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公開番号
2025092005
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207618
出願日
2023-12-08
発明の名称
緩衝部材および蓄電パック
出願人
プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
50/293 20210101AFI20250612BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】単セル発熱時の弾性体の溶融を抑制できる技術を提供する。
【解決手段】ここに開示される緩衝部材30は、隣接する2つの単セル10の間に配置される。そして、この緩衝部材30は、板状の第1耐熱部32と、第1耐熱部32と対向する板状の第2耐熱部34と、第1耐熱部32と第2耐熱部34との間に配置される樹脂製の弾性部36とを備えている。かかる構成によると、単セル10と弾性部36との間に第1耐熱部32(又は第2耐熱部34)を介在させることができる。この結果、単セル10の発熱時に弾性部36が直接加熱されることを防止できるため、当該弾性部36の溶融を抑制することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
隣接する2つの単セルの間に配置される緩衝部材であって、
板状の第1耐熱部と、
前記第1耐熱部と対向する板状の第2耐熱部と、
前記第1耐熱部と前記第2耐熱部との間に介在する樹脂製の弾性部と
を備えている、緩衝部材。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記第1耐熱部は、前記第2耐熱部に向かって突出する複数の第1凸部を備えている、請求項1に記載の緩衝部材。
【請求項3】
前記第1凸部は、平面視における第1の方向に沿って延びる突条である、請求項2に記載の緩衝部材。
【請求項4】
前記第2耐熱部は、前記第1耐熱部に向かって突出する複数の第2凸部を備えており、
厚み方向において前記第1凸部と前記第2凸部とが対向した支持領域が形成されている、請求項2に記載の緩衝部材。
【請求項5】
平面視における前記支持領域の面積は、前記第1耐熱部と前記第2耐熱部との対向領域の総面積の1/5以上1/3以下である、請求項4に記載の緩衝部材。
【請求項6】
前記第1凸部は、平面視における第1の方向に沿って延びる突条であり、前記第2凸部は、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って延びる突条である、請求項4に記載の緩衝部材。
【請求項7】
所定の配列方向に沿って配列された複数の単セルと、
前記配列方向に沿って前記複数の単セルを拘束する拘束部材と、
隣接する2つの単セルの間に配置される複数の緩衝部材と、
を備え、
前記複数の緩衝部材は、請求項1~6のいずれか一項に記載の緩衝部材を含む、蓄電パック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、緩衝部材と、当該緩衝部材を備えた蓄電パックに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池などの蓄電デバイスは、様々な電気機器の電源として広く使用されている。この蓄電デバイスは、複数個の単セル(単一の蓄電デバイス)を電気的に接続した蓄電パックの状態で使用されることがある。例えば、蓄電パックは、所定の配列方向に沿って複数の単セルを配列し、当該複数の単セルを拘束することによって構築される。また、この種の蓄電パックでは、隣接した2個の単セルの間に緩衝部材が配置されることがある。この緩衝部材は、所定の弾性を有しているため、各々の単セルに掛かる拘束圧を分散できる。また、緩衝部材は、単セル同士が直接接触することを防止するため、特定の単セルで生じた熱が他の単セルへ伝播することも抑制できる。
【0003】
例えば、特開2023-35097号に記載の弾性部材(緩衝部材)は、断熱シートと、断熱シートの片面に形成された弾性体と、断熱シートの片面に形成された難燃性の規制体とを備えている。かかる構成の弾性部材は、単セルの発熱によって弾性体が溶融しても規制体によってセル間隔を維持できるため、断熱効果を維持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-35097号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の通り、緩衝部材は、圧力分散機能と断熱機能を有する部材である。これに対して、特開2023-35097号に記載の緩衝部材は、難燃性の規制体を有しているため、弾性体が溶融しても断熱機能を維持できる。しかしながら、かかる発明は、弾性体の溶融を抑制するものではないため、圧力分散機能を維持することが難しい。
【0006】
ここに開示される技術は、かかる課題を鑑みてなされたものであり、単セル発熱時の弾性体の溶融を抑制できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここに開示される緩衝部材は、隣接する2つの単セルの間に配置される。そして、この緩衝部材は、板状の第1耐熱部と、第1耐熱部と対向する板状の第2耐熱部と、第1耐熱部と第2耐熱部との間に配置される樹脂製の弾性部とを備えている。
【0008】
ここに開示される緩衝部材では、第1耐熱部と第2耐熱部との間に弾性部が挟み込まれている。これによって、単セルと弾性部との間に第1耐熱部(又は第2耐熱部)を介在させることができる。この結果、単セル発熱時に弾性部が直接加熱されることを防止できるため、当該弾性部の溶融を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1の実施形態に係る蓄電パックを模式的に示す斜視図である。
図2は、図1に示す単セルを模式的に示す斜視図である。
図3は、第1の実施形態に係る蓄電パックにおける緩衝部材と単セルとの位置関係を説明するための側面図である。
図4は、第2の実施形態に係る蓄電パックにおける緩衝部材と単セルとの位置関係を説明するための側面図である。
図5は、図4に示す第1耐熱部の内側面の平面図である。
図6は、図4中の弾性部が溶融した状態を説明するための側面図である。
図7は、第3の実施形態に係る蓄電パックにおける緩衝部材と単セルとの位置関係を説明するための側面図である。
図8は、図7に示す第2耐熱部の内側面の平面図である。
図9は、図7に示す緩衝部材の支持領域を説明するための平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、ここで開示される技術の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって、ここで開示される技術の実施に必要な事柄(例えば、電極体や電解質の詳細な構成など)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。ここで開示される技術は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。また、本明細書において範囲を示す「A~B」の表記は、A以上B以下の意と共に、「Aより大きい」および「Bより小さい」の意を包含するものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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