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公開番号
2025105546
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2024227971
出願日
2024-12-24
発明の名称
偏波調整畳み込み(PAC)符号の簡略化された逐次消去リスト復号化のための方法及び装置
出願人
三星電子株式会社
,
Samsung Electronics Co.,Ltd.
代理人
弁理士法人共生国際特許事務所
主分類
H03M
13/13 20060101AFI20250703BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】偏波調整畳み込み(PAC)符号で符号化されたチャネルを受信する方法及び電子装置を提供する。
【解決手段】本発明の電子装置の実行方法は、電子装置で、偏波調整畳み込み(PAC)符号で符号化されたチャネルを受信するステップと、復号化されたコードワードを生成するステップと、を有し、復号化されたコードワードは、電子デバイスによって、復号化ツリーを介してチャネル上で実行される簡略化された逐次消去リスト(SSCL)復号化に少なくとも部分的に基づいて生成され、復号化ツリーは、畳み込み符号(CC)状態入力及びチャネルベクトル入力を用いた所定の処理に基づいて候補コードワード出力を生成するノードを含み、ノードのサブツリーは、未処理のままである。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
電子装置の実行方法であって、
前記電子装置で、偏波調整畳み込み(PAC)符号で符号化されたチャネルを受信するステップと、
復号化されたコードワードを生成するステップと、を有し、
前記復号化されたコードワードは、前記電子装置によって、復号化ツリーを介して前記チャネル上で実行された簡略化された逐次消去リスト(SSCL)復号化に少なくとも部分的に基づいて生成され、
前記復号化ツリーは、畳み込み符号(CC)状態入力及びチャネルベクトル入力を用いた所定の処理に基づいて候補コードワード出力を生成するノードを含み、
前記ノードのサブツリーは、未処理のままであることを特徴とする方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ノードは、レート0ノードからなり、
前記サブツリーの各リーフノードは、0値ビットからなり、
前記候補コードワード出力は、前記SSCL復号化におけるリストの各メンバーに対する定数コードワードからなることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ノードは、反復ノードからなり、
前記サブツリーの最後のリーフノードは、1値ビットからなり、
前記サブツリーの残りのリーフノードは、0値ビットからなり、
前記候補コードワード出力は、前記SSCL復号化におけるリストの各メンバーに対する2つの定数コードワードのうちの一つからなることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ノードは、レート1ノードからなり、
前記サブツリーの各リーフノードは、1値ビットからなり、
前記候補コードワード出力は、CCコードワードからの情報キャリアベクトルの決定に基づいて生成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
候補コードワード出力は、非線形コードに基づくことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ノードは、単一パリティチェック(SPC)ノードからなり、
前記サブツリーの第1のリーフノードは、0値ビットからなり、
前記サブツリーの残りのリーフノードは、1値ビットからなり、
前記候補コードワード出力は、最小尤度比(LLR)スクランブルとCCコードワードからの情報キャリアベクトルの決定とに基づいて生成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記候補コードワード出力は、SPCコードブックに基づいて生成されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ノードの異なる長さに対して逆CC符号化を適用するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ノードは、CC状態出力、情報キャリアベクトル、及び情報キャリアベクトルに対応するCCコードワードを更に生成することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記SSCL復号化は、並列逐次消去(SC)デコーダで遂行され、
第1のリストが情報キャリアベクトルに対して保持され、第2のリストがCCコードワードに対して保持されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムに関し、より詳細には、無線通信システムにおけるチャネル符号化方式の改良に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
