TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025092554
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2025051771,2021560317
出願日
2025-03-26,2020-03-26
発明の名称
大顆粒リンパ球およびナチュラルキラー細胞レベルを低減する方法
出願人
ドレン バイオ, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
39/395 20060101AFI20250612BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】大顆粒リンパ球およびナチュラルキラー細胞レベルを低減する方法を提供すること。
【解決手段】本開示は、LGLおよび/またはNK細胞に関連する疾患または障害を処置するための方法、LGLおよび/またはNK細胞を低減するまたは枯渇させる方法、ならびにLGLおよび/またはNK細胞上の細胞表面タンパク質に結合し、増強したADCC活性を含む抗体を使用してADCC活性を誘導するための方法に関する。本発明はまた、CD94またはCD57またはNKG2A受容体に特異的に結合する部分および免疫グロブリンFc部分からなるCD94またはCD57またはNKG2A結合分子の投与の際に、ヒト被験体において大顆粒リンパ球およびナチュラルキラー細胞を枯渇させる、またはその数を低減するための方法に関する。特定の実施形態では、本発明の方法は、脾臓、血液、骨髄、関節または他の組織において大顆粒リンパ球およびナチュラルキラー細胞を枯渇させる、またはその数を低減する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年3月29日に出願された米国仮特許出願第62/826,660号および2020年2月27日に出願された同第62/982,578号の優先権を主張し、各々の開示内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,200 文字)
【0002】
ASCIIテキストファイルでの配列表の提出
ASCIIテキストファイルでの以下の提出の内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる:配列表のコンピュータ可読形態(CRF)(ファイル名:186542000140SEQLIST.TXT、記録日:2020年3月25日、サイズ:17KB)。
【0003】
本開示は、ヒトにおいて大顆粒リンパ球およびナチュラルキラー細胞レベルを低減する方法に関する。
【背景技術】
【0004】
リンパ球は、外来抗原を特異的に認識し、応答する白血球のサブセットである。リンパ球の3つの主要なクラス:Tリンパ球(T細胞)、Bリンパ球(B細胞)およびナチュラルキラー(NK)細胞がある。大顆粒リンパ球(LGL)は、末梢血リンパ球の8~15%を占め(200~400/μL)、アズール親和性顆粒を有する豊富な細胞質を特徴とする(Loughran TP Jr. Blood. 1993;82(1):1-14)。アズール親和性顆粒は、細胞溶解性構成成分、例えば、パーフォリンおよびグランザイムを含有する。LGLは、2つの主要なカテゴリー:細胞傷害性T細胞およびNK細胞にわけられる。LGL T細胞は、通常、CD3、CD8およびCD57を発現し、TCR遺伝子再構成を示すがNK細胞は、CD56を発現し、表面CD3について陰性であり、CD8を発現する場合があり、TCR遺伝子再構成を示さない(Alekshun et al., Cancer Control 2007, Vol. 14, No. 2, p141-150)。NK細胞LGL(CD3-)は、自然免疫系に属し、非主要組織適合複合体拘束性細胞傷害の能力を有する(Alekshun et al., Cancer Control 2007, Vol. 14, No. 2, p141-150)。
【0005】
LGLが関わる3つの別個の疾患:T細胞LGL(T-LGL)白血病、NK細胞の慢性リンパ増殖性障害(CLPD-NK、以前は、NK-LGL)およびアグレッシブNK細胞白血病(aggressive NK-cell leukemia)、例えば、アグレッシブナチュラルキラー白血病(ANKL)および節外性NKL鼻型(ENKL)がある。T細胞LGL白血病は、西洋諸国では最も頻繁なLGL障害であり、すべての症例の85%を占める。診断時の年齢中央値は、60歳であり、性別の傾向はない。疾患の病因は、構成的生存シグナル伝達による活性化誘導性細胞死に耐性のあるLGLのクローン増殖によって支配される(Lamy et al., Blood, 2017, Vol. 129, No. 9, 1082-1094)。TおよびNK LGL白血病患者の約3分の1は、診断の時点で無症候性である。初期の提示は、主に、好中球減少症に関連し、再発性口腔内アフタ性潰瘍、細菌感染に続発する発熱が含まれる。これらの感染症は、通常、皮膚、口腔咽頭部および直腸周囲領域を含むが、重症敗血症が生じる場合がある。しかし、一部の患者は、深刻な、持続的な好中球減少症を有する場合があるが、極めて長期間にわたる感染症はない。再発性感染症の頻度は、異なるシリーズで15%から39%で変動する。疲労およびB症状は、症例のうち20%~30%において観察される。脾腫は、20%~50%で変動する頻度で報告されており、リンパ節腫脹は稀である。患者の半分は、4×10
9
/Lから10×10
9
/Lの間のリンパ球数を示し、LGLカウントは、普通、1~6×10
9
/Lの範囲である。症例の7%~36%において、より低いLGLカウント(0.5~1×10
9
