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公開番号
2025091384
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2024210607
出願日
2024-12-03
発明の名称
合成部材及び合成セグメントの施工方法
出願人
積水化学工業株式会社
,
学校法人早稲田大学
,
大豊建設株式会社
,
日本シビックコンサルタント株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E21D
11/00 20060101AFI20250611BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】補強部材が外部に突出するのを抑えた合成部材を提供する。
【解決手段】地中に埋設される埋設構造物の一部に掘削可能領域を形成するための合成部材21であって、掘削可能領域を形成する樹脂製の壁材22Aと、壁材22Aに装着された補強部材24と、を備え、補強部材24は、壁材22Aにおける、壁材22Aの厚さ方向Zを向く第1面22aAの外周縁を含む基準面S1上か、基準面S1よりも、壁材22Aの厚さ方向Zを向く第2面22bA側に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
地中に埋設される埋設構造物の一部に掘削可能領域を形成するための合成部材であって、
前記掘削可能領域を形成する樹脂製の壁材と、
前記壁材に装着された補強部材と、
を備え、
前記補強部材は、前記壁材における、前記壁材の厚さ方向を向く第1面の外周縁を含む基準面上か、前記基準面よりも、前記壁材の前記厚さ方向を向く第2面側に配置されている、合成部材。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記補強部材の一部を覆い、前記補強部材に取付けられた留め具を備える、請求項1に記載の合成部材。
【請求項3】
前記壁材と前記留め具との間に配置され、自身の外径が前記留め具の外径よりも大きい連結部材を備える、請求項2に記載の合成部材。
【請求項4】
前記留め具は、前記壁材の、前記基準面に対する前記第2面側に配置されている、請求項2又は3に記載の合成部材。
【請求項5】
前記壁材の前記第2面に設けられた凸条部材を備える、請求項1又は2に記載の合成部材。
【請求項6】
前記補強部材及び前記連結部材の少なくとも一方が、樹脂製である、請求項3に記載の合成部材。
【請求項7】
前記補強部材及び前記連結部材の少なくとも一方が、ガラス繊維強化樹脂製である、請求項3に記載の合成部材。
【請求項8】
前記掘削可能領域における前記補強部材の水平面に沿う方向の配置密度は、前記掘削可能領域の図心から水平面に沿う方向に離間するに従い漸次、低くなる、請求項1又は2に記載の合成部材。
【請求項9】
地中に埋設される埋設構造物の一部に掘削可能領域を形成するための合成部材であって、
前記掘削可能領域を形成する樹脂製の壁材と、
前記壁材における、前記壁材の厚さ方向を向く第1面とは反対側の第2面に設けられた凸条部材と、
前記凸条部材に装着された補強部材と、
を備え、
前記補強部材は、前記壁材の前記第1面の外周縁を含む基準面上か、前記基準面よりも前記第2面側に配置されている、合成部材。
【請求項10】
前記補強部材は、
前記厚さ方向に延びる補強本体と、
前記補強本体の端部から所定の方向に延びる補強片と、
を有し、
前記補強本体と前記補強片とのなす角が、70度以上110度未満である、請求項9に記載の合成部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、合成部材及び合成セグメントの施工方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、立坑等の埋設構造物を地中に構築する構築工法が知られている。この構築工法では、複数の円弧状のセグメントを環状に連結したリング体を、上下方向に重ねつつ、地中に圧入していくことにより埋設構造物が構築される。
埋設構造物の構築後、埋設構造物の軸線方向とは異なる方向に分岐した横坑を、シールド掘削機等により構築することがある。そのため、シールド掘削機によって掘削される埋設構造物の部分である掘削可能領域のセグメント(合成セグメント)は、掘削されない部分のセグメントとは異なる構成を有している。
【0003】
掘削可能領域のセグメントとして、従来、掘削可能な材料としてガラス長繊維により補強されたウレタン樹脂発泡体と、ウレタン樹脂発泡体の内側面を覆う金属製の補強プレート部材と、を有するものが知られている(特許文献1)。
【0004】
ところで、埋設構造物の構築後、分岐した横坑を掘削する場合、特許文献1に記載の合成セグメントにおいては、ウレタン樹脂発泡体を露出させる必要がある。そのため、合成セグメントの内側面を覆う金属製の補強プレートを取り外す必要がある。補強プレートは、圧入時に合成セグメントにかかる外力を受けるために肉厚な鋼板により形成されている。そのため、補強プレートは、溶断により切断しなければならず、補強プレートを合成セグメントから切り離す作業負担が大きかった。
【0005】
そこで、特許文献2では、合成セグメントを、ケーソン(埋設構造物)の外壁を形成する樹脂製の外側部材(壁材)と、内壁を形成する樹脂製の内側ピース(壁材)と、外側部材と内側ピースとの間に設けられた中詰材とを備える構成としている。これにより、横坑を掘削する際に、ケーソンに対する掘削作業を容易に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-225929号公報
特開2020-117919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献2の場合、地上で組んだケーソンを沈設する際に、ケーソン中のロッド(補強部材)が地山側に突出している。このため、ロッドが周囲の地盤に引っかかり、合成セグメント沈設(地中に設置すること)時の制御が困難になるという課題がある。
なお、コンクリート等の充填材を充填する前の合成セグメントは、合成部材を構成する。
【0008】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、補強部材が外部に突出するのを抑えた合成部材、及び合成セグメントの施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明の態様1は、地中に埋設される埋設構造物の一部に掘削可能領域を形成するための合成部材であって、前記掘削可能領域を形成する樹脂製の壁材と、前記壁材に装着された補強部材と、を備え、前記補強部材は、前記壁材における、前記壁材の厚さ方向を向く第1面の外周縁を含む基準面上か、前記基準面よりも、前記壁材の前記厚さ方向を向く第2面側に配置されている、合成部材である。
この発明では、地中に埋設される埋設構造物の一部に、合成部材により掘削可能領域が形成される。このため、掘削可能領域をシールド掘削機等により掘削することができる。また、補強部材は、壁材における基準面上か、基準面よりも第2面側に配置されている。このため、基準面が合成部材の外部側となるように合成部材を配置することにより、補強部材が外部に突出するのを抑えることができる。
【0010】
(2)本発明の態様2は、前記補強部材の一部を覆い、前記補強部材に取付けられた留め具を備える、(1)に記載の合成部材であってもよい。
この発明では、留め具によって、壁材に補強部材をより確実に装着することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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