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公開番号
2025104621
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222551
出願日
2023-12-28
発明の名称
脱臭触媒、脱臭被膜及び脱臭フィルタ
出願人
三星電子株式会社
,
Samsung Electronics Co.,Ltd.
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01J
23/34 20060101AFI20250703BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】脱臭フィルタにおいて優れた脱臭性能を長期間にわたって発揮できるようにする。
【解決手段】δ型MnO
2
とCeO
2
とを含有し、CeO
2
粒子がδ型MnO
2
に被覆された構造をなし、CeO
2
を被覆したδ型MnO
2
の平均粒子径が20μm以下であり、比表面積がBET値で250m
2
/g以上である脱臭触媒である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
δ型MnO
2
とCeO
2
とを含有し、
CeO
2
がδ型MnO
2
に被覆された構造をなし、
δ型MnO
2
の平均粒子径が20μm以下であり、
比表面積がBET値で250m
2
/g以上である脱臭触媒。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
δ型MnO
2
の含有量が90重量%以上、99.5重量%以下であり、
CeO
2
の含有量が0.5重量%以上、10重量%以下、である請求項1に記載の脱臭触媒。
【請求項3】
CeO
2
を被覆したδ型MnO
2
の平均粒子径が20μm以下である請求項1又は2に記載の脱臭触媒。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の脱臭触媒と、無機バインダとを含有する脱臭被膜。
【請求項5】
活性炭を更に含有する請求項4に記載の脱臭被膜。
【請求項6】
MgO、FeO、Fe
2
O
3
、ZrO
2
、CuO、NiO、Mn
3
O
4
、Co
3
O
4
、Al
2
O
3
、Y
2
O
3
、ZnO、MoO
3
、IrO
2
、WO
3
、W
2
O
3
及びTiO
2
から選択される1種以上を更に含有する請求項4に記載の脱臭被膜。
【請求項7】
基材と、当該基材の表面に形成された請求項4に記載の脱臭被膜とを有する脱臭フィルタ。
【請求項8】
前記基材がハニカム構造をなしている請求項7に記載の脱臭フィルタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、臭気分子を吸着して分解する脱臭触媒、脱臭被膜及び脱臭フィルタに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、空気清浄機や冷蔵庫に用いられる脱臭フィルタとして、δ型二酸化マンガン(MnO
2
)と酸化セリウム(CeO
2
)とを混合した脱臭触媒を用いたものが知られている(例えば特許文献1)。δ型MnO
2
は層状構造をなしており、例えばトンネル状構造をなす小さな細孔径のα型のMnO
2
に比べて、例えばホルムアルデヒド等の臭気分子を吸着しやすいという性質がある。このδ型MnO
2
は、吸着した臭気分子を酸化して分解する脱臭機能(触媒機能)を発揮するものである。そしてCeO
2
は、δ型MnO
2
に酸素を供給することで、δ型MnO
2
の触媒機能を再生させる助触媒としての機能を発揮するものである。
【0003】
このような脱臭触媒では、脱臭フィルタに適用された際に、より優れた脱臭性能をより長期間にわたって発揮できるようにすることが要求されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-130104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、脱臭フィルタにおいて優れた脱臭性能を長期間にわたって発揮できるようにすることを主たる課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
すなわち本発明にかかる脱臭触媒は、δ型MnO
2
とCeO
2
とを含有し、CeO
2
がδ型MnO
2
に被覆された構造をなし、この構造を有する触媒の平均粒子径が20μm以下であり、比表面積がBET値で250m
2
/g以上であることを特徴とする。
【0007】
また本発明にかかる脱臭被膜は、前記した本発明の脱臭触媒と、無機バインダとを含有することを特徴とする。
【0008】
さらに本発明にかかる脱臭フィルタは、基材と、当該基材の表面に形成された前記した本発明の脱臭被膜とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
このように構成した本発明によれば、脱臭フィルタにおいて優れた脱臭性能を長期間にわたって発揮できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の脱臭フィルタ、脱臭被膜及び脱臭触媒の構造を模式的に示す図。
本実施形態の脱臭触媒(実験例1における実施例4)を観察したSEM画像。
本実施形態の脱臭触媒(実験例1における実施例4)に対して行ったEDXマッピング。
実験例1における比較例4の脱臭触媒の表面のSEM画像。
実験例1における比較例4の脱臭触媒に対して行ったEDXマッピング。
本実施形態の脱臭触媒が臭気成分に対して示す反応式。
本発明の脱臭触媒による臭気分子の分解に関する学術的な新たな発見を説明する図。
実験例2の試験条件、試験結果等を示す図。
実験例3の試験条件、試験結果等を示す図。
UV照射により触媒の再生促進の原理を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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