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公開番号2025092435
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2024202070
出願日2024-11-20
発明の名称方法、コンピューティングシステム、コンピュータプログラム、システム(ハイブリッドクラウド環境におけるプライバシ保護グラフ分析)
出願人インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション,INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION
代理人個人,個人,弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類G06F 9/448 20180101AFI20250612BHJP(計算;計数)
要約【課題】ハイブリッドクラウド環境のグラフにおいて三角形をカウントすることによってプライバシを保護するための方法を提供する。
【解決手段】方法は、ハイブリッドクラウド環境のグラフのデータ要素を複数の重複しない部分グラフに分割する段階、複数のサーバの誘導部分グラフを生成するように、複数の重複しない部分グラフの各々を修正する段階、複数のサーバの誘導部分グラフの各々を、パブリッククラウド環境に位置した別個のサーバに分散させる段階、パブリッククラウド環境に位置した別個のサーバの各々のサーバの誘導部分グラフの各々に関連付けられた結果として得られた三角形の数を計算する段階及びオンプレミスサーバを介して、結果として得られた三角形の数に関連付けられた最終的な三角形の数を計算する段階を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
ハイブリッドクラウド環境のグラフＧにおいて三角形をカウントすることによってプライバシを保護するための方法であって、前記方法は：
前記グラフＧのデータ要素を複数の重複しない部分グラフに分割する段階；
複数のｐ個の誘導部分グラフを生成するように、前記複数の重複しない部分グラフの各々を修正する段階；
前記複数のｐ個の誘導部分グラフの各々を、パブリッククラウド環境に位置した別個のサーバに分散させる段階；
前記パブリッククラウド環境に位置した前記別個のサーバの前記複数のｐ個の誘導部分グラフの各々に関連付けられた結果として得られた三角形の数（ｐ整数）を計算する段階；及び
オンプレミスサーバを介して、前記結果として得られた三角形の数（ｐ整数）に関連付けられた最終的な三角形の数を計算する段階
を備える、方法。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
分割する段階は、グラフパラメータのセットに応答する前記データ要素を分割する段階を含む、請求項１に記載の方法。
【請求項３】
前記グラフパラメータは、クラスタ化係数及び推移性比率のうちの少なくとも１つを含む、請求項２に記載の方法。
【請求項４】
分散させる段階は、新たな頂点及びランダムエッジ接続のセットのうちの少なくとも１つで前記複数の重複しない部分グラフの各々を拡張する段階を含む、請求項１に記載の方法。
【請求項５】
前記結果として得られた三角形の数（ｐ整数）を前記オンプレミスサーバに伝送する段階をさらに備える、請求項１に記載の方法。
【請求項６】
最終的な三角形の数を計算する段階は、
準最終的な三角形の数を生成するべく、前記複数のｐ個の誘導部分グラフに関連付けられた前記三角形の数に、前記ｐ整数を加算する段階、及び
以前に追加されたランダムエッジ接続への少なくとも１つの追加されたエッジ接続を有する三角形の数を、前記準最終的な三角形の数から減算する段階
を含む、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
【請求項７】
ハイブリッドクラウド環境のグラフにおいて三角形をカウントすることによってプライバシを保護するための方法であって、前記方法は：
グラフＧのデータ要素を複数の重複しない部分グラフに分割する段階；
前記複数の重複しない部分グラフの各々をパブリッククラウド環境に位置した別個のサーバに分散させる段階；
ｐ個の誘導部分グラフを生成するように、新たな頂点及びランダムエッジ接続を使用して前記複数の重複しない部分グラフの各々を拡張する段階；
前記パブリッククラウド環境に位置した前記サーバの各々に対して前記複数の重複しない部分グラフの各々に関連付けられている結果として得られた三角形の数（ｐ整数）を計算する段階；
前記ｐ整数をオンプレミスサーバに伝送する段階；及び
前記ｐ個の誘導部分グラフの結合によって形成された部分グラフに関連付けられた三角形の前記数に対してｐ整数を加算するとともに、以前に追加されたランダムエッジ接続への少なくとも１つの追加されたエッジ接続を有する三角形の数を減算することによって、前記オンプレミスサーバを介して前記ｐ個の誘導部分グラフを結合することによって形成された前記部分グラフに関連付けられた最終的な三角形の数を計算する段階
