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公開番号2025093453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209107
出願日2023-12-12
発明の名称空気入りタイヤ
出願人TOYO TIRE株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類B60C 11/12 20060101AFI20250617BHJP(車両一般)
要約【課題】耐石噛み性能の維持又は向上と、ウエット性能及びスノー性能の向上とを両立可能な空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】空気入りタイヤは、トレッド面Trに形成されるブロック(12,21)を有する。ブロック(12,21)は、タイヤ周方向CDに互いに離隔する一対の第1サイプ5を有する。各々の第1サイプ5は、サイプ表面の幅が一定である第1部位51と、第1部位51よりもサイプ表面の幅が大きい第2部位52と、を有する。各々の第1サイプ5の第2部位52は、ブロック(12,21)のタイヤ周方向CDの両端の五等分線によって得られる5つの領域Ar1~Ar5のうちの中央領域Ar3に配置されていない。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド面に形成されるブロックを備え、
前記ブロックは、タイヤ周方向に互いに離隔する一対の第1サイプを有し、
各々の前記第1サイプは、サイプ表面の幅が一定である第1部位と、前記第1部位よりもサイプ表面の幅が大きい第2部位と、を有し、
各々の前記第1サイプの前記第2部位は、前記ブロックのタイヤ周方向の両端の五等分線によって得られる5つの領域のうちの中央領域に配置されていない、空気入りタイヤ。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記ブロックは、前記一対の第1サイプの間に配置される第2サイプを有し、
前記第2サイプは、前記中央領域に配置されており、
前記第2サイプは、前記第1部位を有し、前記第2部位を有さない、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記ブロックは、タイヤ周方向に延びる主溝に面しており、
前記一対の第1サイプのうち少なくとも1つの前記第1サイプは、前記主溝に開口している、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記ブロックは、タイヤ赤道を通るセンターブロックである、または、前記トレッド面においてタイヤ軸方向の最も外側に配置されるショルダーブロックである、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記5つの領域のうち一対の端領域には、サイプが形成されていない、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記第2部位は、サイプ幅方向に沿った断面において、前記トレッド面からサイプ深さ方向に延びる縦壁面を有する、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記第2部位は、サイプ幅方向に沿った断面において、サイプ深さ方向に直交する方向に延びる平坦な底面を有し、
前記第2部位は、サイプ長さ方向に沿った断面において、前記底面のサイプ長さ方向の端と前記トレッド面との間に配置される傾斜面を有し、
前記傾斜面は、サイプ長さ方向及びタイヤ径方向に対して傾斜している、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
トレッド面におけるブロックにサイプが形成された空気入りタイヤが知られている。例えば、特許文献1には、サイプのサイプ壁面に面取り部を形成することが開示されている。サイプに形成される面取り部はウエット性能を向上させるとの記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-163939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、サイプ表面の一部に面取り部を設けることによって石噛みが誘発されやすくなる。石噛みの発生は、サイプにクラックを引き起こしたり、振動又は騒音を発生させたりする原因となるため、石噛みが発生することは好ましくない。また、別の性能としてのスノー性能の向上が求められる。
【0005】
本開示は、ウエット性能およびスノー性能の向上と、耐石噛み性能の維持又は向上とを両立可能な空気入りタイヤを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の空気入りタイヤは、トレッド面に形成されるブロックを備え、前記ブロックは、タイヤ周方向に互いに離隔する一対の第1サイプを有し、各々の前記第1サイプは、サイプ表面の幅が一定である第1部位と、前記第1部位よりもサイプ表面の幅が大きい第2部位と、を有し、各々の前記第1サイプの前記第2部位は、前記ブロックのタイヤ周方向の両端の五等分線によって得られる5つの領域のうちの中央領域に配置されていない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の空気入りタイヤが備えるトレッド面のタイヤ新品時の展開図である。
第2種ショルダーブロックを示す拡大平面図である。
図3Aは、図2及び図4におけるII-II部位の断面図である。図3Bは、図2及び図4におけるIII-III部位の断面図である。
第1種センターブロックを示す拡大平面図である。
第2実施形態の第2種ショルダーブロックを示す拡大平面図である。
比較例1~4及び実施例1~4のショルダーブロックを模式的に示す平面図である。
図7Aは、変形例に係るII-II部位の断面図である。図7Bは、変形例に係るII-II部位の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態を、図面を参照して説明する。
【0009】
図1は、第1実施形態の空気入りタイヤが備えるトレッド面Trのタイヤ新品時の展開図である。
【0010】
図1に示すように、空気入りタイヤ(以下、ただ単にタイヤと表記する場合がある)はトレッド面Trを有する。トレッド面Trに含まれる接地面には、タイヤ周方向CDに連続して延びる複数の主溝(40,41)が設けられている。主溝の本数は変更可能である。第1実施形態の複数の主溝(40,41)は、接地面においてタイヤ軸方向ADの最も外側にあるショルダー主溝40と、タイヤ赤道CLに最も近いセンター主溝41と、を含んでいる。第1実施形態のショルダー主溝40は、タイヤ周方向CDに連続して延びるジグザグ形状の溝である。センター主溝41は、分岐部及び合流部を含む形状の溝であり、後述するセンター陸2を複数のブロックに区画する。
(【0011】以降は省略されています)

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