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公開番号
2025089816
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204712
出願日
2023-12-04
発明の名称
格納装置
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H05K
13/02 20060101AFI20250609BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】格納されたロール体から引き出したキャリアテープを一時的に保持させる作業を簡単化することができる格納装置を提供することを目的とする。
【解決手段】格納装置において、キャリアテープCTの先端部を保持する保持部32が、キャリアテープCTが挿入される挿入部SNと、挿入部SNに挿入されたキャリアテープCTの送り孔KHに嵌入する突起部54Tを有する可動体54を備える。可動体54は、挿入部SNに挿入されたキャリアテープCTがロール体から引き出される方向である前進方向に移動する場合には突起部54Tを送り孔KHに嵌入させない許容位置に位置してキャリアテープCTの移動を許容し、挿入部SNに挿入されたキャリアテープCTが前進方向とは反対の後退方向に移動しようとする場合には突起部54Tを送り孔KHに嵌入させる阻止位置に位置してキャリアテープCTの移動を阻止する。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
部品を収納したキャリアテープのロール体が格納される格納部と、前記格納部に格納された前記ロール体から引き出された前記キャリアテープの先端部が保持される保持部と、を備え、
前記保持部は、
前記キャリアテープが挿入される挿入部と、
前記挿入部に挿入された前記キャリアテープの送り孔に嵌入する突起部を有する可動体と、を備え、
前記可動体は、前記挿入部に挿入された前記キャリアテープが前記ロール体から引き出される方向である前進方向に移動する場合には前記突起部を前記送り孔に嵌入させない許容位置に位置して前記キャリアテープの移動を許容し、前記挿入部に挿入された前記キャリアテープが前記前進方向とは反対の後退方向に移動しようとする場合には前記突起部を前記送り孔に嵌入させる阻止位置に位置して前記キャリアテープの移動を阻止する、格納装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記可動体は、前記挿入部に挿入された前記キャリアテープの幅方向に延びる軸線まわりに揺動自在であり、前記許容位置と前記阻止位置との間で移動する、請求項1に記載の格納装置。
【請求項3】
前記挿入部に挿入された前記キャリアテープの前記送り孔に前記突起部が嵌入した状態から前記キャリアテープが前記前進方向に移動を始めると、前記突起部が前記送り孔の縁部から押圧されて前記可動体が前記軸線まわりに揺動し、前記突起部が前記送り孔から離脱することで前記キャリアテープの前記前進方向への移動が許容される、請求項2に記載の格納装置。
【請求項4】
前記保持部は、前記可動体を前記阻止位置に位置させる方向に付勢する可動体付勢部材を備えた、請求項1~3のいずれかに記載の格納装置。
【請求項5】
前記保持部は、前記格納部に繋がるベース部と、前記ベース部と対向するベース部対向部を有する挿入部形成体と、を備え、前記挿入部は、前記ベース部と前記ベース部対向部との間に形成される、請求項1に記載の格納装置。
【請求項6】
前記挿入部形成体は前記ベース部に対して昇降自在であり、前記挿入部形成体が前記ベース部に対して昇降すると、前記ベース部と前記ベース部対向部との間の間隔が変化する、請求項5に記載の格納装置。
【請求項7】
前記保持部は、前記ベース部対向部が前記ベース部に近接する方向に前記挿入部形成体を付勢する挿入部形成体付勢部材を備え、前記挿入部形成体が前記挿入部形成体付勢部材の付勢力に抗して前記ベース部に近づく側に押圧されると、前記ベース部と前記ベース部対向部との間の間隔が広がる、請求項6に記載の格納装置。
【請求項8】
前記ベース部対向部は前記ベース部の下面と対向する一対のフランジ部から成り、前記キャリアテープの幅方向の両端部を下方から支持する、請求項5に記載の格納装置。
【請求項9】
前記格納部の上部に作業者が把持するための把持部を備え、前記保持部は前記把持部に隣接して設けられている、請求項1に記載の格納装置。
【請求項10】