/L)が観察される場合がある。重症好中球減少症および中程度の好中球減少症は、それぞれ症例の16%~48%および48%~80%において観察される。貧血は頻繁にあり、輸血依存患者は、症例の10%~30%において観察される(Lamy 2017)。
【0006】
LGL白血病患者の大部分は、最終的に疾患の進行の間のいくつかの時点での処置を必要とする。疾患関連死は、主に、患者集団の10%において生じる重症感染症による。10年での全生存は、70%である(Lamy 2017)。一次療法は、単一免疫抑制経口剤、例えば、メトトレキサート(週あたり10mg/m2)、シクロホスファミド(1日あたり100mg)またはシクロスポリン(1日あたり3mg/kg)の使用に頼っている。遡及研究に基づいて、全奏効率(ORR)中央値は50%であり、3種の薬物各々に対して同様に応答した。完全奏効(CR)率は、比較的低い:メトトレキサートについて21%、シクロホスファミドについて33%、およびシクロスポリンについて5%。応答の持続期間は、メトトレキサートについて21ヶ月であり、再発率は高く、すなわち、67%である。
【0007】
慢性メトトレキサート処置の際には肝臓の(肝炎)および肺の機能障害(過敏性肺臓炎)が生じる場合がある。その変異原性潜在力のために8~12ヶ月後にシクロホスファミド投与を停止することが推奨される。シクロスポリン処置の間、腎機能および血圧は、注意深くモニタリングされなくてはならない。
【0008】
NKまたはT LGL白血病に加えて、NKまたはLGL細胞は、関節リウマチ(RA)、フェルティ症候群、アグレッシブNK白血病、封入体筋炎(IBM)、炎症性腸疾患(IBD)および他の疾患において重要な役割を果たす。フェルティ症候群(FS)は、破壊的関節合併症、脾腫および好中球減少症を伴う血清反応陽性関節リウマチ(RA)の三徴候を特徴とする。完全な三徴候は、絶対的な要件ではないが、絶対好中球カウント(ANC)が一般に1500/mm
3
未満の持続的な好中球減少症が診断を確立するために必要である。FS患者のおよそ30~40%が、LGLの末梢血増殖を有する。クローンT-LGL集団は、FSおよびT-LGLLにおいて極めて類似しており、CD3+、CD28-、CD57+の発現ならびにLGL上での阻害性および活性化NK受容体の発現がある。LGLLおよびSFの症状および管理は同様である。
【0009】
LGL細胞もNK細胞も有さない正常ヒト被験体から得た滑液(SF)における場合とは異なり、RA患者から得たSFは、高レベルのCD94またはCD57またはNKG2Aを発現するLGLおよびNK細胞を有する。CD94は、滑液NK細胞サイトカイン合成の重要なレギュレーターであり得ることがわかっている。
【0010】
IBMは、高齢の成人における最も一般的な炎症性筋肉疾患である。この疾患は、ゆっくりと進行する衰弱ならびに遠位筋および近位筋の両方の消耗を特徴とし、指屈筋と膝伸筋で最も顕著である。炎症は、免疫細胞による筋線維の浸潤から明らかである。大顆粒リンパ球増殖は、血液および筋肉の両方において存在し、IBMのさらなるバイオマーカーを提供し、新生物性疾患T細胞大顆粒リンパ性白血病との機構的関係を示唆する。IBMを有するほとんど(58%)の患者は、その血液中に大顆粒リンパ球の異常な集団を有し、T細胞LGLLの標準診断基準を満たす。筋肉免疫組織化学分析により、大顆粒リンパ球の筋肉への浸潤が、IBM患者の15名中15名において実証されたが、皮膚筋炎または多発性筋炎を有する患者の28名中1名でしか実証されなかった。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
白内障治療法
3か月前
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
バッグ式オムツ
10日前
個人
ホバーアイロン
2か月前
個人
矯正椅子
29日前
個人
歯の修復用材料
4日前
三生医薬株式会社
錠剤
3か月前
個人
車椅子持ち上げ器
3か月前
個人
シャンプー
2か月前
個人
歯の保護用シール
29日前
個人
服薬支援装置
3か月前
株式会社八光
剥離吸引管
24日前
株式会社結心
手袋
3か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
1か月前
株式会社ダリヤ
皮膚化粧料
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
10日前
株式会社GSユアサ
歩行器
1か月前
個人
高気圧環境装置
15日前
株式会社ファンケル
化粧料
3か月前
個人
形見の製造方法
8日前
株式会社ダリヤ
化粧料組成物
3か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
24日前
株式会社バンダイ
固形入浴剤
11日前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
24日前
個人
水素ガス吸引装置
1か月前
クラシエ株式会社
皮膚化粧料
1か月前
個人
手指と掌のマッサージ具
3か月前
東ソー株式会社
歯科ブランク
17日前
クラシエ株式会社
皮膚化粧料
1か月前
東ソー株式会社
歯科ブランク
17日前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
1か月前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
1か月前
株式会社ノエビア
美白化粧料
3か月前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
2か月前
株式会社ノエビア
皮膚外用剤
3か月前
クラシエ株式会社
毛髪化粧料
1か月前
続きを見る
他の特許を見る