部でのシートの巻取量が増えることでシートの搬送状態が変化し、シートの切断が不安定となる懸念がある。
【0005】
本発明の目的は、シートの搬送を安定化することを可能にする技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の搬送装置は、
ロールシートを保持する保持部と、
前記保持部が保持するロールシートから引き出したシートを搬送する搬送部と、
シートの搬送経路における前記搬送部の下流において、シートを巻き取る巻取部と、
前記搬送経路における前記搬送部と前記巻取部との間において、シートを切断する切断部と、
を備える搬送装置において、
前記搬送経路における前記切断部と前記巻取部との間において、シート当接する当接部を備え、
前記当接部と前記切断部は、一体的に、前記保持部に保持されたロールシートに近づく第一位置と、前記保持部に保持されたロールシートから離れる第二位置と、に移動可能に構成されていることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の記録装置は、
本発明の搬送装置と、
前記搬送経路における前記保持部と前記ガイド部との間において、シートに記録を行う記録部と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シートの搬送を安定化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る記録装置の模式的斜視図である。
第1実施形態の記録装置におけるシートの搬送経路の説明図である。
第1実施形態におけるシート排出部の移動説明図である。
第1実施形態における制御構成を示すブロック図である。
第1実施形態におけるシート排出部の説明図である。
第1実施形態におけるシート排出部のP断面図である。
第1実施形態における切断装置の斜視図である。
第1実施形態における切断装置の上面図である。
第1実施形態における切断装置の詳細説明図である。
排紙ガイド下流部周辺の本体側面からみた模式的断面図である。
巻取部によるシートの巻取量についての説明図である。
巻取り方向が時計周りの場合のシートの巻取の様子を説明する図である。
第2実施形態における排紙ガイド下流部周辺の模式的断面図である。
シートの先端が排紙ガイド下流部に引っ掛かった状態の説明図である。
第3実施形態におけるシートの先端が誘導される様子の説明図である。
第3実施形態の変形例を説明する図である。
第4実施形態における排紙ガイド下流部周辺の模式的断面図である。
第4実施形態におけるシート誘導部材の切り欠き部の説明図である。
第5実施形態におけるシート排紙部の説明図である。
第5実施形態におけるカッター交換のフローチャート図である。
第6実施形態における排紙ガイド下流ローラ部の模式的斜視図である。
第6実施形態におけるシート排紙部の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
【0010】
(第1実施形態)
図1(a)、図1(b)は、本発明の第1実施形態に係る記録装置100の模式的斜視図である。図1(a)は、シート排出部500、定着ヒータ90が閉じている状態の記録装置100の模式的斜視図である。図1(b)は、シート排出部500と定着ヒータ90が開かれている状態であり、ロールシートRをセットするときの記録装置100の模式的斜視図を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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