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公開番号
2025089974
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204990
出願日
2023-12-04
発明の名称
残存型枠取付金具およびそれを用いたコンクリート躯体への残存型枠の固定方法
出願人
株式会社三共シーゼル
代理人
個人
主分類
E02D
29/02 20060101AFI20250609BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】 任意の形状を有するコンクリート躯体に対して当該コンクリート躯体自体への後施工を必要とすることなく、残存型枠の固定を簡便に行うことができる、残存型枠取付金具およびそれを用いたコンクリート躯体への残存型枠の固定方法を提供すること。
【解決手段】 コンクリート躯体に残存型枠を固定するための金具を開示する。本発明の金具は、平坦な底面と該底面の一部から下方に延びる舌片状リブを有する基部本体;基部本体の一方の端部にて立設されており、かつ残存型枠を取付けることのできる型枠固定プレート;基部本体の長さ方向に延び、かつコンクリート躯体の背面部を押圧し得る剣先部を有するリブ;を備える。ここで、舌片状リブと剣先部とは対になってコンクリート躯体を挟持し得るように配置されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリート躯体に残存型枠を固定するための金具であって、
平坦な底面と該底面の一部から下方に延びる舌片状リブを有する基部本体;
該基部本体の一方の端部にて立設されており、かつ該残存型枠を取付けることのできる型枠固定プレート;
該基部本体の長さ方向に延び、かつ該コンクリート躯体の背面部を押圧し得る剣先部を有するリブ;
を備え、
該舌片状リブと該剣先部とが対になって該コンクリート躯体を挟持し得るように配置されている、金具。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記舌片状リブおよび前記剣先部による前記コンクリート躯体への前記挟持が、該コンクリート躯体に設けられた施工用吊金具と該コンクリート躯体の前記背面部との間で行われる、請求項1に記載の金具。
【請求項3】
前記舌片状リブが、前記基部本体の前記一方の端部から他方の端部の方向に向かって下方に傾斜して延びている、請求項1に記載の金具。
【請求項4】
前記リブが、前記基部本体の長さ方向に沿って連続して延びる1つの部材で構成されており、前記剣先部が該リブに取付けられた固定用ナット内にねじ込みされた剣先ボルトである、請求項1に記載の金具。
【請求項5】
前記剣先ボルトの先端部が、前記基部本体の前記長さ方向よりも上方に傾斜して配置されている、請求項4に記載の金具。
【請求項6】
前記基部本体の長さ方向に沿って延びる第2のリブが設けられている、請求項1に記載の金具。
【請求項7】
コンクリート躯体に残存型枠を固定するための方法であって、
請求項1から6のいずれかに記載の金具を用いて、該金具を構成する前記舌片状リブと前記剣先部とが対になって該コンクリート躯体を挟持する工程、および
該金具を構成する型枠固定プレートに残存型枠を取付ける工程、
を含む、方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、残存型枠取付金具およびそれを用いたコンクリート躯体への残存型枠の固定方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
建設工事では、造成や盛土などにおいて、コンクリート製などの残存型枠が一般の木製型枠に代わって使用されることがある。例えば地盤面に対して。鉛直方向または傾斜方向に盛土を造成する際、土留をする擁壁の1つとして補強土壁工法が知られている。
【0003】
補強土壁工法では、最上段の天端部の仕上げとして、笠石コンクリート工(調製コンクリート工)が用いられ、一般には天端ブロックの前後面に木製の型枠を配置して任意の形状に枠組みを行い、高さ調整用のコンクリートの打設が行われる。
【0004】
ここで、この型枠工事の一部で、プレキャストコンクリートパネル(残存型枠ともいう)を用いた、残存型枠工が採用されることがある。この工法の主なメリットとしては、工期が短縮できる、型枠の脱型作業を省略でき職人不足を補うことができる等の理由で、採用されるケースがある。
【0005】
しかし、残存型枠工を実施する際、基礎となるコンクリート躯体(コンクリート2次製品)の仕様等により、各現場において、
(a)コンクリート躯体の形状によって取付方法が異なる;
(b)構造物本体にダメージを与えかねない「あと施工アンカー」などによる取付が行われることがある;
(c)状況によっては、主鉄筋に溶接などの作業が行われ、当該鉄筋の断面欠損を招く恐れがある;
(d)作業内容が各現場での裁量によるところが大きく、施工品質にバラツキを生じ易く、場合によれば継ぎ目からのコンクリートミル漏れが生じることもある;
という問題が指摘されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的とするところは、任意の形状を有するコンクリート躯体に対して当該コンクリート躯体自体へのあと施工アンカーのようなダメージを与えるような工程を要することなく、残存型枠の固定を簡便に行うことができる、残存型枠取付金具およびそれを用いたコンクリート躯体への残存型枠の固定方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、コンクリート躯体に残存型枠を固定するための金具であって、
平坦な底面と該底面の一部から下方に延びる舌片状リブを有する基部本体;
該基部本体の一方の端部にて立設されており、かつ該残存型枠を取付けることのできる型枠固定プレート;
該基部本体の長さ方向に延び、かつ該コンクリート躯体の背面部を押圧し得る剣先部を有するリブ;
を備え、
該舌片状リブと該剣先部とが対になって該コンクリート躯体を挟持し得るように配置されている、金具である。
【0008】
1つの実施形態では、上記舌片状リブおよび上記剣先部による上記コンクリート躯体への上記挟持は、該コンクリート躯体に設けられた施工用吊金具と該コンクリート躯体の上記背面部との間で行われる。
【0009】
1つの実施形態では、上記舌片状リブは、上記基部本体の上記一方の端部から他方の端部の方向に向かって下方に傾斜して延びている。
【0010】
1つの実施形態では、上記リブは、上記基部本体の長さ方向に沿って連続して延びる1つの部材で構成されており、上記剣先部は該リブに取付けられた固定用ナット内にねじ込みされた剣先ボルトである。
(【0011】以降は省略されています)
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