TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025090748
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2025039145,2021100733
出願日
2025-03-12,2021-06-17
発明の名称
カテーテルの口の設計
出願人
ニューラヴィ・リミテッド
代理人
個人
主分類
A61B
17/22 20060101AFI20250610BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】カテーテルのための拡張可能な口を提供する。
【解決手段】カテーテルのための拡張可能な口は、閉塞性血塊に到達して回収するための可撓性を有する一方で、十分な径方向力を提供する大きな口開口部を提供する。拡張可能な口は、血栓回収カテーテルが低プロファイルの外側カテーテルと適合可能であるように折り畳まれた状態と、血管壁に接触して近位側の流れを封止又は制限するための拡張された状態とを有するフレームワークを有する。フレームワークは、狭窄部、起伏、クローズドセル、及び他の可撓性を向上させる特徴を有し、1つ以上の支持アーム及び遠位湾曲部を有し、複雑な領域への安全かつ迅速なアクセスを提供し、処置時間を短縮しながら閉塞物をより確実に除去することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
血栓回収カテーテルのための拡張可能な口であって、前記拡張可能な口が、
近位端と、
遠位端と、
長手方向軸と、
複数の相互接続された支柱を備える自己拡張型口フレームワークと、
前記自己拡張型口フレームワークの少なくとも一部により支持されたポリマー膜カバーと、を含み、
前記自己拡張型口フレームワークが、折り畳まれた送達形態及び拡張された展開形態を有し、
前記自己拡張型口フレームワークの前記複数の相互接続された支柱が、複数の支持アーム、及び、複数の遠位湾曲部、を備え、
前記展開形態において、前記自己拡張型口フレームワークは、前記自己拡張型口フレームワークの近位部分が第1の径方向寸法を有し、前記自己拡張型口フレームワークの遠位部分が前記第1の径方向寸法よりも大きい第2の径方向寸法を有するようにテーパ状であり、
前記複数の遠位湾曲部は、前記血栓回収カテーテルの口開口部を形成する、拡張可能な口。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記展開形態において、前記複数の遠位湾曲部の各々は、逆U字形状、又は、半円形状を有する、請求項1に記載の拡張可能な口。
【請求項3】
前記複数の遠位湾曲部の各々は、丸みを帯び、遠位方向に向かった突出している遠位ピークを有し、
前記複数の遠位湾曲部の近位端が、前記複数の支持アームの遠位端に接続されている、請求項2に記載の拡張可能な口。
【請求項4】
前記複数の遠位湾曲部により形成される前記血栓回収カテーテルの前記口開口部は、前記長手方向軸に垂直な平面において、円形である、請求項1~3の何れか一項に記載の拡張可能な口。
【請求項5】
前記自己拡張型口フレームワークに近位に接続された支持管を更に備え、
前記複数の支持アームの少なくとも一つの近位端は、前記支持管の遠位端に接続されている、請求項1~4の何れか一項に記載の拡張可能な口。
【請求項6】
前記展開形態において、前記自己拡張型口フレームワークは、漏斗形状を有する、請求項1~5の何れか一項に記載の拡張可能な口。
【請求項7】
前記自己拡張型口フレームワークに近位に接続された支持管を更に備え、
前記展開形態において、前記複数の支持アームの少なくとも一つは、Y字形状を有し、前記Y字形状の前記複数の支持アームの前記少なくとも一つの2つの遠位端が、前記複数の遠位湾曲部のうちの1つの2つの近位端に接続されており、前記Y字形状の前記複数の支持アームの前記少なくとも一つの近位端は、前記支持管の遠位端に接続されている、請求項1に記載の拡張可能な口。
【請求項8】
前記展開形態において、前記複数の支持アームの前記少なくとも一つ以外の1つの支持アームは、V字形状を有し、前記V字形状の前記1つの支持アームの2つの遠位端が、前記複数の遠位湾曲部のうちの何れか1つの遠位湾曲部の2つの近位端に接続されており、前記V字形状の前記1つの支持アームの近位端は、前記支持管に接続されていない、請求項7に記載の拡張可能な口。
【請求項9】
前記自己拡張型口フレームワークの近位に接続された支持管を更に備え、前記支持管が、複数のリブと1つ以上の軸方向スパインとを備える、請求項1に記載の拡張可能な口。
【請求項10】
前記支持管の前記1つ以上の軸方向スパインの少なくとも1つが、前記複数の支持アームの少なくとも一つと軸方向に整列している、請求項9に記載の拡張可能な口。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般的には、血管内の医療処置中に血管から急性閉塞を除去するための装置及び方法に関する。より具体的には、本開示は、回収吸引カテーテルのための拡張可能な先端部に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
吸引及び血栓回収カテーテル並びに装置は、しばしば患者が急性虚血性脳卒中(AIS)、心筋梗塞(MI)、及び肺塞栓症(PE)などの状態を有するような場合に、血管内介入を行うための機械的血栓除去に使用される。従来の技術では、特に神経血管床へのアクセスは、標的血管が細径であり、挿入部位から遠く、かつ非常に曲がりくねっているために困難であった。
【0003】
細く、高度に分枝した脳動脈系に効果的な装置を送達するには、従来のカテーテルでは、多く因子を試してバランスをとる必要がある。カテーテルは、血管構造を辿って進み、かつ大きな曲げ歪みに耐え得るような充分な可撓性を有する一方で、経路に沿った滑らかで安定した前進性を与えるような軸方向の剛性も有する必要がある。加えて、急激な剛性又は幾何学的変化は、追従性を妨げ、著しい応力集中をもたらし、装置のねじれ又は座屈の可能性を増加させる可能性がある。