前記ロール体から引き出された前記キャリアテープのうち前記挿入部に挿入された第1の部分の延びる方向と、前記第1の部分から前記ロール体の側に接続する第2の部分の延びる方向とがなす角度が30度以下である、請求項9に記載の格納装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、部品を収納したキャリアテープのロール体を格納する格納装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、基板に部品を搭載する部品搭載装置が知られている。部品搭載装置における部品供給手段としては、部品を収納したキャリアテープを搬送して所定の部品取出し位置に部品を供給するテープフィーダが多用されている。テープフィーダに対するキャリアテープの供給はリールに巻き付けられた状態でなされるのが通常であったが、近年ではリールをなくし、キャリアテープを無芯の状態で円盤状に巻いたロール体の状態で供給し、そのキャリアテープのロール体を部品搭載装置に着脱自在な格納装置に格納するようにしたものも知られている(例えば、下記の特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載の格納装置では、ロール体から引き出されるキャリアテープの先端部を一時的に保持する場合、格納装置に設けられたテープ係止突起にキャリアテープの送り孔を嵌入させて係止させておくようになっている。このようにキャリアテープの送り孔がテープ係止突起に嵌入された保持された状態では、キャリアテープはロール体からの引き出し方向と引き出し方向とは反対方向への進行がともに規制された状態となる。作業者は、キャリアテープを保持させようとする場合には、キャリアテープの送り孔をテープ係止突起に嵌入させる作業を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/208958号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、作業者が上記のようにキャリアテープの送り孔をテープ係止突起に嵌入させる作業は作業性がよくないという問題点があった。
【0006】
そこで本発明は、格納されたロール体から引き出したキャリアテープを一時的に保持させる作業を簡単化することができる格納装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の格納装置は、部品を収納したキャリアテープのロール体が格納される格納部と、前記格納部に格納された前記ロール体から引き出された前記キャリアテープの先端部が保持される保持部と、を備え、前記保持部は、前記キャリアテープが挿入される挿入部と、前記挿入部に挿入された前記キャリアテープの送り孔に嵌入する突起部を有する可動体と、を備え、前記可動体は、前記挿入部に挿入された前記キャリアテープが前記ロール体から引き出される方向である前進方向に移動する場合には前記突起部を前記送り孔に嵌入させない許容位置に位置して前記キャリアテープの移動を許容し、前記挿入部に挿入された前記キャリアテープが前記前進方向とは反対の後退方向に移動しようとする場合には前記突起部を前記送り孔に嵌入させる阻止位置に位置して前記キャリアテープの移動を阻止する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、格納されたロール体から引き出したキャリアテープを一時的に保持させる作業を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施の形態におけるテープカセットを備えた部品搭載装置の要部側面図
本発明の一実施の形態における部品搭載装置が備える格納装置をこれに格納されたキャリアテープのロール体とともに示す斜視図
本発明の一実施の形態における部品搭載装置で使用されるロール体から引き出したキャリアテープの一部の拡大斜視図
(a)(b)本発明の一実施の形態における格納装置の側面図
本発明の一実施の形態における格納装置が備える保持部の近傍の斜視図
本発明の一実施の形態における格納装置の保持部の近傍の正面図
本発明の一実施の形態における格納装置の保持部の近傍の斜視図
本発明の一実施の形態における格納装置の保持部の近傍の一部分解斜視図
本発明の一実施の形態における格納装置が備える保持部の可動部が(a)阻止位置に位置した状態の側面図(b)許容位置に位置した状態の側面図
本発明の一実施の形態における格納装置の保持部をこの保持図によって保持されたキャリアテープとともに示す斜視図
本発明の一実施の形態における格納装置の保持部の近傍の側断面図
本発明の一実施の形態における格納装置の保持部の近傍の側断面図
本発明の一実施の形態における格納装置から引き出したキャリアテープの先端部を保持部に保持させた状態を示す断面図
本発明の一実施の形態における格納装置の保持部の近傍の正面図
本発明の一実施の形態における格納装置の保持部の近傍の側断面図
(a)(b)本実施の形態における格納装置の保持部の近傍の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品搭載装置1を示している。部品搭載装置1は、基台11上に設けられた搬送コンベア12によって基板KBを搬入し、部品供給部13が供給する部品BHを搭載ヘッド14によって取り出して基板KBに搭載する部品搭載作業を実行する装置である。本実施の形態では、部品搭載装置1における基板KBの搬送方向をX方向(作業者OPから見た左右方向)とし、水平面内でX方向と直交する方向をY方向(作業者OPから見た前後方向)とする。また、上下方向をZ方向とする。さらに、Y方向(前後方向)のうち、作業者OPから見た奥側を前方と称し、作業者OPから見た手前側を後方と称する。
(【0011】以降は省略されています)
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