を備える、方法。
【請求項８】
分割する段階は、グラフパラメータのセットに応答する前記データ要素を分割する段階を含む、請求項７に記載の方法。
【請求項９】
前記グラフパラメータは、クラスタ化係数及び推移性比率のうちの少なくとも１つを含む、請求項８に記載の方法。
【請求項１０】
分散させる段階は、新たな頂点及びランダムエッジ接続のセットのうちの少なくとも１つで前記複数の重複しない部分グラフの各々を拡張する段階を含む、請求項７から９のいずれか一項に記載の方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は概して、グラフにおいて三角形をカウントするための方法、より具体的には、ハイブリッドクラウド環境のグラフにおいて三角形をカウントすることによってプライバシを保護するための方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００２】
グラフマイニングにおける三角形カウンティングは、ソーシャルネットワーク解析、推奨システム、及び他の複雑な分野において幅広く使用されるデータ解析技術である。それに応じて、三角形カウンティングは、グラフマイニングの分野における重要な問題に対処するために使用される。例えば、三角形カウンティングは、ソーシャルネットワーク解析において人々の間の関係をマイニングする際に重大なパラメータである。残念ながら、グラフにおける三角形の数をカウントすることは、多数の応用にとって基本的な問題である。これは、三角形をカウントすることが（ａ）所与の長さの周期をカウントすること、（ｂ）所与のサイズの完全な部分グラフをカウントすること又は（ｃ）モチーフと呼ばれる特定の他の小さい部分グラフの特殊なケースであるからである。三角形カウンティングの１つのそのような問題は、三角形カウントが、個人間の敏感な関係などのエッジプライバシを違反することのような、プライバシーに対する懸念を引き起こす可能性があることである。
【課題を解決するための手段】
【０００３】
ハイブリッドクラウド環境のグラフにおいて三角形をカウントすることによってプライバシを保護するための方法が提供されており、前記方法は、グラフＧのデータ要素を複数の重複しない部分グラフに分割する段階、前記複数の重複しない部分グラフの各々をパブリッククラウド環境に位置した別個のサーバに分散させる段階、ｐ個の誘導部分グラフを生成するように、新たな頂点及びランダムエッジ接続を使用して前記複数の重複しない部分グラフの各々を拡張する段階、前記パブリッククラウド環境に位置した前記サーバの各々に対して前記複数の重複しない部分グラフの各々に関連付けられている結果として得られた三角形の数（ｐ整数）を計算する段階、前記ｐ整数をオンプレミスサーバに伝送する段階、及び、前記ｐ個の誘導部分グラフの結合によって形成された部分グラフに関連付けられた三角形の前記数に対してｐ整数を加算するとともに、以前に追加されたランダムエッジ接続への少なくとも１つの追加されたエッジ接続を有する三角形の数を減算することによって、前記オンプレミスサーバを介して前記ｐ個の誘導部分グラフを結合することによって形成された前記部分グラフに関連付けられた最終的な三角形の数を計算する段階を含む。
【０００４】
本発明の実施形態はまた、コンピュータ実装方法、及び、上記のコンピュータシステムと実質的に同じ特徴及び機能を有するコンピュータプログラム製品を対象とする。
【０００５】
さらなる技術的特徴及び利益が本発明の技術により実現される。本発明の実施形態及び態様が本明細書において詳細に説明され、特許請求される主題の一部とみなされる。より良好な理解のために、詳細な説明及び図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
本明細書に説明される排他的権利の詳細が特に指し示されており、明細書の結論における請求項で明確に主張されている。本発明の実施形態の前述及び他の特徴及び利点は、添付図面と併せて読まれると、以下の詳細な説明から明らかである。
【０００７】
本発明の１つ又は複数の実施形態に係る使用のためのコンピュータシステムの例のブロック図を示す。
【０００８】
本発明の１つ又は複数の実施形態に係るハイブリッドクラウド環境のグラフにおいて三角形をカウントすることによってプライバシを保護するための方法を示す動作ブロック図である。
【０００９】
本発明の１つ又は複数の実施形態に係るパブリックプライベートハイブリッドクラウド接続における複数の三角形及び頂点を介したサーバの相互接続を示すグラフィックである。
【００１０】
本発明の１つ又は複数の実施形態に係る新たな頂点及びランダムエッジ接続のセットを有する部分グラフの拡張を示すグラフィックである。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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