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公開番号
2025091509
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023206737
出願日
2023-12-07
発明の名称
搬送車両及び充電システム
出願人
トヨタバッテリー株式会社
代理人
個人
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250612BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】出力電圧が固定された単一の充電器を用いて、搬送車両が備えた組電池を充電することが可能な搬送車両及び充電システムを提供すること。
【解決手段】搬送車両10は、外部装置である充電器30によって充電される複数の二次電池で構成された第1の組電池11と、充電器30によって充電される他の複数の二次電池で構成された第2の組電池12と、第1の組電池11及び第2の組電池12の接続方式を切り替える接続方式切替スイッチ15とを備える。接続方式切替スイッチ15は、第1の組電池11及び第2の組電池12の充電時に、第1の組電池11及び第2の組電池12の接続方式を直列接続から並列接続に切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外部装置である充電器によって充電される組電池を備えた搬送車両であって、
前記充電器によって充電される複数の二次電池で構成された第1の組電池と、
前記充電器によって充電される他の複数の二次電池で構成された第2の組電池と、
前記第1の組電池及び前記第2の組電池の接続方式を切り替える接続方式切替スイッチと、
前記第1の組電池に接続された第1の充電制御回路と、
前記第2の組電池に接続された第2の充電制御回路とを備え、
前記接続方式切替スイッチは、前記第1の組電池及び前記第2の組電池の充電時に、前記第1の組電池及び前記第2の組電池の接続方式を直列接続から並列接続に切り替え、
前記第1の充電制御回路は、前記充電時に前記第1の組電池に印加される電圧を、前記第1の組電池に対応する既定の第1の上限電圧以下にし、
前記第2の充電制御回路は、前記充電時に前記第2の組電池に印加される電圧を、前記第2の組電池に対応する既定の第2の上限電圧以下にする、
搬送車両。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1の組電池及び前記第2の組電池が供給する電力によって動作する車両装置と、
前記第1の組電池及び前記第2の組電池の正極側に選択的に接続され、前記第1の組電池及び前記第2の組電池の一方から出力された電流を、前記車両装置へ流す第1の組電池切替スイッチとを備えた、請求項1に記載の搬送車両。
【請求項3】
前記第1の組電池及び前記第2の組電池の負極側に選択的に接続される第2の組電池切替スイッチを備え、
前記第2の組電池切替スイッチは、前記第1の組電池から前記車両装置を介して出力された電流を前記第1の組電池へ流し、
前記第2の組電池切替スイッチは、前記第2の組電池から前記車両装置を介して出力された電流を前記第2の組電池へ流す、請求項2に記載の搬送車両。
【請求項4】
前記接続方式切替スイッチは、前記第1の組電池及び前記第2の組電池の放電時に、前記第1の組電池及び前記第2の組電池の接続方式を並列接続から直列接続に切り替える、請求項1又は2に記載の搬送車両。
【請求項5】
前記第1の充電制御回路は、前記第1の組電池の充電の停止を行う第1の充電停止手段を備え、
前記第2の充電制御回路は、前記第2の組電池の充電の停止を行う第2の充電停止手段を備える、請求項1又は2に記載の搬送車両。
【請求項6】
前記第1の充電制御回路は、
前記第1の組電池の残容量が既定の残容量以下であるか否か判定し、
前記第1の組電池の残容量が既定の残容量以下と判定した場合、前記第1の組電池を充電し、
前記第1の組電池の残容量が既定の残容量を超えると判定した場合、前記第1の組電池を充電せず、
前記第2の充電制御回路は、
前記第2の組電池の残容量が既定の残容量以下であるか否か判定し、
前記第2の組電池の残容量が既定の残容量以下であると判定した場合、前記第2の組電池を充電し、
前記第2の組電池の残容量が既定の残容量を超えると判定した場合、前記第2の組電池を充電しない、請求項1又は2に記載の搬送車両。
【請求項7】
既定の電圧で二次電池を充電する充電器と、
搬送車両とを含み、
前記搬送車両は、
前記充電器によって充電される複数の二次電池で構成された第1の組電池と、
前記充電器によって充電される他の複数の二次電池で構成された第2の組電池と、
