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公開番号
2025089399
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2025046894,2024025878
出願日
2025-03-21,2020-12-16
発明の名称
映像の復号化方法及び装置
出願人
三星電子株式会社
,
Samsung Electronics Co.,Ltd.
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H04N
19/12 20140101AFI20250605BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 この発明は、映像復号化方法及び装置を提供する。
【解決手段】 このような本発明は、復号化対象ブロックに対する多重変換集合(multiple transform set;MTS)が適用可能か否かを指示するパラメータ、復号化対象ブロックの幅、復号化対象ブロックの高さに関する情報を取得するステップ、多重変換集合が適用可能か否かを指示するパラメータ、復号化対象ブロックの幅及び高さに関する情報のうち少なくとも一つに基づき、復号化対象ブロックの変換タイプを判断し、復号化対象ブロックのゼロアウト領域を設定するステップ、及び復号化対象ブロックのゼロアウト領域及び変換タイプに対する判断の結果に基づき、復号化対象ブロックに対する逆変換を行うステップを含む映像復号化方法を提供する。
【選択図】 図10
特許請求の範囲
【請求項1】
映像復号化装置により行われる映像復号化方法であって、
復号化対象ブロックに対する多重変換集合(Multiple Transform Set; MTS)が適用可能か否かに係わるパラメータをビットストリームから取得するステップ、
前記復号化対象ブロックに対する多重変換集合が適用可能か否かに係わるパラメータと前記復号化対象ブロックのサイズのうち少なくとも1つに基づき、前記復号化対象ブロックに適用される変換タイプを判断するステップ、
前記復号化対象ブロックに対する多重変換集合が適用可能か否かに係わるパラメータと前記復号化対象ブロックのサイズのうち少なくとも1つに基づき、前記復号化対象ブロックのノンゼロ(non-zero)係数を含む有効領域を設定するステップ、及び
前記復号化対象ブロックに適用される変換タイプ及び前記復号化対象ブロックのノンゼロ係数を含む有効領域に基づき、前記復号化対象ブロックを復元するステップを含み、
前記復号化対象ブロックのサイズが幅64×高さ64、幅64×高さ32、幅32×高さ64のうちのいずれか一つである場合、前記復号化対象ブロックのノンゼロ係数を含む有効領域は、前記復号化対象ブロックに対する多重変換集合が適用可能か否かに係わるパラメータの値に関係なく、前記復号化対象ブロック内で左上側サンプルを含む幅32×高さ32の領域に設定され、
前記復号化対象ブロックのサイズが幅32×高さ32、幅32×高さ16、幅16×高さ32のうちのいずれか一つである場合、前記復号化対象ブロックのノンゼロ係数を含む有効領域は、前記復号化対象ブロックに対する多重変換集合が適用可能か否かに係わる前記パラメータの値によって互いに異なる大きさを有する領域に設定され、
前記変換タイプは、第1変換タイプまたは第2変換タイプのうちいずれか1つであり、前記第1変換タイプは、垂直方向及び水平方向に対して同じ変換カーネルを指示するタイプを含み、前記第2変換タイプは、垂直方向及び水平方向に対して互いに異なる変換カーネルを指示するタイプを含むことを特徴とする映像復号化方法。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
映像符号化装置により行われる映像符号化方法であって、
符号化対象ブロックに対する多重変換集合(Multiple Transform Set; MTS)が適用可能か否かによって符号化対象ブロックに適用される変換タイプを決定するステップと、
前記符号化対象ブロックに適用される変換タイプを考慮して決定された前記符号化対象ブロックに対するノンゼロ係数を含む有効領域に基づき、前記符号化対象ブロックに前記変換タイプに対応する変換を行うことにより、変換係数を生成するステップと、
前記符号化対象ブロックに対する多重変換集合が適用可能か否かに係わるパラメータ、前記符号化対象ブロックに適用される変換タイプを指示するパラメータ、及び前記変換係数のうち少なくとも一つを含むビットストリームを生成するステップと、を含み、
前記符号化対象ブロックの大きさが幅64×高さ64、幅64×高さ32、幅32×高さ64のうちいずれか1つである場合、前記符号化対象ブロックのノンゼロ係数を含む有効領域は、前記符号化対象ブロック内で左上側サンプルを含む幅32×高さ32の領域であり、
前記符号化対象ブロックの大きさが幅32×高さ32、幅32×高さ16、幅16×高さ32のうちいずれか1つである場合、前記符号化対象ブロックのノンゼロ係数を含む有効領域は、多重変換集合が適用可能か否かに係わるパラメータの値によって決定され、
前記変換タイプは、第1変換タイプまたは第2変換タイプのうちいずれか1つであり、前記第1変換タイプは、垂直方向及び水平方向に対して同じ変換カーネルを指示するタイプを含み、前記第2変換タイプは、垂直方向及び水平方向に対して互いに異なる変換カーネルを指示するタイプを含むことを特徴とする映像符号化方法。
【請求項3】
請求項2に記載の映像符号化方法により符号化されたビットストリームを伝送する方法であって、当該方法は、ビットストリームを伝送するステップを含む、方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオコーディング技術に係り、さらに詳しくは、映像の復号化過程中、復号化対象ブロックの一次変換(primary transform)のタイプを決める方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