【0004】
固定口を備えるものなどの、吸引型血栓回収カテーテルの一部の設計は、吸引物の完全な吸引を口の遠位の流体量及び血塊に導くことが困難なことがある。標的血管で封止することができないカテーテルを使用して吸引すると、吸引流のかなりの部分は、血塊を有する遠位の血管領域ではなく、カテーテル先端部の近位の血管流体から来ることになる。これは、吸引効率を著しく低下させ、血栓除去の成功率を低下させる。例えば、フィブリンに富む堅い血栓は、従来の固定口カテーテルの先端部に詰まってしまうことがあるため、摘出することがしばしば困難となり得る。この詰まりによって、血栓の軟かい部分が堅い領域からちぎれることがある。
【0005】
効率向上のためにより大きな口又は拡張可能な口を特徴とする吸引カテーテルの設計は、送達するための可撓性と適切な径方向力及び非外傷的な展開とのバランスをとる必要がある。カテーテル要素は、作用する大きな機械的歪みに耐える必要があるばかりでなく、吸引の吸引力の作用下で潰れるのを防ぐために、拡張時に充分な径方向力を発生させる必要もある。これらの要件を満たすために、いくつかの吸引カテーテルの口は、典型的な送達カテーテル又はシースよりもかなり大きい直径を有するように設計されている。これらの設計は、広範な処置状況に対して本当に有効かつ安全であるために、競合する要件とのバランスを効果的にとることができない場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本設計は、上記の難点を解消するための特徴を取り入れた拡張性の先端部を備えた改良された回収カテーテルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書の設計は、血栓に面する大きい口で標的血管内に局所的な流れの制限/停止を提供することができる血栓回収カテーテルの拡張可能な遠位先端部のためのものであり得る。カテーテルは、閉塞性血塊に到達するために、神経脈管などの解剖学的構造の非常に曲がりくねった領域をナビゲートすることを可能にするように、十分に可撓性であり得る。カテーテルの拡張可能先端部はまた、送達性の利点のために、比較的低プロファイルのアクセスシース及びカテーテルと適合性を有してもよい。
【0008】
血栓回収カテーテルは、長手方向軸を規定する実質的に管状の支持管を有することができる。大径のカテーテル中心管腔は、ガイドワイヤ、マイクロカテーテル、ステント回収装置、及び他のそのような装置を通過させるように構成することができる。管腔は、カテーテル先端部に吸引を導くこともできる。管状本体は、遠位端で終端することができ、遠位端において、拡張性先端部を一体的に形成するか、又は固定的に接続することができる。
【0009】
カテーテルは、多孔性フレームワークに形成された複数の相互接続された支柱を備える自己拡張型口フレームワークを有することができる。口フレームワークは、閉塞性血栓の部位において展開される際に折り畳まれた送達形態から拡張された展開形態へと拡張するように構成することができる。拡張された展開形態では、先端部は、実質的に円錐形状又は漏斗形状をとることができる。先端部によって形成される漏斗形状により、吸引効率を改善し、不必要な流れを停止させ、血管開口部での引っ掛かりによる血管外傷のリスクを低下させることができる。
【0010】
展開状態において、拡張性先端部は、先端部の近位端が第1の径方向寸法を有し、先端部のより遠位の部分が第1の径方向寸法よりも大きい第2の径方向寸法を有するようにテーパ状である。第2の径方向寸法は、標的血管の直径よりも大きい場合がある。先端部の少なくとも一部は、拡張された展開形態において外側カテーテルの内径よりも大きい径方向寸法を有することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
洗井間専家。
2か月前
個人
矯正椅子
27日前
個人
ホバーアイロン
2か月前
個人
バッグ式オムツ
8日前
個人
歯の修復用材料
2日前
個人
シャンプー
2か月前
個人
歯の保護用シール
27日前
株式会社八光
剥離吸引管
22日前
個人
服薬支援装置
3か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
1か月前
株式会社GSユアサ
歩行器
1か月前
個人
形見の製造方法
6日前
個人
高気圧環境装置
13日前
株式会社ニデック
眼科装置
8日前
クラシエ株式会社
皮膚化粧料
1か月前
東ソー株式会社
歯科ブランク
15日前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
2か月前
東ソー株式会社
歯科ブランク
15日前
クラシエ株式会社
皮膚化粧料
1か月前
個人
手指と掌のマッサージ具
3か月前
個人
水素ガス吸引装置
1か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
22日前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
22日前
株式会社バンダイ
固形入浴剤
9日前
株式会社ノエビア
皮膚外用剤
3か月前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
1か月前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
1か月前
クラシエ株式会社
毛髪化粧料
28日前
株式会社協同
眼の訓練具
1か月前
株式会社マックス
シート化粧料
1か月前
クラシエ株式会社
洗浄剤組成物
29日前
株式会社MBDI
尿吸収パッド
19日前
株式会社ニデック
眼科撮影装置
2か月前
クラシエ株式会社
化粧料組成物
1か月前
睦月電機株式会社
マウスピース
3か月前
日本精化株式会社
乳化剤組成物
2か月前
続きを見る
他の特許を見る