前記第1の組電池及び前記第2の組電池の接続方式を切り替える接続方式切替スイッチと、
前記第1の組電池に接続された第1の充電制御回路と、
前記第2の組電池に接続された第2の充電制御回路とを備え、
前記接続方式切替スイッチは、前記第1の組電池及び前記第2の組電池の充電時に、前記第1の組電池及び前記第2の組電池の接続方式を直列接続から並列接続に切り替え、
前記第1の充電制御回路は、前記充電時に前記第1の組電池に印加される電圧を、前記第1の組電池に対応する既定の第1の上限電圧以下にし、
前記第2の充電制御回路は、前記充電時に前記第2の組電池に印加される電圧を、前記第2の組電池に対応する既定の第2の上限電圧以下にする、
充電システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、充電式の搬送車両と、充電式の搬送車両を充電する充電システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、工場の生産ライン等において、種々の荷物を搬送する無人搬送車(AGV:Automatic Guided Vehicle)等の充電式の搬送車両が利用されている。このような搬送車両が備える各組電池の定格電圧は、搬送車両が備えた装置の動作電圧に応じて異なることがある。そのため、複数の搬送車両について組電池の定格電圧が異なる場合、これらの搬送車両が備えた組電池を充電するためには、各搬送車両のそれぞれの組電池の定格電圧に対応する電圧を出力可能な充電器を、搬送車両毎に用意しなければならない。または、充電器側において、各搬送車両の組電池の種々の定格電圧に応じて、出力電圧を切り替えなければならない。
【0003】
この点に関し、特許文献1は、複数の二次電池セル及び制御回路を備えた電池パックを開示する。複数の二次電池セルは、制御回路の制御下、放電時に直列接続され、充電時に並列接続される。制御回路は、充電前に各二次電池セルの電圧を測定し、電圧の測定値が所定値以下の二次電池セルを、他の二次電池セルと電気的に切り離した状態で、当該他の二次電池セルを並列接続で充電する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-63567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1が開示する電池パックでは、出力電圧が固定された単一の充電器を用いて、搬送車両が備えた様々な電圧の組電池を充電することができない。
【0006】
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、出力電圧が固定された単一の充電器を用いて、搬送車両が備えた組電池を充電することが可能な搬送車両及び充電システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る外部装置である充電器によって充電される組電池を備えた搬送車両は、
充電器によって充電される複数の二次電池で構成された第1の組電池と、
充電器によって充電される他の複数の二次電池で構成された第2の組電池と、
第1の組電池及び第2の組電池の接続方式を切り替える接続方式切替スイッチと、
第1の組電池に接続された第1の充電制御回路と、
第2の組電池に接続された第2の充電制御回路とを備え、
接続方式切替スイッチは、第1の組電池及び第2の組電池の充電時に、第1の組電池及び第2の組電池の接続方式を直列接続から並列接続に切り替え、
第1の充電制御回路は、充電時に第1の組電池に印加される電圧を、第1の組電池に対応する既定の第1の上限電圧以下にし、
第2の充電制御回路は、充電時に第2の組電池に印加される電圧を、第2の組電池に対応する既定の第2の上限電圧以下にする。
【0008】
また、搬送車両は、
第1の組電池及び第2の組電池が供給する電力によって動作する車両装置と、
第1の組電池及び第2の組電池の正極側に選択的に接続され、第1の組電池及び第2の組電池の一方から出力された電流を、車両装置へ流す第1の組電池切替スイッチとを備え得る。
【0009】
また、搬送車両は、第1の組電池及び第2の組電池の負極側に選択的に接続される第2の組電池切替スイッチを備え、
第2の組電池切替スイッチは、第1の組電池から車両装置を介して出力された電流を第1の組電池へ流し、
第2の組電池切替スイッチは、第2の組電池から車両装置を介して出力された電流を第2の組電池へ流す。
【0010】
接続方式切替スイッチは、第1の組電池及び第2の組電池の放電時に、第1の組電池及び第2の組電池の接続方式を並列接続から直列接続に切り替え得る。
(【0011】以降は省略されています)
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