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公開番号2025091826
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207308
出願日2023-12-07
発明の名称アミド結合を有する前駆体および感光性樹脂組成物
出願人住友ベークライト株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08G 69/26 20060101AFI20250612BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】異物の析出が抑制され、均一性に優れる樹脂膜を形成可能な感光性樹脂組成物、および、その製造に用いられるアミド結合を有する前駆体、を提供すること。
【解決手段】本発明のアミド結合を有する前駆体は、一般式(1)により示される繰り返し単位を有するアミド結合を有する前駆体であって、NMPの質量濃度が0.1ppm以上30ppm以下であり、炭素数が2以上6以下のアルコールの質量濃度が0.01%以上7.0%以下である。
【化32】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025091826000034.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">24</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">112</com:WidthMeasure> </com:Image> (一般式(1)中、XおよびYは、有機基である。R1は、水酸基、-O-R3、アルキル基、アシルオキシ基、またはシクロアルキル基であり、複数有する場合にはそれぞれ同一であっても異なってもよい。R2は、水酸基、カルボキシル基、-O-R3、または-COO-R3であり、複数有する場合にはそれぞれ同一であっても異なってもよい。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
一般式(1)により示される繰り返し単位を有するアミド結合を有する前駆体であって、
N-メチル-2-ピロリドン(NMP)の質量濃度が0.1ppm以上30ppm以下であり、
炭素数が2以上6以下のアルコールの質量濃度が0.01%以上7.0%以下であることを特徴とするアミド結合を有する前駆体。
TIFF
2025091826000033.tif
33
150
(一般式(1)中、XおよびYは、有機基である。R

は、水酸基、-O-R

、アルキル基、アシルオキシ基、またはシクロアルキル基であり、複数有する場合にはそれぞれ同一であっても異なってもよい。R

は、水酸基、カルボキシル基、-O-R

、または-COO-R

であり、複数有する場合にはそれぞれ同一であっても異なってもよい。R

およびR

におけるR

は、炭素数1~15の有機基である。R

として水酸基がない場合、R

の少なくとも1つはカルボキシル基である。R

としてカルボキシル基がない場合は、R

の少なくとも1つは水酸基である。mは0~8の整数であり、nは0~8の整数である。)
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
重量平均分子量Mwが7,000以上50,000以下であり、
数平均分子量をMnとするとき、分子量分布Mw/Mnが、1.00以上2.00以下である請求項1に記載のアミド結合を有する前駆体。
【請求項3】
請求項1または2に記載のアミド結合を有する前駆体と、
感光剤と、
を含むことを特徴とする感光性樹脂組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アミド結合を有する前駆体および感光性樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポリイミド樹脂に感光特性を付与した感光性ポリイミドや、ポリベンゾオキサゾール前駆体にナフトキノンジアジド化合物を含有させた感光性ポリベンゾオキサゾールを含む感光性樹脂組成物が知られている。
【0003】
一方で、近年、感光性樹脂組成物の分野においても地球環境負荷軽減の観点からの新たな研究開発が進んでいる。例えば、特許文献1には、環境負荷が高いことで知られるN-メチル-2-ピロリドン(NMP)に着目し、感光性樹脂組成物中のNMP含有量を0.1質量%以下に低減した場合であっても、時間の変化に伴うゲル化を抑制し、感度、機械特性について満足できる感光性樹脂組成物を得るための技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開公報第2014/115233号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、本発明者の検討によれば、NMPを全く含まない感光性ポリマー前駆体では、結晶化という課題が生じることが判明した。特に感光性ポリマー前駆体の製造において副生する低分子化合物は、結晶化を生じやすい。結晶化した低分子化合物は、感光性樹脂組成物のワニスを調製したとき、異物として析出することが懸念される。
【0006】
一方、このような低分子化合物は、ワニスを対象物に塗布した後、加熱されたときに分解され、除去される。しかしながら、この除去が円滑に進まず、結果としてワニスから得られる樹脂膜に異物が生じてしまうことが課題となっている。
【0007】
本発明の目的は、異物の析出が抑制され、均一性に優れる樹脂膜を形成可能な感光性樹脂組成物、および、その製造に用いられるアミド結合を有する前駆体、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的は、下記(1)~(3)に記載の本発明により達成される。
(1) 一般式(1)により示される繰り返し単位を有するアミド結合を有する前駆体であって、
N-メチル-2-ピロリドン(NMP)の質量濃度が0.1ppm以上30ppm以下であり、
炭素数が2以上6以下のアルコールの質量濃度が0.01%以上7.0%以下であることを特徴とするアミド結合を有する前駆体。
JPEG
2025091826000001.jpg
33
150
(一般式(1)中、XおよびYは、有機基である。R

は、水酸基、-O-R

、アルキル基、アシルオキシ基、またはシクロアルキル基であり、複数有する場合にはそれぞれ同一であっても異なってもよい。R

は、水酸基、カルボキシル基、-O-R

、または-COO-R

であり、複数有する場合にはそれぞれ同一であっても異なってもよい。R

およびR

におけるR

は、炭素数1~15の有機基である。R

として水酸基がない場合、R

の少なくとも1つはカルボキシル基である。R

としてカルボキシル基がない場合は、R

の少なくとも1つは水酸基である。mは0~8の整数であり、nは0~8の整数である。)
【0009】
(2) 重量平均分子量Mwが7,000以上50,000以下であり、
数平均分子量をMnとするとき、分子量分布Mw/Mnが、1.00以上2.00以下である上記(1)に記載のアミド結合を有する前駆体。
【0010】
(3) 上記(1)または(2)に記載のアミド結合を有する前駆体と、
感光剤と、
を含むことを特徴とする感光性樹脂組成物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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