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公開番号2025092040
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207674
出願日2023-12-08
発明の名称車両制御装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60W 10/04 20060101AFI20250612BHJP(車両一般)
要約【課題】BOS制御における意図しない急激な駆動力の変化を抑制することが可能な車両制御装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る車両制御装置は、アクセルペダルのアクセル開度が正の状態でブレーキペダルによる操作が行われるときにアクセル開度における駆動部の駆動力をブレーキマスタシリンダ圧に基づく要求制動力に基づいて抑制する制御部と、要求制動力をブレーキペダルの操作情報に基づいて補正する補正処理部と、を有し、制御部は、補正処理部による補正後の要求制動力に基づいて駆動部の駆動力を抑制することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アクセルペダルのアクセル開度が正の状態でブレーキペダルによる操作が行われるときに前記アクセル開度における駆動部の駆動力をブレーキマスタシリンダ圧に基づく要求制動力に基づいて抑制する制御部と、
前記要求制動力を前記ブレーキペダルの操作情報に基づいて補正する補正処理部と、
を有し、
前記制御部は、前記補正処理部による補正後の前記要求制動力に基づいて前記駆動部の前記駆動力を抑制する、
ことを特徴とする車両制御装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記補正処理部は、前記ブレーキペダルの操作量の大きさと前記要求制動力の変化量とに基づいて前記要求制動力を補正する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項3】
前記補正処理部は、前記ブレーキペダルのオンとオフとの切り替わりを示す操作において、前記ブレーキペダルの操作量が小さく且つ前記要求制動力の変化量が大きい場合は、前記要求制動力が小さくなるように補正する、
ことを特徴とする請求項2に記載の車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両には、走行中にアクセルペダルとブレーキペダルが同時に踏まれた場合に走行制御ECUが車両の駆動力を抑制するブレーキオーバーライドシステム(以下、BOSと呼ぶ)が備わっている。
【0003】
特許文献1には、アクセル操作、ブレーキ操作の順に操作がなされて同時操作に至ると、ブレーキスイッチによる検出とマスタシリンダ圧に基づく検出との双方によりブレーキ操作を検出し、ブレーキ操作、アクセル操作の順に操作がなされて同時操作に至ると、マスタシリンダ圧に基づく検出のみでブレーキ操作を検出するという、ブレーキ操作の検出方法についての開示がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5664781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、ドライバによってはアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ状態からブレーキペダルだけをオフにしたり、さらにその後にブレーキペダルを再度踏んでオンにしたりして走行を続ける場合がある。ドライバからの要求制動力は、ブレーキペダルの踏力を圧力に変換した後のブレーキマスタシリンダ圧の値から読み取られる。従って、オンとオフとの切り替えのときのブレーキペダルの操作量が僅かであったとしても、切り替えの際にブレーキマスタシリンダ圧の値において急激な変化が生じるため、意図せず切り替えの際の要求制動力の変化が大きくなる。このため、例えばアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ状態からブレーキペダルだけをゆっくりと変化させてオフにした場合に、BOS制御により駆動力が抑制されていた状態から、意図せず駆動力が早く復帰したり急に加速したりしてドライバを驚かせる可能性がある。
【0006】
本発明の目的は、BOS制御における意図しない急激な駆動力の変化を抑制することが可能な車両制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両制御装置は、アクセルペダルのアクセル開度が正の状態でブレーキペダルによる操作が行われるときに前記アクセル開度における駆動部の駆動力をブレーキマスタシリンダ圧に基づく要求制動力に基づいて抑制する制御部と、前記要求制動力を前記ブレーキペダルの操作情報に基づいて補正する補正処理部と、を有し、前記制御部は、前記補正処理部による補正後の前記要求制動力に基づいて前記駆動部の前記駆動力を抑制することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、BOS制御における意図しない急激な駆動力の変化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態にかかる車両制御装置を備えた車両の構成の一例を示す図である。
図2Aは、ブレーキ操作とブレーキマスタシリンダ圧に基づくドライバ要求制動力との関係を描いた図である。
図2Bは、ドライバが感じるブレーキ操作のタイミングの一例を示す図である。
図2Cは、マスタシリンダ圧に基づくドライバ要求制動力の変化の一例を示す図である。
図2Dは、BOS要求駆動力の変化の一例を示す図である。
図3は、BOS抑制後駆動力算出部のブレーキ踏力情報に基づく補正の処理の一例を示すフロー図である。
図4Aは、BOS要求駆動力(今回値) < BOS要求駆動力(前回値) (BOS作動、再突入時)の重み変化量MAPの一例を示す図である。
図4Bは、BOS要求駆動力(今回値) > BOS要求駆動力(前回値) (BOSからの復帰時)の重み変化量MAPの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、添付図面を参照し、本発明の実施の形態である車両制御装置について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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