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公開番号
2025089929
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204908
出願日
2023-12-04
発明の名称
洪水吐ゲート用ワイヤーロープの保護方法及びそれに用いる保護カバー
出願人
倉本鐵工株式会社
代理人
個人
主分類
E02B
7/42 20060101AFI20250609BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】ゲートの開閉に伴う引張力の発生や流木との衝突、波浪の影響で、防錆油が剥離、流失してしまうことを防止することを可能とする、洪水吐ゲート用ワイヤーロープの保護方法及び保護カバーを提供する。
【解決手段】本発明は、ワイヤーロープ10に対し、保護カバー20を用いて養生する洪水吐ゲート用ワイヤーロープの保護方法である。保護カバー20は、平織又は斜文織で構成された筒状の織物の内面にチューブ状の防水性の素材を貼付した構造を有している。洪水吐ゲート用ワイヤーロープの保護方法は、ワイヤーロープ10に対し、洪水吐ゲート3との連結部であるソケット部4と鋳込みされた箇所から、洪水吐ゲート3のスキンプレート3aを閉じた状態においてワイヤーロープ10が水中に存在する範囲以上までを保護カバー20で覆う養生工程と、保護カバー20の上下端を圧着する圧着工程と、を含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
洪水吐ゲート用ワイヤーロープに対し、保護カバーを用いて養生する洪水吐ゲート用ワイヤーロープの保護方法であって、
前記保護カバーは平織または斜文織で構成された筒状の織物の内面に、チューブ状の防水性の素材を貼付した構造を有し、洪水吐ゲートのスキンプレートの上流側の面の上下に沿って配設され、その下端が前記スキンプレートの下端部にソケット部を介して連結されたワイヤーロープに対し、前記ソケット部と鋳込みされた箇所から、前記洪水吐ゲートの前記スキンプレートを閉じた状態において、前記ワイヤーロープが水中に存在する範囲以上かつ保護カバーがスキンプレートに巻き込まれない範囲以下を前記保護カバーで覆う養生工程と、
前記保護カバーの上下端を圧着する圧着工程と、
を含むことを特徴とする洪水吐ゲート用ワイヤーロープの保護方法。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の洪水吐ゲート用ワイヤーロープの保護方法に用いる保護カバーであって、
平織又は斜文織で構成された筒状の織物の内面にチューブ状の防水性の素材が貼付された構造を有することを特徴とする保護カバー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洪水吐ゲート用ワイヤーロープの保護方法及びそれに用いる保護カバーに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年自然災害の発生が多発しており、特に台風やゲリラ豪雨など集中豪雨の被害が深刻となっている。降水量に応じて治水や利水を最適化するために重要な土木構造物の一つとして、ダムが挙げられる。
【0003】
ダムには、ダムと貯水池の安全を確保するために、洪水吐という放流設備が設けられている。洪水吐は設計洪水流量以下の流水を安全に流下させ、貯水位の異常な上昇を防止する役割を有する。洪水吐は流水を安全に流下させるためのゲートを有しており、ゲートに高い水圧がかかっても容易に開閉が可能であることから、ローラゲートもしくはラジアルゲートが一般的である。
【0004】
従来のラジアルゲート開閉用ワイヤーロープ(以下、「ワイヤーロープ」と記載)は、ゲート前面、すなわちゲートの上流側の面に設置してあることが多く、防錆油が塗布されているものの、浸水と乾燥に交互に晒されることで発錆や腐食の進行が早い。さらに、ワイヤーソケット部へのワイヤーロープの差し込み部は、その固定のために鋳込みが行われるが、鋳込みによる高温化によって塗布された防錆油が減少してしまい、発錆の進行が促進されてしまう。
【0005】
ワイヤーロープが発錆や腐食することで、ダムが十全に動作しないことは大きな被害につながる恐れがあるため、正常なワイヤーであることが維持される必要がある。従来、このワイヤーロープに対するメンテナンスを容易にするために、ワイヤーロープの清掃用工具及び使用方法が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-124689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
先述のように、ワイヤーロープには防錆油が塗布されているが、ゲートの開閉に伴う引張力の発生や流木との衝突、波浪の影響で、防錆油が剥離、流失してしまう。しかしながら現在では、特許文献1で提案されているようなワイヤーロープを定期的に清掃するといった対症的な解決方法しか存在せず、防錆油の剥離に対する根本的な解決方法の提案が望まれていた。
【0008】
そこで本発明では、先述の事情を鑑み、ゲートの開閉に伴う引張力の発生や流木との衝突、波浪の影響で、防錆油が剥離、流失してしまうことを防止することを可能とする、洪水吐ゲート用ワイヤーロープの保護方法及びそれに用いる保護カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、洪水吐ゲート用ワイヤーロープに対し、保護カバーを用いて養生する洪水吐ゲート用ワイヤーロープの保護方法であって、前記保護カバーは平織または斜文織で構成された筒状の織物の内面に、チューブ状の防水性の素材を貼付した構造を有し、洪水吐ゲートのスキンプレートの上流側の面の上下に沿って配設され、その下端が前記スキンプレートの下端部にソケット部を介して連結されたワイヤーロープに対し、前記ソケット部と鋳込みされた箇所から、前記洪水吐ゲートの前記スキンプレートを閉じた状態において、前記ワイヤーロープが水中に存在する範囲以上かつ保護カバーがスキンプレートに巻き込まれない範囲以下を前記保護カバーで覆う養生工程と、前記保護カバーの上下端を圧着する圧着工程と、を含むことを特徴とする洪水吐ゲート用ワイヤーロープの保護方法を提供する。
【0010】
先述の本発明の構成においては、前記洪水吐ゲートの前記スキンプレートは上流側に凸の湾曲した形状を有していることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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