第5世代(5G)通信システムは、制御チャネルのチャネル符号化方式として、その符号化及び復号化の複雑さが適度であることから、ポーラ符号を採用している。偏波調整畳み込み(PAC:polarization-adjusted convolutional)符号は、新たなポーラ符号化方式として最近提案された。PAC符号はポーラ符号と比較して、ポーラ変換を適用する前にレート1の畳み込み符号(CC:convolutional code)を用いてデータを符号化する。CCエンコーダへの入力は、情報キャリアベクトル、エンコーダの状態、生成多項式を含む。CCエンコーダからの出力は、CCコードワード及び更新された状態ベクトルを含む。
【0003】
逐次消去(SC:successive cancellation)は、最も一般的なポーラ符号の復号化アルゴリズムの一つである。SC復号化は復号化ツリー上で動作し、このツリーでは各ノードが特定の情報集合を有する構成要素符号に対応する。SCリスト(SCL:SC list)復号化には、情報ビットで相互に作用するいくつかの並列SCデコーダが含まれる。SC復号化とは異なり、SCL復号化では2つの候補が考慮される。更に、SCL復号化では、リストサイズ又は並列SCデコーダの数を拡張したり、切り詰めたりする。PAC SCL復号化はポーラSCL復号化に似ているが、PAC SCL復号化では、2つのリストが保持され、各リストメンバーに対してCC状態及びエンコーダ状態が格納されるという点でポーラSCL復号化とは異なる。
【0004】
ポーラ符号の簡略化されたSC/SCL(SSC:simplified SC/SSCL;simplified SCL)復号化では、復号化ツリーの特殊ノードにおいて、その特殊ノードのサブツリーを処理することなく復号化結果が得られる。これにより、ノードの種類に応じて復号化レイテンシーが短縮される。特殊ノードには、レート0ノード、繰り返しノード、レート1ノード、単一パリティチェック(SPC:single parity check)ノードが含まれる。レート0ノードは、全てフローズンビット又は0値ビットのリーフノードを有するノードとして定義される。繰り返しノードは、情報又は1値ビットを含む最後のリーフノードを除いて、フローズンリーフノードを有するノードとして定義される。レート1ノードは、全てのリーフノードが情報又は1値ビットを含むノードとして定義される。SPCノードは、フローズンビット又は0値ビットである最初のリーフノードを除いて、情報を含むリーフノードを有するノードとして定義される。
【0005】
上記のアプローチの問題点の一つは、CC符号化のために、PAC符号に特殊ノード復号化を適用できないことである。例えば、特殊ノード復号化がPAC符号に適用された場合、レート0ノードの出力は全て0とはならず、繰り返しノードの出力は全て0又は全て1とはならず、レート1ノードは特別な処理を必要とする非線形符号となり、SPCノードの出力はSPCコードブックからのものとはならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2022/070043号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、偏波調整畳み込み(PAC)符号の簡略化された逐次消去リスト(SSCL)復号化方法及びそれを実行する電子装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
具体的には、CC符号化の影響を考慮し、ノードレベルで特殊ノードを処理するための方法が提供される。レート0ノードの出力は、各リストメンバーに対する定数コードワードである。繰り返しノードの出力は、各リストメンバーに対する2つの定数コードワードのうちの一つである。レート1ノードの出力は、ポーラ符号で利用可能な技術で復号化される。SPCノードを復号化するための最小尤度比(LLR:least likelihood ratio)スクランブル手法が提供される。また、特殊ノード長全体に対して、低い複雑度で逆CC符号化を実装する方法も提供される。
【0009】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による電子装置の実行方法は、前記電子装置で、偏波調整畳み込み(PAC)符号で符号化されたチャネルを受信するステップと、復号化されたコードワードを生成するステップと、を有し、前記復号化されたコードワードは、前記電子装置によって、復号化ツリーを介して前記チャネル上で実行された簡略化された逐次消去リスト(SSCL)復号化に少なくとも部分的に基づいて生成され、前記復号化ツリーは、畳み込み符号(CC)状態入力及びチャネルベクトル入力を用いた所定の処理に基づいて候補コードワード出力を生成するノードを含み、前記ノードのサブツリーは、未処理のままである。
【0010】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による電子装置は、偏波調整畳み込み(PAC)符号で符号化されたチャネルを受信するように構成された受信機と、復号化されたコードワードを生成するように構成されたデコーダと、を備え、前記復号化されたコードワードは、復号化ツリーを介してチャネル上で実行された簡略化された逐次消去リスト(SSCL)復号化に少なくとも部分的に基づいて生成され、前記復号化ツリーは、畳み込み符号(CC)状態入力及びチャネルベクトル入力を用いた所定の処理に基づいて候補コードワード出力を生成するノードを含み、前記ノードのサブツリーは、未処理のままである。
(【0011】以降は省略されています)
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