最近、HD(High Definition)映像及びUHD(Ultra High Definition)映像のような高解像度、高品質の映像についての需要が様々な分野で増加している。映像データが高解像度、高品質になるほど、既存の映像データに比べて、相対的に送信される情報量またはビット量が増加するため、既存の有無線広帯域回線のような媒体を用いて映像データを保存する場合、送信費用と保存費用が増加する。
【0003】
2013年、HEVC(High Efficiency Video Coding)ビデオコーデックの制定以来、4K、8Kのビデオ映像を用いた実感映像及び仮想現実サービス等が広がることにより、HEVCに対して2倍以上の性能改善を目標とする次世代ビデオコーデックであるVVC(Versatile Video Coding)標準化作業に取り掛かり、現在は、標準化作業が盛んに進行中である。VVCは、ビデオ符号化標準化グループであるISO/ICE MPEG(Moving Picture Experts Group)及びITU-T VCEG(Video Coding Experts Group)が共同で構成したJVET(Joint Video Exploration Team)において、HEVCに対して2倍以上の符号化圧縮性能の改善を目標として開発中である。VVC標準化は、2018年1月、121次光州MPEG、9次JVET会議において、提案要請書(Call for proposal)を発表し、122次サンディエゴMPEG及び10次JVET会議において、総23個の機関がビデオコーデック技術を提案することにより、本格的なビデオ標準化が始まった。122次MPEG及び10次JVET会議では、それぞれの機関から提案されたビデオコーデック技術に対する技術検討、客観的圧縮性能、及び主観的画質評価を行い、多くの技術のうち一部を採用して、Working Draft(WD)1.0及びビデオ参照ソフトウェアであるVTM(VVC Test Mode)1.0を発表した。VVC標準は、2019年7月、127次MPEG及び15次JVET会議の終了後、委員会原案(Committee Draft、CD)が完成され、2020年10月、最終国際標準案(Final Draft International Standard、FDIS)を制定することを目標として標準化が進まれている。
【0004】
従来、HEVCにおけるクアッドツリー(Quadtree)で階層的に分割する符号化構造において、VVCでは、QTBT(QuadTree Binary Tree)とTT(Ternary Tree)を結合した分割ブロック構造を採用した。これは、HEVCに比べて柔軟に予測残差信号を発生または処理することができるようにして、HEVCに比べてさらに向上した圧縮性能が得られる。このような基本ブロック構造以外に、適応ループフィルタ(Adaptive Loop Filter、ALF)技術、動き予測技術として、アフィン動き予測(Affine Motion Prediction、AMP)技術、デコーダ側動きベクトル精密化(Decoder-side Motion Vector Refinement、DMVR)技術等の既存コーデックでは用いられていない新たな技術が標準技術として採用された。変換及び量子化技術としては、既存のビデオコーデックにおいて多く用いられた変換カーネルであるDCT-IIが続けて用いられており、適用ブロックのサイズがさらに大きなブロックサイズにまで適用することに変更された。また、既存のHEVCにおいて、4×4のような小さな変換ブロックに対して適用されてきたDST-7カーネルが、大きな変換ブロックにまで拡大され、新たな変換カーネルであるDCT-8まで変換カーネルとして追加された。
【0005】
一方、HEVC標準では、映像をエンコードまたはデコードする場合、一つの変換タイプを用いて変換を行うため、映像に対する変換タイプに関する情報を送信する必要がなかったが、新たな技術では、DCT-II、DCT-8、DCT-7を用いる多重変換選択(Multiple Transform Selection)が適用され得るので、デコードの際に、MTSを適用するか否か、及びどんな一次変換タイプが適用されるかを定義するための技術が要求されている実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の技術的課題は、特定条件により予め正義された方法で逆変換を行うことにある。
【0007】
本発明の他の技術的課題は、復号化対象ブロックに最適化された変換タイプを適用して復号化を行うことにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によれば、映像復号化装置により行われる映像復号化方法が提供される。前記映像復号化方法は、復号化対象ブロックに対する多重変換集合(Multiple Transform Set;MTS)が適用可能か否かを指示するパラメータ、前記復号化対象ブロックの幅、前記復号化対象ブロックの高さに関する情報を取得するステップ、前記復号化対象ブロックに対する多重変換集合が適用可能か否かを指示するパラメータ、前記復号化対象ブロックの幅、前記復号化対象ブロックの高さに関する情報のうち少なくとも一つに基づき、前記復号化対象ブロックの変換タイプを判断するステップ、前記復号化対象ブロックに対する多重変換集合が適用可能か否かを指示するパラメータ、前記復号化対象ブロックの幅、前記復号化対象ブロックの高さに関する情報のうち少なくとも一つに基づき、前記復号化対象ブロックのゼロアウト領域を設定するステップ、及び前記復号化対象ブロックのゼロアウト領域及び変換タイプに対する判断の結果に基づき、前記復号化対象ブロックに対する逆変換を行うステップを含む。
【0009】
本発明の他の態様によれば、前記復号化対象ブロックの変換タイプを判断するステップにおいて、前記復号化対象ブロックの幅または高さのうち少なくとも一つが32よりも大きな値を有する場合、前記復号化対象ブロックは、デフォルト変換を用いて変換されたと判断する。
【0010】
本発明のまた他の態様によれば、前記復号化対象ブロックのゼロアウト領域を設定するステップにおいて、前記復号化対象ブロックの幅または高さのうち一つが32よりも大きな値を有する場合、前記復号化対象ブロックの幅または高さが32よりも大きな領域をゼロアウト領域に設定する。
(【0011】以降は省略されています)
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